公的データで見る
原村の家づくりデータ 標高・冬の気温・凍結深度、土地の価格、災害リスク
原村の要点
- 原村役場の標高は1004m。冬の最低気温は10年平均-13.6℃(原村観測所)。
- 住宅地の価格は地価調査の1か所の地点で、1㎡あたり15,400円。
- 洪水の浸水想定区域は原村のハザードマップで確認できます。土砂災害警戒区域は2か所(国のデータ)。
原村の土地の価格(住宅地の地価)
地価調査
15,400円
2026年7月1日時点
住宅地1地点の価格
地価調査の住宅地の地点は1か所で、2026年の価格は1㎡あたり15,400円(1坪あたり約5.1万円)です。村全体の相場ではなく、その地点の価格です。
原村には地価公示の住宅地の地点がないため、地価調査の地点で見ています。
補足:国に報告された取引の価格
2021〜2025年に国土交通省のアンケートで報告された宅地の取引のうち、家を建てる土地に近い取引(面積100〜1,000㎡の住宅地など)は65件で、1㎡あたりの中央値は8,900円です。同じように絞った中古の一戸建て(土地と建物)は29件で、延床面積1㎡あたりの中央値は142,857円です(土地の価格を含む)。
※ 1坪あたりは1㎡あたりの価格に3.30578を掛けた概算。地価公示・地価調査は、選ばれた地点の価格です。
出典
原村の災害リスク(洪水・土砂災害)
洪水
国のデータ(国土数値情報)には、原村の洪水浸水想定区域は含まれていません。調査の対象になっていない川がある可能性があります。
原村のハザードマップには、浸水が想定される区域が載っています。土地が区域に入るかは、マップで確認してください。
土砂災害
土砂災害警戒区域
2か所
土砂災害特別警戒区域
2か所
国のデータでは、土砂災害警戒区域が2か所、そのうち特別警戒区域が2か所あります(急傾斜地の崩壊・土石流)。
急傾斜地崩壊危険区域・地すべり防止区域・災害危険区域・大規模盛土造成地は、国のデータには含まれていません。指定の有無は市町村の窓口でご確認ください。
国のデータは、県内のすべての区域を網羅しているわけではなく、区域の位置も概略です。土地が区域に入るかは、長野県(建設事務所)や原村の資料で確かめてください。
液状化
液状化の傾向は、国のハザードマップで確認できます。
※ 洪水の面積と割合は、国のデータに載っている川の区域を市町村の境界で集計した概算です(載っていない川の区域は含みません)。区域の数は国のデータ(国土数値情報)を市町村の境界で集計したもの。区域は重なることがあります。
出典
原村の標高と気候(冬の気温・積雪・凍結深度)
原村は、役場の標高が約1,004mあり、年平均気温は10℃台、1年の3分の1以上の日で朝の気温が氷点下になります。年の最低気温は毎年-11℃を下回るので、水道の凍結と寒さへの備えが家づくりの中心です。晴れの日が多く、夏に35℃以上の日はこの10年ありません。
数字で見る原村の気候(2016〜2025年)
-
年の最低気温
-13.6℃
10年平均。いちばん低かった年は-16.9℃(2016年)
年の最低気温(℃) 年ごとの値 10年平均 -13.6℃
年ごとの値を表で見る
2016年 -16.9℃ 2017年 -14.7℃ 2018年 -15.0℃ 2019年 -12.7℃ 2020年 -13.1℃ 2021年 -11.1℃ 2022年 -13.8℃ 2023年 -13.7℃ 2024年 -12.1℃ 2025年 -13.0℃ -
猛暑日(35℃以上)
0日
10年間なし。真夏日は年平均26.3日
真夏日(30℃以上)の日数(日) 年ごとの値 10年平均 26.3日
年ごとの値を表で見る
2016年 11日 2017年 14日 2018年 32日 2019年 18日 2020年 24日 2021年 18日 2022年 17日 2023年 38日 2024年 39日 2025年 52日 -
垂直積雪量(建築の基準)
73cm
原村役場の地点の値
観測所: 原村(アメダス、標高1017m、諏訪郡原村向坂上)。原村役場(標高約1004m)から直線で約0.7km。 出典: 気象庁ホームページ「過去の気象データ検索」の年ごとの値をもとに、「信州 家と庭」が集計して作成。
原村で家を建てる・直すときに検討したいこと
-
水道管は宅地内で80cm以上。凍結を前提に配管を計画する
年の最低気温は10年平均で-13.6℃、いちばん低かった年は-16.9℃(2016年)です。10年間のすべての年で-11℃を下回りました。
だから、配管を室内側に通すこと、凍結防止ヒーター、水抜き栓の位置と使いやすさを、設計の段階で決めておく価値があります。原村は、給水管を宅地内に埋める深さを80cm以上(上里横道線以東の宅地内は100cm以上)と定めています(原村給水条例施行規則 第9条、2026年10月8日確認)。留守にする期間がある家では、水抜きの手順を先に決めておくと安心です。建物の基礎の深さは、設計者に確認してください。
-
断熱と暖房の方式を、間取りと同じ時期に決める
冬日は年平均134.0日で、少ない年でも124日ありました。日中も氷点下のままの真冬日は年平均8.8日で、2022年は20日ありました。年平均気温は10.3℃です。
だから、断熱は国の基準(等級4)や等級5で決めてしまわず、等級6まで見積もりを取って比べておきたいところです。暖房を何でまかなうか(エアコン、床暖房、薪ストーブなど)で、間取りや煙突・配管の位置が変わるので、間取りと同じ時期に決めておくことをおすすめします。既存の家なら、窓と床まわりの断熱改修から検討するとよいでしょう。
暖房を何でまかなうかは、間取りと同じ時期に決めておくのがおすすめです。
-
晴れの多さを、冬の日差しの取り込みに使う
年間日照時間は平均2,240時間です(9年分の平均。観測方法が2021年に変わったため、目安の数字です)。
だから、冬の日中に日差しが入る南面の窓と、その前に影を落とすもの(隣の建物、木立)がないかを、土地選びと配置の段階で確かめておくと安心です。太陽光発電も検討に値しますが、屋根に雪が残る日を見込んで試算してもらうことをおすすめします。
-
猛暑日はない。ただ、30℃を超える日は年によって大きく違う
猛暑日と、最低気温が25℃以上の日は、10年間で一度もありません。真夏日は年平均26.3日で、いちばん少ない年は11日(2016年)、いちばん多い年は52日(2025年)でした。10年間の最高気温は34.3℃(2025年)です。
だから、冷房の負担は小さく見込めますが、冷房なしと決めてしまわず、あとから付けられるように配管の穴と電源を用意しておく価値があります。西日の当たる窓には、すだれやひさしを付けられるようにしておくと安心です。
-
雪の観測値はないので、垂直積雪量の73cmから考える
原村の近くには雪を観測している観測所がなく、積もる深さの観測値を示せません。雪への備えは、建築の基準になる垂直積雪量で考えます。これは観測値ではなく設計用の値で、原村役場の標高では73cmです(長野県の算出シート、2026年10月8日確認)。
だから、カーポートや物置は、この値に見合う積雪強度かどうかを確認することをおすすめします。役場より標高の高い敷地では、県の算式に標高を入れて求めるので、値が大きくなります。真冬日がある土地なので、積もった雪が解けずに残ることも見込んで、玄関までのアプローチと駐車場の日当たり・勾配を検討しておくと安心です。
役場より標高の高い敷地では、垂直積雪量の値が大きくなります。
寒さや雪に合わせた家づくりは、原村の新築・リフォーム業者に相談できます。 原村の新築・リフォーム業者4社
原村の建築の基準(垂直積雪量・凍結深度)
- 垂直積雪量
- 73cm
-
原村役場の地点の値
建築基準法にもとづく設計用の積雪の深さです。観測された最深積雪とは別の値です。
決め方: 算式/定めているところ: 長野県(建築基準法施行細則第9条第2項・別表第1)
多雪区域: 役場地点は多雪区域ではない(100cm未満)。標高が上がって算式の値が1m以上になる敷地は多雪区域
- 凍結深度(建築)
- 県の定めなし
-
長野県は建築基準法上の凍結深度を定めておらず、設計者の判断になります。原村独自の値は、公開されている資料では確認できていません。基礎の深さは設計者にご確認ください。
- 省エネ地域区分
- 3地域
-
断熱性能の基準になる区分です。数字が小さいほど寒冷で、求められる断熱性能が高くなります。
※ 垂直積雪量・凍結深度は、敷地の場所と標高で変わります。計画の前に、市町村・建設事務所・水道事業者に必ずご確認ください。 (公式の資料を2026年10月8日に確認) 垂直積雪量の求め方: 長野県「構造計算における各基準値について」 垂直積雪量の算出シート: 長野県の垂直積雪量の算出シート(Excel) 水道管の埋設深さ: 原村給水条例施行規則 第9条
この10年の変化で言えること
年ごとの値 10年平均 10.3℃
年ごとの値を表で見る
| 2016年 | 10.2℃ |
|---|---|
| 2017年 | 9.2℃ |
| 2018年 | 10.4℃ |
| 2019年 | 10.1℃ |
| 2020年 | 10.4℃ |
| 2021年 | 10.2℃ |
| 2022年 | 10.0℃ |
| 2023年 | 10.9℃ |
| 2024年 | 11.2℃ |
| 2025年 | 10.8℃ |
年ごとの値 10年平均 85.5日
年ごとの値を表で見る
| 2016年 | 87日 |
|---|---|
| 2017年 | 79日 |
| 2018年 | 91日 |
| 2019年 | 72日 |
| 2020年 | 84日 |
| 2021年 | 68日 |
| 2022年 | 84日 |
| 2023年 | 96日 |
| 2024年 | 97日 |
| 2025年 | 97日 |
- 真夏日は2023〜2025年に多い年が続いた。 38日・39日・52日で、それ以前の7年はすべて32日以下でした。前半5年の平均は19.8日、後半5年は32.8日です。ただし10年間だけでは、長い目での傾向とまでは言い切れません。
- 冬日は毎年124日以上。 前半5年の平均は138.8日、後半5年は129.2日でやや少ないものの、寒さへの備えが要らなくなったとは言えません。
- 真冬日は年による差が大きい。 3日(2019年・2020年)から20日(2022年)まであり、増減の傾向は読み取れません。
- 年平均気温は2024年が10年で最も高い(11.2℃)。最も低かったのは2017年(9.2℃)です。
冬日は毎年124日以上。寒さへの備えが要らなくなったとは言えません。
10年分の数字をすべて見る 気温・降水量・日照の12項目
| 項目 | 2016〜2025年の平均 | 少ない年〜多い年 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 年平均気温 | 10.3℃ | 9.2(2017年)〜11.2(2024年) | |
| 年の最高気温 | 10年平均 33.2℃/いちばん高かった年 34.3℃(2025年) | 31.3(2017年)〜34.3(2025年) | |
| 年の最低気温 | 10年平均 -13.6℃/いちばん低かった年 -16.9℃(2016年) | -16.9(2016年)〜-11.1(2021年) | |
| 冬日(最低気温が0℃未満の日) | 134.0日 | 124(2018年)〜155(2017年) | |
| 真冬日(最高気温が0℃未満の日) | 8.8日 | 3(2019年)〜20(2022年) | |
| 夏日(最高気温が25℃以上の日) | 85.5日 | 68(2021年)〜97(2024年) | |
| 真夏日(最高気温が30℃以上の日) | 26.3日 | 11(2016年)〜52(2025年) | |
| 猛暑日(最高気温が35℃以上の日) | 0.0日 | どの年も 0 | |
| 最低気温が25℃以上の日(熱帯夜の目安) | 0.0日 | どの年も 0 | |
| 年降水量 | 1290mm | 928(2025年)〜1491(2024年) | |
| 年間日照時間 | 2240時間 | 2139(2024年)〜2470(2023年) | 9年分の平均(2021年を除く)。2021年3月から推計値に変わったため目安 |
| 年平均湿度 | なし | なし |
※ 役場のあたりに当てはまる雪の観測所がないため、雪の観測値は載せていません。雪への備えは、下の垂直積雪量(建築の基準)をご覧ください。
出典: 気象庁ホームページ「過去の気象データ検索」の年ごとの値をもとに、「信州 家と庭」が集計して作成。 (観測所「原村」の年ごとの値) データの更新日: 2026年10月8日
原村の住まいの状況(持ち家・空き家・新築)
持ち家の世帯の割合
91.4%
2020年国勢調査
居住専用住宅の新築
90棟
2024年の着工
住宅に住む世帯のうち、持ち家の世帯は91.4%です(2020年国勢調査)。
2024年に着工した居住専用住宅は90棟で、1棟あたりの床面積の平均は101㎡です(建築着工統計)。
古い住まいの耐震・断熱の見直しは、原村の新築・リフォーム業者に相談できます。 原村の新築・リフォーム業者4社
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データについて
- 空き家率と建てられた時期は、住宅・土地統計調査の市町村別の集計が市と人口1万5千人以上の町村だけのため、載せていません。
- 数字は、国や県が公表しているデータを、信州 家と庭が市町村ごとに集計・加工したものです。データの時点と取得日は項目ごとに書いています。
- 災害の区域や基準は、土地の場所によって変わります。計画の前に、市町村・県の建設事務所・水道事業者などで必ず確かめてください。
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データの取得日(最新): 2026年10月15日