雪対策カーポートの「費用相場」は?1台・2台・3台用、信州でのリアルな施工価格
「カーポートに100万円もかけるなんて…」
そう思う気持ち、痛いほど分かります。しかし、信州の重い雪から愛車を守り、毎朝の氷削りや雪下ろしから解放されるための「必要経費」と考えてください。
ホームセンターで売られているポリカ屋根の格安カーポート(10〜20万円)とはモノが違います。
ここでは、「スチール折板カーポート(積雪50cm〜100cm対応)」を基準に、「本体価格+標準工事費」を含めた相場をお伝えします。
目次
1. 【サイズ別】 費用相場一覧表
長野県内で一般的に選ばれているグレード(耐積雪100cmクラス)での目安です。
| サイズ | 収容台数 | 費用相場(材工共) | 特徴 |
| 1台用 | 車1台 | 45万 〜 70万円 | 意外と割高。柱は4本が基本。 |
| 2台用 | 車2台 | 70万 〜 120万円 | 一番人気。 コスパが良い。 |
| 3台用 | 車3台 | 120万 〜 180万円 | 柱が増える(6〜8本)。梁も極太に。 |
※メーカー(LIXIL、YKK AP、三協アルミなど)や、設置場所の状況により変動します。
※土間コンクリート工事(地面をコンクリートにする費用)は含まれていません。
2. なぜそんなに高い?価格が決まる3つの要素
「ただの屋根なのに、どうしてこんなにするの?」
その理由は、雪国のカーポートならではの構造にあります。
① 「鉄」の塊である
屋根材(折板)は厚い鋼鉄の板です。柱や梁も、ビルの鉄骨のように太く頑丈です。
一般的なポリカカーポートとは、材料費(原価)の時点で3倍〜4倍の差があります。
② 「基礎」が巨大
雪の重み(数トン)を支えるため、柱を埋める穴を深く掘り、大量のコンクリートを流し込んで基礎を作ります。
この基礎工事の手間と材料費が、工事費を押し上げます。
③ 「強度ランク」による差
同じ2台用でも、耐積雪強度によって金額が変わります。
- 積雪50cm対応: 約 70万〜90万円
- 積雪100cm対応: 約 90万〜110万円
- 積雪150cm対応: 約 110万〜140万円(柱が6本〜8本に増えるため)
3. 「2台用」が最もコスパが良い理由
1台用が50万円前後なのに対し、2台用は80万円前後からあります。
「倍の値段」にはなりません。
- 理由: 1台用でも2台用でも、柱の本数(基本4本)や、工事にかかる手間(職人の拘束時間・重機の手配)はそれほど変わらないからです。
【プロのアドバイス】
敷地に余裕があるなら、車が1台しかなくても「2台用」を建てることを強くお勧めします。
空いたスペースは、自転車置き場、タイヤの保管場所、雪かき道具置き場として、信州の冬には重宝するからです。
4. 忘れちゃいけない「追加オプション」費用
本体工事以外にかかる費用も予算に入れておきましょう。
- 土間コンクリート工事: 約 20万〜40万円(2台分)地面が土や砂利の場合、コンクリートにする費用です。
- サイドパネル(横壁): 約 10万〜20万円(一面)横からの吹雪を防ぐパネルです。隣家への雪の吹き込み防止にもなります。
- 採光ポリカ(明かり取り): 数万円プラス金属屋根は下が暗くなるため、屋根の一部を透明なポリカ折板にするオプションです。リビングの前に設置する場合は必須級です。
5. 少しでも安く抑えるコツ
「100万円は厳しい…」という方へ、品質を落とさずにコストダウンする方法です。
- 「セットバック」を減らす敷地の奥に設置するほど、搬入の手間がかかり工事費が上がります。道路近くに設置すれば安く済みます。
- 「既製サイズ」を選ぶ敷地に合わせて屋根をカットしたり、台形に加工したりすると、加工費(数万円〜)がかかります。メーカーの規格サイズそのままで入るように配置しましょう。
- 閑散期(夏)を狙う冬の直前(10月〜12月)は注文が殺到し、値引きも渋くなります。逆に真夏などの閑散期に見積もりを取ると、少し安くなる可能性があります。
まとめ:10年使えば「月8,000円」の保険
- 1台用: 50万円〜
- 2台用: 80万円〜(おすすめ!)
- 3台用: 130万円〜
決して安い買い物ではありません。
しかし、カーポートがあれば、雪の日の朝に30分早起きして車の雪下ろしをする必要がなくなります。
フロントガラスが凍って出発できないイライラもなくなります。
「毎朝の30分」と「愛車の安全」を買うと考えれば、10年で元が取れる投資だと思いませんか?
まずは、ご自宅の敷地にどのサイズが入るのか、無料見積もりを取ってみることから始めましょう。