公的データで見る
安曇野市の家づくりデータ 標高・冬の気温・凍結深度、土地の価格、災害リスク
安曇野市の要点
- 安曇野市役所の標高は547m。冬の最低気温は10年平均-11.7℃(穂高観測所)。
- 住宅地の地価は1㎡あたり23,800円(2026年地価公示の中央値)。
- 洪水の浸水想定区域が市の面積の約21%(約69km²)にあります(国のデータ)。土砂災害警戒区域は515か所(国のデータ)。
安曇野市の土地の価格(住宅地の地価)
地価公示
23,800円
2026年1月1日時点
住宅地11地点の中央値
1坪あたり約7.9万円
同じ地点の前年比 +2.3%
地価調査
27,100円
2026年7月1日時点
住宅地10地点の中央値
1坪あたり約9.0万円
同じ地点の前年比 +2.7%
2026年の地価公示(住宅地11地点)の中央値は1㎡あたり23,800円(1坪あたり約7.9万円)、地価調査(住宅地10地点)の中央値は1㎡あたり27,100円(1坪あたり約9.0万円)です。
同じ地点どうしで前の年と比べると、地価公示は+2.3%(3年続けて上昇)、地価調査は+2.7%(3年続けて上昇)です(変動率の中央値)。
補足:国に報告された取引の価格
2021〜2025年に国土交通省のアンケートで報告された宅地の取引のうち、家を建てる土地に近い取引(面積100〜1,000㎡の住宅地など)は514件で、1㎡あたりの中央値は28,000円です。同じように絞った中古の一戸建て(土地と建物)は248件で、延床面積1㎡あたりの中央値は112,026円です(土地の価格を含む)。
※ 1坪あたりは1㎡あたりの価格に3.30578を掛けた概算。地価公示・地価調査は、選ばれた地点の価格です。
出典
安曇野市の災害リスク(洪水・土砂災害)
洪水
国のデータ(国土数値情報)では、想定最大規模の洪水で浸水が想定される区域が、市の面積の約21%(約69km²)にあります。
土地が区域に入るか、どのくらいの深さになるかは、安曇野市のハザードマップで確認してください。
土砂災害
土砂災害警戒区域
515か所
土砂災害特別警戒区域
398か所
急傾斜地崩壊危険区域
12か所
地すべり防止区域
40か所
大規模盛土造成地
9か所
国のデータでは、土砂災害警戒区域が515か所、そのうち特別警戒区域が398か所あります(急傾斜地の崩壊・土石流・地すべり)。
このほか国のデータには、急傾斜地崩壊危険区域12か所、地すべり防止区域40か所、大規模盛土造成地9か所が載っています。
災害危険区域は、国のデータには含まれていません。指定の有無は市町村の窓口でご確認ください。
国のデータは、県内のすべての区域を網羅しているわけではなく、区域の位置も概略です。土地が区域に入るかは、長野県(建設事務所)や安曇野市の資料で確かめてください。
液状化
液状化の傾向は、国のハザードマップで確認できます。
※ 洪水の面積と割合は、国のデータに載っている川の区域を市町村の境界で集計した概算です(載っていない川の区域は含みません)。区域の数は国のデータ(国土数値情報)を市町村の境界で集計したもの。区域は重なることがあります。
出典
安曇野市の標高と気候(冬の気温・積雪・凍結深度)
安曇野市の盆地の底では、朝の気温が氷点下になる日が年に110日を超える一方、夏は35℃以上の日が年に10日近くあります。朝晩と日中、冬と夏の差が大きい気候なので、断熱と日よけの両方を考える家づくりが向いています。西の山麓は、盆地の底より標高が高く条件が変わります。
数字で見る安曇野市の気候(2016〜2025年)
雪の数字は、松本市にある観測所「松本」のものです。同じ盆地・谷にある近くの観測所の参考値としてご覧ください。
-
猛暑日(35℃以上)
9.7日
年平均。多い年は22日(2025年)
猛暑日(35℃以上)の日数(日) 年ごとの値 10年平均 9.7日
年ごとの値を表で見る
2016年 2日 2017年 2日 2018年 18日 2019年 5日 2020年 7日 2021年 6日 2022年 9日 2023年 17日 2024年 9日 2025年 22日 -
年の最低気温
-11.7℃
10年平均。いちばん低かった年は-14.9℃(2016年)
年の最低気温(℃) 年ごとの値 10年平均 -11.7℃
年ごとの値を表で見る
2016年 -14.9℃ 2017年 -12.4℃ 2018年 -14.5℃ 2019年 -10.6℃ 2020年 -10.5℃ 2021年 -8.4℃ 2022年 -13.3℃ 2023年 -12.9℃ 2024年 -10.4℃ 2025年 -9.5℃ -
垂直積雪量(建築の基準)
47cm
松本観測所(松本市)で観測された最深積雪の最大は33cm(2015〜16年の冬)
観測所: 穂高(アメダス、標高540m、安曇野市穂高)。安曇野市役所(標高約547m)から直線で約4.9km。 出典: 気象庁ホームページ「過去の気象データ検索」の年ごとの値をもとに、「信州 家と庭」が集計して作成。
安曇野市で家を建てる・直すときに検討したいこと
-
朝の冷え込みに合わせて、窓と断熱の等級を比べる
冬日は年平均113.5日(少ない年で100日、多い年で138日)ありますが、日中も氷点下のままの真冬日は年平均3.2日です。日最高気温の年平均は18.7℃、日最低気温の年平均は7.4℃で、その差は約11℃あります。
だから、朝晩の冷え込みで熱が逃げにくい窓(樹脂サッシ、複層・トリプルガラス、内窓)と、日中の日差しを取り込む設計を組み合わせる価値があります。断熱等級は基準(等級4)のままにせず、等級5・6の見積もりと比べてみることをおすすめします。市役所は豊科、観測所は穂高で、どちらも盆地の底にあります。西の山麓(穂高有明・堀金の烏川・三郷小倉、標高600〜800m)は標高が高いぶん、気温は観測所の数字より低めになることがあります。
-
猛暑日は年に10日近く。日よけと冷房を、冬と同じ重さで考える
猛暑日は年平均9.7日で、2日の年から22日の年まで幅があります。真夏日は年平均57.4日、10年間の最高気温は37.7℃(2022年)です。一方、最低気温が25℃以上の日は10年間で一度もありません。
だから、南・西の窓の日よけ(ひさし、外付けの日射遮蔽)と屋根・天井の断熱で昼の熱を入れないことに加えて、夜に風が抜ける窓の配置を検討する価値があります。エアコンの台数と容量は、間取りと同じ時期に決めておきたい点です。
昼の熱は入れず、夜は風を通す。そんな窓の配置を考えてみましょう。
-
配管の凍結対策は、氷点下12℃前後を目安にする
年の最低気温は10年平均で-11.7℃、いちばん低かった年は-14.9℃(2016年)です。10年のうち8年で-10℃を下回りました。
だから、屋外の配管の保温と凍結防止、給湯器の置き場所を確認しておくと安心です。水道管の埋設深さは、安曇野市の「給・配水管工事施工基準(令和7年度版)」で、宅地内は60cm以上(公道内は管上1m以上)とされています(2026年10月8日確認)。これは水道管の埋設深さで、建築の凍結深度そのものではありません。基礎の深さは設計者に確認してください。
-
雪はふだん少ないが、垂直積雪量は旧町村ごとに違う
安曇野市内には雪の観測所がないため、同じ盆地にある松本観測所(松本市沢村、標高610m、市役所から直線で約8.6km)の数字を参考に載せています。最深積雪は10年平均で18cm、最大で33cm(2015〜16年の冬)、積雪が10cm以上あった日は年平均4.3日でした。
だから、雪下ろしや除雪の設備に大きな費用をかける必要は小さいと見込めますが、カーポートや物置は「ふだん雪が少ないから」で選ばず、敷地の垂直積雪量に見合う積雪強度かどうかを確認する価値があります。
建築の基準になる垂直積雪量は、観測された積雪とは別の、設計用の値です。安曇野市では、長野県の算式に敷地の標高を入れて求めます。市役所のある旧豊科町の役場の地点で47cm、旧明科町で55cm、旧穂高町で66cm、旧堀金村で71cm、旧三郷村で76cmと、合併前の町村ごとに値が違います(いずれも旧役場の標高での値。長野県「垂直積雪量算出シート」、2026年10月8日確認)。敷地の標高が上がると値も大きくなり、西の山麓は盆地の底より雪も多めです。松本観測所の数字は目安の1つとして、敷地の値は工務店や外構業者に確認することをおすすめします。
-
日照は長め。太陽光発電は、冬を見込んだ試算で比べる
年間日照時間は平均2,009時間(9年分。観測方法が2021年に変わったため目安)、年降水量は平均1,107mmです。
だから、太陽光発電は検討に値します。冬の発電量と、屋根の向き・周りの建物や木の影を入れた試算を、業者に出してもらうことをおすすめします。冬の日差しを部屋に取り込む南面の窓も、土地選びや間取りの段階で考えておきたい点です。
寒さや雪に合わせた家づくりは、安曇野市の新築・リフォーム業者に相談できます。 安曇野市の新築・リフォーム業者45社
安曇野市の建築の基準(垂直積雪量・凍結深度)
- 垂直積雪量
- 47cm
-
安曇野市役所の地点の値(旧豊科町の区域)
建築基準法にもとづく設計用の積雪の深さです。観測された最深積雪とは別の値です。
決め方: 算式/定めているところ: 長野県(建築基準法施行細則第9条第2項・別表第1)
多雪区域: 役場地点は多雪区域ではない(100cm未満)。標高が上がって算式の値が1m以上になる敷地は多雪区域
役場・支所などの地点の値を見る(5地点)
- 47cm 旧豊科町 (標高555m)
- 66cm 旧穂高町 (標高540m)
- 76cm 旧三郷村 (標高603m)
- 71cm 旧堀金村 (標高570m)
- 55cm 旧明科町 (標高533m)
敷地の標高と市役所・町村役場(合併前の旧市町村は旧役場)の標高の差が50m以内のときは、役場の垂直積雪量を使う(県の算出シートの使用方法による)
- 凍結深度(建築)
- 県の定めなし
-
長野県は建築基準法上の凍結深度を定めておらず、設計者の判断になります。安曇野市独自の値は、公開されている資料では確認できていません。基礎の深さは設計者にご確認ください。
- 省エネ地域区分
- 4地域
-
断熱性能の基準になる区分です。数字が小さいほど寒冷で、求められる断熱性能が高くなります。
※ 垂直積雪量・凍結深度は、敷地の場所と標高で変わります。計画の前に、市町村・建設事務所・水道事業者に必ずご確認ください。 (公式の資料を2026年10月8日に確認) 垂直積雪量の求め方: 長野県「構造計算における各基準値について」 垂直積雪量の計算: 長野県「垂直積雪量算出シート」 水道管の埋設深さ: 安曇野市「給・配水管工事施工基準(令和7年度版)」
この10年の変化で言えること
年ごとの値 10年平均 12.4℃
年ごとの値を表で見る
| 2016年 | 12.3℃ |
|---|---|
| 2017年 | 11.3℃ |
| 2018年 | 12.5℃ |
| 2019年 | 12.2℃ |
| 2020年 | 12.4℃ |
| 2021年 | 12.3℃ |
| 2022年 | 12.0℃ |
| 2023年 | 12.9℃ |
| 2024年 | 13.3℃ |
| 2025年 | 13.0℃ |
年ごとの値 10年平均 57.4日
年ごとの値を表で見る
| 2016年 | 54日 |
|---|---|
| 2017年 | 35日 |
| 2018年 | 60日 |
| 2019年 | 45日 |
| 2020年 | 49日 |
| 2021年 | 41日 |
| 2022年 | 58日 |
| 2023年 | 82日 |
| 2024年 | 69日 |
| 2025年 | 81日 |
- 猛暑日は年による差が大きい。 2日(2016年・2017年)から22日(2025年)まであり、後半の5年(平均12.6日)のほうが前半(6.8日)より多くなっています。ただし2018年にも18日あり、10年間だけでは長い目での傾向とまでは言い切れません。
- 真夏日は2023〜2025年に多い年が続いた。 82日・69日・81日で、それ以前の7年はすべて60日以下でした。
- 年平均気温は2024年が10年で最も高い(13.3℃)。最も低かったのは2017年(11.3℃)です。
- 雨の量は年で1.6倍ほど違う。 年降水量は904mm(2025年)から1,466mm(2024年)まで開きがあり、増減の傾向は読み取れません。
猛暑日は年による差が大きく、2日の年も22日の年もありました。
10年分の数字をすべて見る 気温・降水量・日照・雪の17項目
| 項目 | 2016〜2025年の平均 | 少ない年〜多い年 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 年平均気温 | 12.4℃ | 11.3(2017年)〜13.3(2024年) | |
| 年の最高気温 | 10年平均 36.7℃/いちばん高かった年 37.7℃(2022年) | 35.0(2016年)〜37.7(2022年) | |
| 年の最低気温 | 10年平均 -11.7℃/いちばん低かった年 -14.9℃(2016年) | -14.9(2016年)〜-8.4(2021年) | |
| 冬日(最低気温が0℃未満の日) | 113.5日 | 100(2018年)〜138(2017年) | |
| 真冬日(最高気温が0℃未満の日) | 3.2日 | 1(2019年)〜7(2017年) | |
| 夏日(最高気温が25℃以上の日) | 120.7日 | 112(2017年)〜134(2025年) | |
| 真夏日(最高気温が30℃以上の日) | 57.4日 | 35(2017年)〜82(2023年) | |
| 猛暑日(最高気温が35℃以上の日) | 9.7日 | 2(2016年)〜22(2025年) | |
| 最低気温が25℃以上の日(熱帯夜の目安) | 0.0日 | どの年も 0 | |
| 年降水量 | 1107mm | 904(2025年)〜1466(2024年) | |
| 年間日照時間 | 2009時間 | 1870(2024年)〜2238(2023年) | 9年分の平均(2021年を除く)。2021年3月から推計値に変わったため目安 |
| 年平均湿度 | なし | なし | |
| 降雪の合計(ひと冬) | 39cm | 10(2019年)〜72(2024年) | |
| 最深積雪(ひと冬でいちばん積もった深さ) | 18cm | 4(2019年)〜33(2016年) | |
| 積雪が10cm以上あった日 | 4.3日 | 0(2019年)〜20(2016年) | |
| 積雪が50cm以上あった日 | 0.0日 | どの年も 0 | |
| 積雪が100cm以上あった日 | 0.0日 | どの年も 0 |
※ 雪の数字は「ひと冬」ごと(前の年の8月〜その年の7月)です。表の「2022年」は2021〜22年の冬を指します。
出典: 気象庁ホームページ「過去の気象データ検索」の年ごとの値をもとに、「信州 家と庭」が集計して作成。 (観測所「穂高」の年ごとの値) データの更新日: 2026年10月8日
安曇野市の住まいの状況(持ち家・空き家・新築)
持ち家の世帯の割合
79.3%
2020年国勢調査
空き家率
14.5%
2023年住宅・土地統計調査
賃貸・売却用と別荘などを除いた空き家
7.2%
2023年住宅・土地統計調査
1980年以前に建てられた住宅
約6,900戸(19%)
2023年住宅・土地統計調査
居住専用住宅の新築
583棟
2024年の着工
住宅に住む世帯のうち、持ち家の世帯は79.3%です(2020年国勢調査)。
空き家は住宅全体の14.5%で、賃貸・売却用と別荘などを除いた空き家は7.2%です(2023年住宅・土地統計調査。抽出調査による推計値)。
人が住んでいる住宅のうち、1980年以前に建てられたものは約6,900戸(19%)です。1981年6月に耐震基準が改められる前の建物です。
2024年に着工した居住専用住宅は583棟で、1棟あたりの床面積の平均は98㎡です(建築着工統計)。
古い住まいの耐震・断熱の見直しは、安曇野市の新築・リフォーム業者に相談できます。 安曇野市の新築・リフォーム業者45社
あわせて読みたい
近くの市町村の家づくりデータ
安曇野市の業者を探す
安曇野市の土地や気候をふまえて相談できる、地元の専門業者を掲載しています。
データについて
- 数字は、国や県が公表しているデータを、信州 家と庭が市町村ごとに集計・加工したものです。データの時点と取得日は項目ごとに書いています。
- 災害の区域や基準は、土地の場所によって変わります。計画の前に、市町村・県の建設事務所・水道事業者などで必ず確かめてください。
- このサービスは、政府統計総合窓口(e-Stat)のAPI機能を使用していますが、サービスの内容は国によって保証されたものではありません。
データの取得日(最新): 2026年10月15日