公的データで見る
川上村の家づくりデータ 標高・冬の気温・凍結深度、土地の価格、災害リスク
川上村の要点
- 川上村役場の標高は1185m。冬の最低気温は10年平均-20.5℃(野辺山観測所)。
- 住宅地の価格は地価調査の1か所の地点で、1㎡あたり9,250円。
- 洪水の浸水想定区域が村の面積の約2.7%(約5.7km²)にあります(国のデータ)。土砂災害警戒区域は68か所(国のデータ)。
川上村の土地の価格(住宅地の地価)
地価調査
9,250円
2026年7月1日時点
住宅地1地点の価格
地価調査の住宅地の地点は1か所で、2026年の価格は1㎡あたり9,250円(1坪あたり約3.1万円)です。村全体の相場ではなく、その地点の価格です。
川上村には地価公示の住宅地の地点がないため、地価調査の地点で見ています。
補足:国に報告された取引の価格
2021〜2025年に国土交通省のアンケートで報告された宅地の取引のうち、家を建てる土地に近い取引(面積100〜1,000㎡の住宅地など)は7件で、1㎡あたりの中央値は8,500円です。同じように絞った中古の一戸建て(土地と建物)は9件で、延床面積1㎡あたりの中央値は55,000円です(土地の価格を含む)。
※ 1坪あたりは1㎡あたりの価格に3.30578を掛けた概算。地価公示・地価調査は、選ばれた地点の価格です。
出典
川上村の災害リスク(洪水・土砂災害)
洪水
国のデータ(国土数値情報)では、想定最大規模の洪水で浸水が想定される区域が、村の面積の約2.7%(約5.7km²)にあります。
土地が区域に入るか、どのくらいの深さになるかは、川上村のハザードマップで確認してください。
土砂災害
土砂災害警戒区域
68か所
土砂災害特別警戒区域
58か所
急傾斜地崩壊危険区域
5か所
国のデータでは、土砂災害警戒区域が68か所、そのうち特別警戒区域が58か所あります(急傾斜地の崩壊・土石流・地すべり)。
このほか国のデータには、急傾斜地崩壊危険区域5か所が載っています。
地すべり防止区域・災害危険区域・大規模盛土造成地は、国のデータには含まれていません。指定の有無は市町村の窓口でご確認ください。
国のデータは、県内のすべての区域を網羅しているわけではなく、区域の位置も概略です。土地が区域に入るかは、長野県(建設事務所)や川上村の資料で確かめてください。
液状化
液状化の傾向は、国のハザードマップで確認できます。
※ 洪水の面積と割合は、国のデータに載っている川の区域を市町村の境界で集計した概算です(載っていない川の区域は含みません)。区域の数は国のデータ(国土数値情報)を市町村の境界で集計したもの。区域は重なることがあります。
出典
川上村の標高と気候(冬の気温・積雪・凍結深度)
川上村には気温の観測所がないため、隣の南牧村にある野辺山観測所(標高1,350m、役場から直線で約10.1km)の数字を使っています。年平均気温は8℃台、年の最低気温は平均で-20℃前後です。役場は観測所より約165m低く、実際の気温は数字より高めになることがあります。寒さと凍結への備えが、家づくりの中心になる土地です。
数字で見る川上村の気候(2016〜2025年)
川上村の中に気温の観測所がないため、南牧村にある観測所「野辺山」の数字を載せています。
-
年の最低気温
-20.5℃
野辺山観測所(南牧村、役場より約165m高い)の値。10年平均。いちばん低かった年は-25.1℃(2016年)
年の最低気温(℃) 年ごとの値 10年平均 -20.5℃
年ごとの値を表で見る
2016年 -25.1℃ 2017年 -21.0℃ 2018年 -22.8℃ 2019年 -19.3℃ 2020年 -19.4℃ 2021年 -16.1℃ 2022年 -22.3℃ 2023年 -20.7℃ 2024年 -19.5℃ 2025年 -18.9℃ -
猛暑日(35℃以上)
0日
野辺山観測所(南牧村、役場より約165m高い)の値。10年間なし。真夏日は年平均1.1日
真夏日(30℃以上)の日数(日) 年ごとの値 10年平均 1.1日
年ごとの値を表で見る
2016年 0日 2017年 0日 2018年 1日 2019年 0日 2020年 1日 2021年 0日 2022年 2日 2023年 1日 2024年 4日 2025年 2日 -
垂直積雪量(建築の基準)
65cm
川上村役場の地点の値
観測所: 野辺山(アメダス、標高1350m、南佐久郡南牧村野辺山)。川上村役場(標高約1185m)から直線で約10.1km。 出典: 気象庁ホームページ「過去の気象データ検索」の年ごとの値をもとに、「信州 家と庭」が集計して作成。
川上村で家を建てる・直すときに検討したいこと
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断熱と暖房を、間取りと同じ時期に決める
年平均気温は8.2℃、冬日は年平均158.9日、日中も氷点下のままの真冬日は年平均27.1日あります。これは隣の南牧村にある野辺山観測所の数字です。川上村役場(標高約1,185m)は観測所より約165m低く、標高が低いぶん、実際の気温は観測所の数字より高めになることがあります。
だから、断熱は国の基準(等級4)や等級5で決めてしまわず、等級6・7まで見積もりを取って、暖房費と合わせて比べる価値があります。窓の仕様(樹脂サッシ・トリプルガラスなど)と暖房の方式は、間取りと同じ時期に決めておきたい点です。既存の家なら、窓と床まわりの断熱改修から検討することをおすすめします。
-
水道は「氷点下20℃まで下がる朝がある」前提で守る
年の最低気温は10年平均で-20.5℃、いちばん低かった年は-25.1℃(2016年)です。10年のうち5年で-20℃以下になり、いちばん下がらなかった年でも-16.1℃(2021年)でした。
だから、配管を室内側に通す・凍結防止ヒーターを付ける・水抜き栓を使いやすい位置に置く、といった点を見積もりの段階で確認しておく価値があります。留守にする期間がある家では、水抜きの手順と、頼める業者を先に決めておくと安心です。
川上村の凍結深度や水道管の埋設深さは、公式の資料で数値を確認できませんでした。基礎の深さは設計者に、給排水管の埋設深さは水道事業者に確認してください。
留守にする期間がある家は、水抜きの手順と頼める業者を、先に決めておくと安心です。
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日照の長さを、冬の日差しと発電に活かす
年間日照時間は平均2,115時間です(9年分の平均。アメダスの日照時間は観測方法が2021年に変わったため、目安の数字です)。年降水量は平均1,458mmです。
だから、冬の日差しを部屋に取り込む南面の窓と、太陽光発電を検討する価値があります。近くに雪の観測所がなく、パネルに雪が載る期間は数字で示せないので、発電量の試算は、地元で設置した実績のある業者に冬の分を見込んで出してもらうことをおすすめします。
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カーポートと物置は、垂直積雪量65cmを出発点に選ぶ
川上村は雪の観測値を載せていないので、雪への備えは、建築の基準になる垂直積雪量で考えます。これは観測された積雪ではなく、設計に使う値です。長野県の算式に敷地の標高を入れて求め、川上村役場の標高での値は65cmです(長野県「垂直積雪量算出シート」)。
だから、カーポートや物置は、この値に見合う積雪強度のものを選ぶことをおすすめします。敷地と役場の標高の差が50m以内なら役場の値を使い、それより離れると敷地の標高で計算します。標高が上がるほど値は大きくなり、1m以上になる敷地は多雪区域の扱いになるので、敷地の値を工務店に出してもらうと安心です。垂直積雪量の値は、2026年10月8日に確認したものです。
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夏は涼しいが、エアコンを付けられる用意はしておく
猛暑日は10年間で一度もなく、真夏日も年平均1.1日(いちばん多い年で4日)です。役場など標高の低い地区では、暑い日がこれより多くなることがあります。一方、夏日は2016〜2020年の平均39.2日に対して、2021〜2025年は57.6日でした。
だから、冷房の負担は県内の他の地域より小さく見込めますが、「エアコンは要らない」と決めてしまわず、あとから付けられるように配管の穴と電源だけでも用意しておく価値があります。
川上村の建築の基準(垂直積雪量・凍結深度)
- 垂直積雪量
- 65cm
-
川上村役場の地点の値
建築基準法にもとづく設計用の積雪の深さです。観測された最深積雪とは別の値です。
決め方: 算式/定めているところ: 長野県(建築基準法施行細則第9条第2項・別表第1)
多雪区域: 役場地点は多雪区域ではない(100cm未満)。標高が上がって算式の値が1m以上になる敷地は多雪区域
- 凍結深度(建築)
- 県の定めなし
-
長野県は建築基準法上の凍結深度を定めておらず、設計者の判断になります。川上村独自の値は、公開されている資料では確認できていません。基礎の深さは設計者に、給排水管の埋設深さは水道事業者にご確認ください。
- 省エネ地域区分
- 2地域
-
断熱性能の基準になる区分です。数字が小さいほど寒冷で、求められる断熱性能が高くなります。
※ 垂直積雪量・凍結深度は、敷地の場所と標高で変わります。計画の前に、市町村・建設事務所・水道事業者に必ずご確認ください。 (公式の資料を2026年10月8日に確認) 垂直積雪量の求め方: 長野県「構造計算における各基準値について」 垂直積雪量(役場の地点の値): 長野県「垂直積雪量算出シート」
この10年の変化で言えること
年ごとの値 10年平均 8.2℃
年ごとの値を表で見る
| 2016年 | 8.1℃ |
|---|---|
| 2017年 | 7.1℃ |
| 2018年 | 8.1℃ |
| 2019年 | 7.9℃ |
| 2020年 | 8.1℃ |
| 2021年 | 8.1℃ |
| 2022年 | 7.8℃ |
| 2023年 | 8.8℃ |
| 2024年 | 9.0℃ |
| 2025年 | 8.7℃ |
年ごとの値 10年平均 48.4日
年ごとの値を表で見る
| 2016年 | 34日 |
|---|---|
| 2017年 | 40日 |
| 2018年 | 48日 |
| 2019年 | 37日 |
| 2020年 | 37日 |
| 2021年 | 33日 |
| 2022年 | 43日 |
| 2023年 | 68日 |
| 2024年 | 68日 |
| 2025年 | 76日 |
- 夏日は2023〜2025年に3年続けて68日以上。 それ以前の7年はすべて48日以下でした。ただし10年間だけでは、長い目での傾向とまでは言い切れません。
- 年平均気温は2023〜2025年が上位3年(8.8℃・9.0℃・8.7℃)。それでも猛暑日は10年間ありません。
- 真冬日は、前半も後半も年平均27日ほど。 2016〜2020年の平均は27.0日、2021〜2025年は27.2日で、14日(2020年)から37日(2017年・2018年)まで年による差があります。
- 年の最低気温は年による差が大きい。 -25.1℃(2016年)から-16.1℃(2021年)まで開きがあります。後半の5年(平均-19.5℃)のほうが前半(-21.5℃)より高いものの、傾向とまでは言い切れません。
真冬日は、前半の5年も後半の5年も、年平均27日ほどです。
10年分の数字をすべて見る 気温・降水量・日照の12項目
| 項目 | 2016〜2025年の平均 | 少ない年〜多い年 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 年平均気温 | 8.2℃ | 7.1(2017年)〜9.0(2024年) | |
| 年の最高気温 | 10年平均 30.2℃/いちばん高かった年 30.8℃(2020年) | 28.9(2017年)〜30.8(2020年) | |
| 年の最低気温 | 10年平均 -20.5℃/いちばん低かった年 -25.1℃(2016年) | -25.1(2016年)〜-16.1(2021年) | |
| 冬日(最低気温が0℃未満の日) | 158.9日 | 142(2024年)〜170(2021年) | |
| 真冬日(最高気温が0℃未満の日) | 27.1日 | 14(2020年)〜37(2017年) | |
| 夏日(最高気温が25℃以上の日) | 48.4日 | 33(2021年)〜76(2025年) | |
| 真夏日(最高気温が30℃以上の日) | 1.1日 | 0(2016年)〜4(2024年) | |
| 猛暑日(最高気温が35℃以上の日) | 0.0日 | どの年も 0 | |
| 最低気温が25℃以上の日(熱帯夜の目安) | 0.0日 | どの年も 0 | |
| 年降水量 | 1458mm | 1190(2017年)〜1708(2021年) | |
| 年間日照時間 | 2115時間 | 1957(2024年)〜2310(2023年) | 9年分の平均(2021年を除く)。2021年3月から推計値に変わったため目安 |
| 年平均湿度 | なし | なし |
※ 役場のあたりに当てはまる雪の観測所がないため、雪の観測値は載せていません。雪への備えは、下の垂直積雪量(建築の基準)をご覧ください。
出典: 気象庁ホームページ「過去の気象データ検索」の年ごとの値をもとに、「信州 家と庭」が集計して作成。 (観測所「野辺山」の年ごとの値) データの更新日: 2026年10月8日
川上村の住まいの状況(持ち家・空き家・新築)
持ち家の世帯の割合
88.3%
2020年国勢調査
居住専用住宅の新築
計44棟
2020〜2024年の着工
住宅に住む世帯のうち、持ち家の世帯は88.3%です(2020年国勢調査)。
2020〜2024年に着工した居住専用住宅は、5年間で計44棟です(建築着工統計)。
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データについて
- 空き家率と建てられた時期は、住宅・土地統計調査の市町村別の集計が市と人口1万5千人以上の町村だけのため、載せていません。
- 数字は、国や県が公表しているデータを、信州 家と庭が市町村ごとに集計・加工したものです。データの時点と取得日は項目ごとに書いています。
- 災害の区域や基準は、土地の場所によって変わります。計画の前に、市町村・県の建設事務所・水道事業者などで必ず確かめてください。
- このサービスは、政府統計総合窓口(e-Stat)のAPI機能を使用していますが、サービスの内容は国によって保証されたものではありません。
データの取得日(最新): 2026年10月15日