公的データで見る
松川村の家づくりデータ 標高・冬の気温・凍結深度、土地の価格、災害リスク
松川村の要点
- 松川村役場の標高は614m。冬の最低気温は10年平均-11.7℃(穂高観測所)。
- 住宅地の価格は地価公示の2か所の地点で、1㎡あたり15,800円、19,500円。
- 洪水の浸水想定区域が村の面積の約27%(約13km²)にあります(国のデータ)。土砂災害警戒区域は21か所(国のデータ)。
松川村の土地の価格(住宅地の地価)
地価公示
15,800円、19,500円
2026年1月1日時点
住宅地2地点の価格
地価調査
14,500円
2026年7月1日時点
住宅地1地点の価格
地価公示の住宅地の地点は2か所で、2026年の価格は1㎡あたり15,800円、19,500円です。
地価調査の住宅地の地点は1か所で、2026年の価格は1㎡あたり14,500円(1坪あたり約4.8万円)です。村全体の相場ではなく、それぞれの地点の価格です。
補足:国に報告された取引の価格
2021〜2025年に国土交通省のアンケートで報告された宅地の取引のうち、家を建てる土地に近い取引(面積100〜1,000㎡の住宅地など)は73件で、1㎡あたりの中央値は13,000円です。同じように絞った中古の一戸建て(土地と建物)は31件で、延床面積1㎡あたりの中央値は112,000円です(土地の価格を含む)。
※ 1坪あたりは1㎡あたりの価格に3.30578を掛けた概算。地価公示・地価調査は、選ばれた地点の価格です。
出典
松川村の災害リスク(洪水・土砂災害)
洪水
国のデータ(国土数値情報)では、想定最大規模の洪水で浸水が想定される区域が、村の面積の約27%(約13km²)にあります。
土地が区域に入るか、どのくらいの深さになるかは、松川村のハザードマップで確認してください。
土砂災害
土砂災害警戒区域
21か所
土砂災害特別警戒区域
18か所
国のデータでは、土砂災害警戒区域が21か所、そのうち特別警戒区域が18か所あります(急傾斜地の崩壊・土石流)。
急傾斜地崩壊危険区域・地すべり防止区域・災害危険区域・大規模盛土造成地は、国のデータには含まれていません。指定の有無は市町村の窓口でご確認ください。
国のデータは、県内のすべての区域を網羅しているわけではなく、区域の位置も概略です。土地が区域に入るかは、長野県(建設事務所)や松川村の資料で確かめてください。
液状化
液状化の傾向は、国のハザードマップで確認できます。
※ 洪水の面積と割合は、国のデータに載っている川の区域を市町村の境界で集計した概算です(載っていない川の区域は含みません)。区域の数は国のデータ(国土数値情報)を市町村の境界で集計したもの。区域は重なることがあります。
出典
松川村の標高と気候(冬の気温・積雪・凍結深度)
松川村は、建築の基準になる垂直積雪量が村の全域で100cm以上と定められた多雪区域です。村内に気温の観測所がないため、気温は隣の安曇野市にある穂高観測所(標高540m、役場から直線で約9.3km)の数字を使っています。雪への備えに加えて、朝の冷え込みと夏の暑さの両方を考えたい土地です。
数字で見る松川村の気候(2016〜2025年)
松川村の中に気温の観測所がないため、安曇野市にある観測所「穂高」の数字を載せています。
-
垂直積雪量(建築の基準)
100〜200cm
区域ごとに定められている
-
猛暑日(35℃以上)
9.7日
年平均。多い年は22日(2025年)
猛暑日(35℃以上)の日数(日) 年ごとの値 10年平均 9.7日
年ごとの値を表で見る
2016年 2日 2017年 2日 2018年 18日 2019年 5日 2020年 7日 2021年 6日 2022年 9日 2023年 17日 2024年 9日 2025年 22日 -
年の最低気温
-11.7℃
10年平均。いちばん低かった年は-14.9℃(2016年)
年の最低気温(℃) 年ごとの値 10年平均 -11.7℃
年ごとの値を表で見る
2016年 -14.9℃ 2017年 -12.4℃ 2018年 -14.5℃ 2019年 -10.6℃ 2020年 -10.5℃ 2021年 -8.4℃ 2022年 -13.3℃ 2023年 -12.9℃ 2024年 -10.4℃ 2025年 -9.5℃
観測所: 穂高(アメダス、標高540m、安曇野市穂高)。松川村役場(標高約614m)から直線で約9.3km。 出典: 気象庁ホームページ「過去の気象データ検索」の年ごとの値をもとに、「信州 家と庭」が集計して作成。
松川村で家を建てる・直すときに検討したいこと
-
村の全域が多雪区域。屋根とカーポートは垂直積雪量から決める
松川村の近くには雪の観測所がないため、積雪の観測値は載せていません。雪への備えは、建築の基準になる垂直積雪量で考えます。観測された積雪とは別の、設計用の値です。松川村では長野県が区域ごとに定めていて、「100cm以上150cm未満」と「150cm以上200cm未満」の2つの区域があり、村の全域が多雪区域です(長野県 大町建設事務所が示す区域ごとの値、2026年10月8日確認)。
だから、屋根の雪を「下ろす」「落とす」「載せたままにする」のどれにするか、落とすなら雪の行き先をどこにするかを、設計の早い段階で工務店と決めておく価値があります。カーポートは、敷地の区域の値に見合う積雪強度のものを選ぶことをおすすめします。2つの区域の境界は建設事務所の地図で示されているので、敷地がどちらに入るかを最初に確認しておくと安心です。雪を寄せる場所も、外構の計画に入れておきたい点です。
敷地が2つの区域のどちらに入るか、最初に確かめておくと安心です。
-
氷点下の朝が年に110日を超える。断熱は等級5・6と比べる
穂高観測所では、冬日が年平均113.5日あり、多い年は138日(2017年)でした。年平均気温は12.4℃、日最低気温の年平均は7.4℃です。松川村役場(標高約614m)は観測所より約74m高い位置にあります。
だから、断熱は基準(等級4)で決めてしまわず、等級5・6にした場合の差額と光熱費を並べて比べることをおすすめします。窓(樹脂サッシ、複層・トリプルガラス、内窓)は、冬の暖房にも夏の冷房にも効くので、先に仕様を決めておきたい点です。
-
真夏日は年に57日ほど。夏の日よけと冷房も省かない
真夏日は年平均57.4日で、35日(2017年)から82日(2023年)まで幅があります。猛暑日は年平均9.7日、10年間の最高気温は37.7℃(2022年)です。最低気温が25℃以上の日は、10年間で一度もありません。
だから、雪と寒さへの備えだけでなく、南・西の窓の日よけ、屋根・天井の断熱、エアコンの台数と容量も検討に値します。夜は気温が下がるので、風が抜ける窓の配置も合わせて考えておくと安心です。
-
屋外の配管と給湯器は、氷点下10℃より下がる年を前提に
年の最低気温は10年平均で-11.7℃、いちばん低かった年は-14.9℃(2016年)で、10年のうち8年で-10℃を下回りました。
だから、屋外の配管の保温と凍結防止、給湯器の置き場所を、見積もりの段階で確認しておく価値があります。凍結深度や水道管の埋設深さは、松川村の資料では値を確認できていません。基礎の深さは設計者に、給排水管の埋設深さは水道事業者に確認することをおすすめします。
-
太陽光発電は、屋根の雪の扱いと一緒に考える
年間日照時間は平均2,009時間(9年分。観測方法が2021年に変わったため目安)です。多い年は2,238時間(2023年)、少ない年は1,870時間(2024年)でした。
だから、太陽光発電は検討に値します。ただし村の全域が多雪区域なので、屋根に雪が載る期間の発電量と、パネルから落ちる雪の行き先を、屋根の雪の扱いと一緒に業者に確認することをおすすめします。
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松川村の建築の基準(垂直積雪量・凍結深度)
- 垂直積雪量
- 100〜200cm
-
区域ごとに定められている
建築基準法にもとづく設計用の積雪の深さです。観測された最深積雪とは別の値です。
決め方: 区域別/定めているところ: 長野県(知事が別に定める区域。建築基準法施行細則第9条第3項)
多雪区域: 全域が多雪区域(どの区域も100cm以上)
区域ごとの値を見る(2区域)
- 100cm以上150cm未満 松川村の一部
- 150cm以上200cm未満 松川村の一部
- 凍結深度(建築)
- 県の定めなし
-
長野県は建築基準法上の凍結深度を定めておらず、設計者の判断になります。松川村独自の値は、公開されている資料では確認できていません。基礎の深さは設計者に、給排水管の埋設深さは水道事業者にご確認ください。
- 省エネ地域区分
- 4地域
-
断熱性能の基準になる区分です。数字が小さいほど寒冷で、求められる断熱性能が高くなります。
※ 垂直積雪量・凍結深度は、敷地の場所と標高で変わります。計画の前に、市町村・建設事務所・水道事業者に必ずご確認ください。 (公式の資料を2026年10月8日に確認) 垂直積雪量の区域と値: 長野県 大町建設事務所(管内の垂直積雪量) 垂直積雪量の定め方: 長野県「構造計算における各基準値について」
この10年の変化で言えること
年ごとの値 10年平均 12.4℃
年ごとの値を表で見る
| 2016年 | 12.3℃ |
|---|---|
| 2017年 | 11.3℃ |
| 2018年 | 12.5℃ |
| 2019年 | 12.2℃ |
| 2020年 | 12.4℃ |
| 2021年 | 12.3℃ |
| 2022年 | 12.0℃ |
| 2023年 | 12.9℃ |
| 2024年 | 13.3℃ |
| 2025年 | 13.0℃ |
年ごとの値 10年平均 57.4日
年ごとの値を表で見る
| 2016年 | 54日 |
|---|---|
| 2017年 | 35日 |
| 2018年 | 60日 |
| 2019年 | 45日 |
| 2020年 | 49日 |
| 2021年 | 41日 |
| 2022年 | 58日 |
| 2023年 | 82日 |
| 2024年 | 69日 |
| 2025年 | 81日 |
- 真夏日は後半の5年のほうが多い。 2016〜2020年の平均48.6日に対し、2021〜2025年は66.2日でした。ただし10年間だけでは、長い目での傾向とまでは言い切れません。
- 最高気温が37℃以上になった年が7回ある。 2016年・2017年・2021年を除くすべての年で、37℃以上を記録しました。
- 冬日は毎年100日以上。 前半の5年の平均116.6日に対し、後半は110.4日とやや少なくなっていますが、寒さへの備えが要らなくなったとは言えません。
- 年平均気温は、後半の5年のほうが高い。 前半の平均12.1℃に対し、後半は12.7℃で、2024年の13.3℃が10年で最も高い値です。
冬日は毎年100日以上。寒さへの備えが要らなくなったとは言えません。
10年分の数字をすべて見る 気温・降水量・日照の12項目
| 項目 | 2016〜2025年の平均 | 少ない年〜多い年 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 年平均気温 | 12.4℃ | 11.3(2017年)〜13.3(2024年) | |
| 年の最高気温 | 10年平均 36.7℃/いちばん高かった年 37.7℃(2022年) | 35.0(2016年)〜37.7(2022年) | |
| 年の最低気温 | 10年平均 -11.7℃/いちばん低かった年 -14.9℃(2016年) | -14.9(2016年)〜-8.4(2021年) | |
| 冬日(最低気温が0℃未満の日) | 113.5日 | 100(2018年)〜138(2017年) | |
| 真冬日(最高気温が0℃未満の日) | 3.2日 | 1(2019年)〜7(2017年) | |
| 夏日(最高気温が25℃以上の日) | 120.7日 | 112(2017年)〜134(2025年) | |
| 真夏日(最高気温が30℃以上の日) | 57.4日 | 35(2017年)〜82(2023年) | |
| 猛暑日(最高気温が35℃以上の日) | 9.7日 | 2(2016年)〜22(2025年) | |
| 最低気温が25℃以上の日(熱帯夜の目安) | 0.0日 | どの年も 0 | |
| 年降水量 | 1107mm | 904(2025年)〜1466(2024年) | |
| 年間日照時間 | 2009時間 | 1870(2024年)〜2238(2023年) | 9年分の平均(2021年を除く)。2021年3月から推計値に変わったため目安 |
| 年平均湿度 | なし | なし |
※ 役場のあたりに当てはまる雪の観測所がないため、雪の観測値は載せていません。雪への備えは、下の垂直積雪量(建築の基準)をご覧ください。
出典: 気象庁ホームページ「過去の気象データ検索」の年ごとの値をもとに、「信州 家と庭」が集計して作成。 (観測所「穂高」の年ごとの値) データの更新日: 2026年10月8日
松川村の住まいの状況(持ち家・空き家・新築)
持ち家の世帯の割合
83.1%
2020年国勢調査
居住専用住宅の新築
73棟
2024年の着工
住宅に住む世帯のうち、持ち家の世帯は83.1%です(2020年国勢調査)。
2024年に着工した居住専用住宅は73棟で、1棟あたりの床面積の平均は107㎡です(建築着工統計)。
古い住まいの耐震・断熱の見直しは、松川村の新築・リフォーム業者に相談できます。 松川村の新築・リフォーム業者4社
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データについて
- 空き家率と建てられた時期は、住宅・土地統計調査の市町村別の集計が市と人口1万5千人以上の町村だけのため、載せていません。
- 数字は、国や県が公表しているデータを、信州 家と庭が市町村ごとに集計・加工したものです。データの時点と取得日は項目ごとに書いています。
- 災害の区域や基準は、土地の場所によって変わります。計画の前に、市町村・県の建設事務所・水道事業者などで必ず確かめてください。
- このサービスは、政府統計総合窓口(e-Stat)のAPI機能を使用していますが、サービスの内容は国によって保証されたものではありません。
データの取得日(最新): 2026年10月15日