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外壁塗装・屋根の助成金【長野県77市町村】使えるのは29町村のリフォーム補助

外壁塗装・屋根の助成金【長野県77市町村】使えるのは29町村のリフォーム補助

長野県で外壁塗装・屋根の塗り替えだけを対象にした市町村の助成金は、見つかりませんでした。77市町村の公式ページを確かめた結果です(2026年10月7日時点)。長野市・松本市・飯田市は、塗り替えの補助はないと公式ページに書いています。

使える可能性があるのは、町村の住宅リフォームの補助(29町村)です。そのほか、断熱塗装・断熱改修、空き家の改修、屋根の雪対策の補助で、外壁・屋根の工事が対象になるものがあります(24市町村)。この記事では、使える補助の種類と条件をまとめ、77市町村を地区ごとの表にしました。

外壁塗装に使える補助は3種類

補助の種類ある市町村外壁塗装との関係
住宅リフォームの補助(住民ならだれでも)29町村(市は0)修繕・改修が広く対象。塗装が入るかは町村に確かめる
断熱・省エネのリフォームの補助10市町村外壁・屋根の断熱改修が対象。遮熱・断熱塗装を対象にしているのは大町市・富士見町
空き家の改修の補助9市町村空き家バンクの家などの屋根・外壁の改修が対象

このほか、雪の多い5市町村(飯山市・木島平村・野沢温泉村・栄村・白馬村)には、屋根を融雪式・自然落雪式に変える補助があります。屋根の塗り替えは対象ではありませんが、屋根を直すときに検討できます。

市には、だれでも使えるリフォームの補助がない

長野県の19市には、住民ならだれでも使えるリフォームの補助はありませんでした。公式ページの書き方は次のとおりです。

市で外壁・屋根の工事に使えるのは、断熱塗装・防火塗料での塗り替えを対象にする大町市の補助と、空き家の改修の補助(須坂市・中野市)、屋根の雪対策の補助(飯山市)だけです。

町村の住宅リフォームの補助:上限は20万円以下が中心

29町村が、住民の家のリフォームに補助を出しています。24町村は上限(定額のものは額)が20万円以下で、「工事費の10〜25%・上限10万〜20万円」か「定額10万円前後」が中心です。外壁や屋根を対象にはっきり挙げているのは、飯綱町(屋根・外装)、生坂村(外壁)、大桑村(屋根・外壁)、飯島町(屋根・外装の補修)です。ほかの町村も「修繕」「補修」「模様替え」を対象にしているので、外壁塗装が入るかを窓口で確かめてください。

高齢者・障害者向けの住宅改良や、空き家・三世代同居・移住の世帯に限ったものまで含めると、リフォームの補助がある市町村は57あります(長野県77市町村の住宅補助金一覧)。この記事の29町村は、その町村に住む人ならだれでも使えるものだけを数えています。

条件は町村ごとに違いますが、次の4つはほとんどの町村に共通しています。

  • 町村内の業者に頼む:町村内に本店・事業所がある業者、町村に登録した業者などに限られます。上松町・木曽町は、町の木造住宅推進協議会の会員の工事が条件です
  • 工事の前に申し込む:交付が決まる前に契約・着工すると対象外です
  • 工事費の下限がある:工事費10万〜60万円以上など
  • 1回限り:同じ家・同じ人は1回まで、または数年あける決まりの町村が多くあります

外構(塀・門扉・駐車場)や、製品だけの取り替えは対象外にしている町村が多くあります。補助の一部や全部を、町村の商品券で受け取る町村もあります(小海町・松川町・豊丘村・南木曽町など)。

2026年10月7日の時点で、5町村(木島平村・信濃町・飯綱町・長和町・小谷村)は令和8年度の受付を終えていました。予算がなくなると締め切るので、来年度に塗り替えるなら、4〜5月の受付開始に合わせて見積もりを取っておくと間に合いやすくなります。

断熱塗装・断熱改修なら対象になる市町村がある

ふつうの塗り替えは対象にならなくても、家の断熱をよくする工事なら補助が出る市町村があります。

  • 大町市:「屋根・外壁の省エネ性能の向上(断熱化、遮熱・断熱塗装など)」と、「防火性能のある塗料による塗り替え工事」を対象に挙げています。工事費の20%・上限20万円(居住誘導区域は30万円)。市内に本店がある業者の工事で、国の補助と一緒には使えません。9月28日現在の予算の残りは983万円で、予算に達すると締め切ります(大町市のページ、2026年9月29日更新)
  • 富士見町:省エネリフォームの対象に「遮熱塗装」が入っています。1/2・上限10万円で、移住者などには加算があります(富士見町のページ)
  • 外壁・屋根の断熱改修:御代田町・立科町・木祖村・生坂村・池田町・下諏訪町・箕輪町・南箕輪村は、壁や屋根の断熱を対象にした補助があります。断熱材を入れる工事で、塗装だけでは対象になりません

国の「みらいエコ住宅2026事業」のリフォームの補助は、窓・壁などの断熱改修や高効率給湯器などが対象で、対象の工事に塗装は挙がっていません(みらいエコ住宅2026事業)。県の「信州健康ゼロエネ住宅助成金」のリフォームタイプも、壁・屋根・床・天井の断熱改修が対象です(信州健康ゼロエネ住宅助成金)。断熱材の種類と費用は壁・天井の断熱材の比較、県の助成金は信州健康ゼロエネ住宅助成金の記事で解説しています。

空き家を直すなら、屋根・外壁も対象の補助が多い

空き家バンクの家を買う・借りる人や、空き家の持ち主が改修するときの補助は、9市町村(須坂市・中野市・山ノ内町・小海町・佐久穂町・御代田町・王滝村・大桑村・阿智村)で屋根・外壁が対象に入っています。上限は40万〜200万円と、一般のリフォームの補助より高めです。

ただし、移住してから何年以内、空き家バンクに何年登録、持ち主の親族でないこと、などの条件がつきます。山ノ内町は、塗装だけの改修を対象外としています。

屋根の雪対策と点検

  • 屋根の克雪化:飯山市・木島平村・野沢温泉村・栄村・白馬村は、屋根を融雪式や自然落雪式に変える工事に、工事費の1/5〜1/4・上限60万〜75万円の補助があります(高齢者の世帯などは上乗せ)。費用の目安は無落雪屋根・スノーダクトの費用で紹介しています
  • 瓦屋根の無料点検:飯島町は、令和3年12月31日以前に着工した住宅の瓦屋根を、瓦ぶき技能士が無料で点検しています
  • 耐震改修:屋根を軽い屋根材に葺き替える工事は、耐震改修の補助に入ることがあります(松川村の部分耐震補強は「屋根の軽量化」も対象)。長野県の耐震改修補助金 77市町村一覧にまとめています

補助でいくら戻るか(計算例)

仮に、外壁と屋根の塗り替えの工事費が120万円で、町村の補助の対象になった場合の計算です。実際の額は、補助の対象になる費用(足場代を含むかなど)で変わります。

補助の決まり補助自己負担
20%・上限20万円(青木村・長和町など)20万円100万円
1/10・上限20万円(南木曽町)12万円108万円
1/4・上限80万円(下條村)30万円90万円
定額10万円(南箕輪村・阿智村)10万円110万円
5%か10万円の少ないほう(飯島町)6万円114万円

外壁塗装の費用の目安と塗料の選び方は、外壁塗装の費用と寒冷地の塗料の記事で紹介しています。屋根の工事の種類と費用は屋根のリフォームの費用と時期で解説しています。

77市町村の外壁・屋根に使える補助の一覧

2026年10月7日に、当サイトが市町村の公式ページで確かめた内容です。左の列は、住民ならだれでも使えるリフォームの補助、右の列は、対象に屋根・外壁が書かれているそのほかの補助です。「—」は、公式ページで見つからなかったものです。高齢者・障害者向けの住宅改良の補助は入れていません。申し込む前に、必ず市町村の窓口で、外壁塗装が対象になるかと受付の状況を確かめてください。市町村名から、その市町村の工務店・リフォーム会社の一覧を開けます。

北信(14市町村)

市町村だれでも使える
リフォームの補助
外壁・屋根に関わる
そのほかの補助
長野市——
須坂市—空き家バンクの家の改修(屋根・外壁など):1/2・上限40万円(家財整理の補助を受けていなければ50万円)
中野市—空き家を買った・借りた移住者の改修(屋根・外壁など):2/3・上限80万円(子育て世帯は200万円)
飯山市—屋根の融雪化・自然落雪式への改修:1/4・上限75万円/60万円
令和8年9月30日で受付終了
千曲市——
小布施町——
高山村——
山ノ内町—空き家を使う移住者の改修(屋根・外壁など。塗装だけは対象外):1/2・上限80万円
木島平村1/5・上限10万円(外構は対象外)
令和8年度の通常分は受付終了
屋根の融雪化:1/4・上限75万円/自然落雪型への改修:1/4・上限60万円
野沢温泉村—屋根の融雪化:1/4・上限75万円/自然落雪型への改修:1/4・上限60万円
信濃町20%・上限20万円
令和8年度は募集終了
—
小川村——
飯綱町10%・上限20万円(屋根・外装も対象)
令和8年度は受付終了
—
栄村定額10万円(工事費50万円以上)屋根の融雪化:1/5・上限75万円/自然落雪型への改修:1/5・上限60万円

東信(16市町村)

市町村だれでも使える
リフォームの補助
外壁・屋根に関わる
そのほかの補助
上田市——
小諸市——
佐久市——
東御市——
小海町20%・上限20万円(中学生以下の子がいると25%・25万円。半分は商品券)空き家バンクの家の改修(屋根・外壁・雨どいなど):1/2・上限100万円
川上村——
南牧村——
南相木村50%・上限50万円(工事費10万円以上)—
北相木村25%・上限25万円(工事費10万円以上)—
佐久穂町—空き家の改修(屋根・外壁など):1/2・上限50万円
軽井沢町——
御代田町—断熱リフォーム(屋根・小屋裏・居室の断熱など):1/2・上限50万円
空き家の改修(屋根・外壁など):1/2・上限50万円
立科町—断熱リフォーム(全屋根・居室の全部の壁の断熱など):1/4・上限20万円
受付は令和8年11月6日まで
青木村20%・上限20万円(外構だけ・設備の取り替えだけは対象外)—
長和町20%・上限20万円
令和8年度は受付終了
—
坂城町20%・上限5万円(先着20件)—

中信(19市町村)

市町村だれでも使える
リフォームの補助
外壁・屋根に関わる
そのほかの補助
松本市——
大町市—ゼロカーボンのリフォーム(屋根・外壁の遮熱・断熱塗装、防火塗料での塗り替え、屋根の葺き替えなど):20%・上限20万円(居住誘導区域は30万円)
予算に達すると終了
塩尻市——
安曇野市——
上松町1/10・上限40万円(町の木造住宅推進協議会の会員の工事)—
南木曽町1/10・上限20万円(外構は対象外)—
木祖村—エコ住宅リフォーム(外壁などの断熱改修):1/10・上限20万円
王滝村—空き家バンクの家の改修(屋根・外壁など):1/2・上限75万円
大桑村20%・上限60万円(屋根・外壁も対象。工事費50万円以上)空き家の改修(屋根・外壁など):1/2・上限200万円
木曽町定額20万円(工事費60万円以上。町の木造住宅推進協議会の会員の工事)—
麻績村——
生坂村1割・上限20万円(外壁も対象。子育て・三世代・移住の世帯は上乗せあり)断熱改修(外に接する部分すべて):2/3・上限120万円
申請は令和8年12月末まで
山形村——
朝日村——
筑北村——
池田町—断熱・省エネを含むリフォーム:20%・上限10万円
令和8年12月11日まで
松川村——
白馬村—屋根の克雪化:融雪型1/4・上限75万円/自然落雪型1/4・上限60万円/雪下ろし型2/3・上限20万円
小谷村1/3・上限10万円
令和8年度は受付終了
—

南信(28市町村)

市町村だれでも使える
リフォームの補助
外壁・屋根に関わる
そのほかの補助
岡谷市——
飯田市——
諏訪市——
伊那市——
駒ヶ根市——
茅野市——
下諏訪町—省エネ化リフォーム(外壁・屋根の断熱改修など):1/10・上限20万円
申請は令和9年2月15日まで
富士見町—省エネリフォーム(遮熱塗装・断熱材・窓など):1/2・上限10万円(移住者などは加算あり)
原村——
辰野町定額11万円(工事費30万円以上。外構・製品だけの取り替えは対象外)—
箕輪町—断熱リフォーム(壁・屋根・窓など):1/2・上限15万円
飯島町5%か10万円の少ないほう(屋根・外装の補修も対象。工事費30万円以上)瓦屋根の無料点検(瓦ぶき技能士が点検)
南箕輪村定額10万円(工事費30万円以上。外構・製品だけの取り替えは対象外)断熱リフォーム(居室の屋根・小屋裏・床の断熱など):1/2・上限30万円
中川村——
宮田村10%・上限20万円(建ててから10年以上の家。工事費30万円以上)—
松川町10%・上限10万円(外構は対象外。商品券で交付)—
高森町——
阿南町1/5・上限20万円(外構・製品だけの取り替えは対象外)—
阿智村定額10万円(工事費20万円以上。フェンス・門扉は対象外)空き家バンクの家の改修(屋根・外壁など):1/2・上限75万円
平谷村——
根羽村——
下條村1/4・上限80万円(工事費20万円以上)—
売木村20%・上限20万円(工事費20万円以上)—
天龍村25%・上限20万円(外構・製品だけの取り替えは対象外)
増改築:20%・上限100万円
—
泰阜村3/10・上限20万円(工事費5万円以上)—
喬木村——
豊丘村1/10・上限10万円(商品券で交付)—
大鹿村1/2・上限20万円(工事費20万円以上)—

申し込むときに気をつけること

  • 見積もりの段階で、窓口に相談する:外壁塗装が対象か、足場代や付帯部(雨どい・軒天)の塗装が入るかは、町村によって違います
  • 業者の条件を先に確かめる:町村外の業者に頼むと対象外になる補助がほとんどです。訪問販売の業者と契約する前に確かめましょう
  • ほかの補助と一緒に使えないことがある:国・県の補助と同じ工事では使えない補助が多くあります(大町市・木祖村・阿南町など)
  • 年度内に工事を終える:多くは3月31日までに工事を終え、実績報告を出す決まりです。秋に申し込むときは、年度内に工事が終わる日程か業者と確かめてください

よくある質問

長野市・松本市で外壁塗装に使える補助はありますか

塗り替えそのものへの補助はありません。両市とも公式ページに明記しています。松本市の省エネの補助は窓・ドアの断熱改修などが対象です。空き家を直すときや、耐震改修とあわせるときは、その補助を確かめてください。

別荘の外壁塗装にも使えますか

町村のリフォームの補助は、その町村に住民登録をして住んでいる人の家が対象のものがほとんどです。別荘は対象にならないと考えて、窓口で確かめてください。御代田町の空き家の補助も、別荘を対象外としています。

補助が使えない市町村では、費用をどう抑えればいいですか

屋根と外壁を一度に塗ると、足場を一回で済ませられます。断熱をよくしたいなら、窓の断熱改修を国の補助で行う方法もあります(住宅省エネ2026キャンペーンの予約は遅くとも2026年11月16日まで)。補助の全体は、上で紹介した住宅補助金の一覧の記事で確かめられます。

まとめ

  • 外壁塗装・屋根の塗り替えだけを対象にした市町村の助成金は、長野県では見つからなかった。長野市・松本市・飯田市は「ない」と明記
  • 使える可能性があるのは、29町村の住宅リフォームの補助。24町村は上限20万円以下で、町村内の業者・着工前の申し込みが条件
  • 大町市・富士見町は遮熱・断熱塗装も対象。断熱改修、空き家の改修、屋根の雪対策の補助で屋根・外壁が対象のものもある
  • 予算に達して締め切る町村が多い。見積もりの段階で窓口に相談する

出典:補助は、各市町村の公式ページ(2026年10月7日確認、表のリンク先)。長野市・松本市・飯田市・大町市・みらいエコ住宅2026事業のページは2026年10月29日に確認。