公的データで見る
山形村の家づくりデータ 標高・冬の気温・凍結深度、土地の価格、災害リスク
山形村の要点
- 山形村役場の標高は686m。冬の最低気温は10年平均-13.5℃(松本今井観測所)。
- 住宅地の価格は地価調査の2か所の地点で、1㎡あたり16,800円、28,200円。
- 洪水の浸水想定区域が村の面積の約30%(約7.6km²)にあります(国のデータ)。土砂災害警戒区域は95か所(国のデータ)。
山形村の土地の価格(住宅地の地価)
地価調査
16,800円、28,200円
2026年7月1日時点
住宅地2地点の価格
地価調査の住宅地の地点は2か所で、2026年の価格は1㎡あたり16,800円、28,200円です。村全体の相場ではなく、それぞれの地点の価格です。
山形村には地価公示の住宅地の地点がないため、地価調査の地点で見ています。
補足:国に報告された取引の価格
2021〜2025年に国土交通省のアンケートで報告された宅地の取引のうち、家を建てる土地に近い取引(面積100〜1,000㎡の住宅地など)は29件で、1㎡あたりの中央値は12,000円です。
※ 1坪あたりは1㎡あたりの価格に3.30578を掛けた概算。地価公示・地価調査は、選ばれた地点の価格です。
出典
山形村の災害リスク(洪水・土砂災害)
洪水
国のデータ(国土数値情報)では、想定最大規模の洪水で浸水が想定される区域が、村の面積の約30%(約7.6km²)にあります。
土地が区域に入るか、どのくらいの深さになるかは、山形村のハザードマップで確認してください。
土砂災害
土砂災害警戒区域
95か所
土砂災害特別警戒区域
90か所
急傾斜地崩壊危険区域
1か所
国のデータでは、土砂災害警戒区域が95か所、そのうち特別警戒区域が90か所あります(急傾斜地の崩壊・土石流)。
このほか国のデータには、急傾斜地崩壊危険区域1か所が載っています。
地すべり防止区域・災害危険区域・大規模盛土造成地は、国のデータには含まれていません。指定の有無は市町村の窓口でご確認ください。
国のデータは、県内のすべての区域を網羅しているわけではなく、区域の位置も概略です。土地が区域に入るかは、長野県(建設事務所)や山形村の資料で確かめてください。
液状化
液状化の傾向は、国のハザードマップで確認できます。
※ 洪水の面積と割合は、国のデータに載っている川の区域を市町村の境界で集計した概算です(載っていない川の区域は含みません)。区域の数は国のデータ(国土数値情報)を市町村の境界で集計したもの。区域は重なることがあります。
出典
山形村の標高と気候(冬の気温・積雪・凍結深度)
山形村には気温の観測所がないため、隣の松本市にある松本今井観測所(標高658m、役場から直線で約3.8km)の数字を使っています。冬は氷点下13℃前後まで下がり、朝が氷点下になる日は1年の約3分の1。夏は真夏日が年に50日を超えます。寒さと凍結への備えを軸に、夏の日よけも考えたい土地です。
数字で見る山形村の気候(2016〜2025年)
山形村の中に気温の観測所がないため、松本市にある観測所「松本今井」の数字を載せています。
-
年の最低気温
-13.5℃
10年平均。いちばん低かった年は-16.9℃(2016年)
年の最低気温(℃) 年ごとの値 10年平均 -13.5℃
年ごとの値を表で見る
2016年 -16.9℃ 2017年 -13.3℃ 2018年 -15.7℃ 2019年 -12.7℃ 2020年 -13.0℃ 2021年 -11.1℃ 2022年 -13.1℃ 2023年 -14.5℃ 2024年 -12.2℃ 2025年 -12.2℃ -
猛暑日(35℃以上)
3.7日
年平均。多い年は12日(2025年)
猛暑日(35℃以上)の日数(日) 年ごとの値 10年平均 3.7日
年ごとの値を表で見る
2016年 0日 2017年 0日 2018年 5日 2019年 2日 2020年 5日 2021年 0日 2022年 3日 2023年 5日 2024年 5日 2025年 12日 -
垂直積雪量(建築の基準)
75cm
山形村役場の地点の値
観測所: 松本今井(アメダス、標高658m、松本市大字空港東)。山形村役場(標高約686m)から直線で約3.8km。 出典: 気象庁ホームページ「過去の気象データ検索」の年ごとの値をもとに、「信州 家と庭」が集計して作成。
山形村で家を建てる・直すときに検討したいこと
-
配管は「氷点下13℃前後」を前提に。宅地内の水道管は70cm以上
役場から約3.8kmの松本今井観測所では、年の最低気温が10年平均で-13.5℃、いちばん低かった年は-16.9℃(2016年)でした。いちばん高かった年でも-11.1℃(2021年)です。
だから、屋外に出る配管の凍結防止(ヒーターや水抜き)と、給湯器の置き場所を、見積もりの段階で確認しておく価値があります。水道管の埋設深さは、山形村の水道事業給水条例施行規程(第8条)で、宅地内は70cm以上(公道・私道は120cm以上)と定められています(2026年10月8日確認)。これは水道管の埋設深さで、建築の凍結深度そのものではありません。基礎の深さは設計者に確認してください。
-
1年の約3分の1は朝が氷点下。断熱は等級5・6と比べる
冬日は年平均126.9日で、いちばん少ない年でも114日(2023年)ありました。日中も氷点下のままの真冬日は年平均2.5日、年平均気温は12.1℃です。
だから、断熱は基準(等級4)で決めてしまわず、等級5・6にした場合の差額と光熱費を並べて比べておくと安心です。日中は気温が上がる日がほとんどなので、熱が逃げにくい窓(樹脂サッシ、複層・トリプルガラス、内窓)と、冬の日差しを取り込む南面の窓を組み合わせることをおすすめします。
冬でも、日中は気温が上がる日がほとんど。日差しを取り込む窓も考えてみましょう。
-
カーポートと物置は、垂直積雪量75cmを目安に選ぶ
山形村の近くには雪の観測所がないため、積雪の観測値は載せていません。建築の基準になる垂直積雪量は、観測された積雪とは別の、設計用の値です。山形村では長野県の算式に敷地の標高を入れて求め、役場の標高での値は75cmです(長野県「垂直積雪量算出シート」、2026年10月8日確認)。
だから、カーポートや物置は「雪はあまり積もらないだろう」で選ばず、この値に見合う積雪強度かどうかを確認することをおすすめします。県の算出シートでは、敷地と役場の標高の差が50m以内なら役場の値を使い、それより高い敷地では値が大きくなります。実際の値は、工務店や外構業者に確認してください。
-
夏は真夏日が年に50日超。西日を遮り、夜の風を入れる
真夏日は年平均52.4日で、31日(2021年)から76日(2023年)まで幅があります。猛暑日は年平均3.7日、10年間の最高気温は36.6℃(2018年と2020年)です。最低気温が25℃以上の日は、10年間で一度もありません。
だから、南・西の窓の日よけ(ひさしや外付けの日射遮蔽)と、エアコンの台数・容量を検討する価値があります。夜は気温が下がるので、夜に風が抜ける窓の配置も効果を見込めます。
寒さや雪に合わせた家づくりは、山形村の新築・リフォーム業者に相談できます。 山形村の新築・リフォーム業者2社
山形村の建築の基準(垂直積雪量・凍結深度)
- 垂直積雪量
- 75cm
-
山形村役場の地点の値
建築基準法にもとづく設計用の積雪の深さです。観測された最深積雪とは別の値です。
決め方: 算式/定めているところ: 長野県(建築基準法施行細則第9条第2項・別表第1)
多雪区域: 役場地点は多雪区域ではない(100cm未満)。標高が上がって算式の値が1m以上になる敷地は多雪区域
- 凍結深度(建築)
- 県の定めなし
-
長野県は建築基準法上の凍結深度を定めておらず、設計者の判断になります。山形村独自の値は、公開されている資料では確認できていません。基礎の深さは設計者にご確認ください。
- 省エネ地域区分
- 4地域
-
断熱性能の基準になる区分です。数字が小さいほど寒冷で、求められる断熱性能が高くなります。
※ 垂直積雪量・凍結深度は、敷地の場所と標高で変わります。計画の前に、市町村・建設事務所・水道事業者に必ずご確認ください。 (公式の資料を2026年10月8日に確認) 垂直積雪量の求め方: 長野県「構造計算における各基準値について」 垂直積雪量の計算: 長野県「垂直積雪量算出シート」 水道管の埋設深さ: 山形村水道事業給水条例施行規程(第8条)
この10年の変化で言えること
年ごとの値 10年平均 12.1℃
年ごとの値を表で見る
| 2016年 | 12.1℃ |
|---|---|
| 2017年 | 11.1℃ |
| 2018年 | 12.1℃ |
| 2019年 | 11.9℃ |
| 2020年 | 12.1℃ |
| 2021年 | 12.0℃ |
| 2022年 | 11.7℃ |
| 2023年 | 12.6℃ |
| 2024年 | 12.9℃ |
| 2025年 | 12.7℃ |
年ごとの値 10年平均 52.4日
年ごとの値を表で見る
| 2016年 | 50日 |
|---|---|
| 2017年 | 39日 |
| 2018年 | 52日 |
| 2019年 | 37日 |
| 2020年 | 47日 |
| 2021年 | 31日 |
| 2022年 | 50日 |
| 2023年 | 76日 |
| 2024年 | 67日 |
| 2025年 | 75日 |
- 猛暑日は後半の5年のほうが多い。 2016〜2020年の平均2.4日に対し、2021〜2025年は5.0日で、2025年の12日が最多でした。ただし10年間だけでは、長い目での傾向とまでは言い切れません。
- 夏日は2025年が10年で最も多い(128日)。前半の5年の平均109.0日に対し、後半は119.0日でした。
- 年平均気温は2024年が10年で最も高い(12.9℃)。最も低かったのは2017年(11.1℃)です。
- 冬日は毎年114日以上。 夏が暑くなった年でも、冬の朝の冷え込みは続いています。
夏が暑くなった年でも、冬の朝の冷え込みは続いています。
10年分の数字をすべて見る 気温・降水量・日照の12項目
| 項目 | 2016〜2025年の平均 | 少ない年〜多い年 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 年平均気温 | 12.1℃ | 11.1(2017年)〜12.9(2024年) | |
| 年の最高気温 | 9年平均 35.7℃/いちばん高かった年 36.6℃(2018年) | 34.0(2016年)〜36.6(2018年) | 9年分の平均(2017年を除く) |
| 年の最低気温 | 10年平均 -13.5℃/いちばん低かった年 -16.9℃(2016年) | -16.9(2016年)〜-11.1(2021年) | |
| 冬日(最低気温が0℃未満の日) | 126.9日 | 114(2023年)〜142(2017年) | |
| 真冬日(最高気温が0℃未満の日) | 2.5日 | 1(2020年)〜6(2018年) | |
| 夏日(最高気温が25℃以上の日) | 114.0日 | 105(2017年)〜128(2025年) | |
| 真夏日(最高気温が30℃以上の日) | 52.4日 | 31(2021年)〜76(2023年) | |
| 猛暑日(最高気温が35℃以上の日) | 3.7日 | 0(2016年)〜12(2025年) | |
| 最低気温が25℃以上の日(熱帯夜の目安) | 0.0日 | どの年も 0 | |
| 年降水量 | 1146mm | 850(2025年)〜1552(2024年) | |
| 年間日照時間 | なし | なし | |
| 年平均湿度 | なし | なし |
※ 役場のあたりに当てはまる雪の観測所がないため、雪の観測値は載せていません。雪への備えは、下の垂直積雪量(建築の基準)をご覧ください。
出典: 気象庁ホームページ「過去の気象データ検索」の年ごとの値をもとに、「信州 家と庭」が集計して作成。 (観測所「松本今井」の年ごとの値) データの更新日: 2026年10月8日
山形村の住まいの状況(持ち家・空き家・新築)
持ち家の世帯の割合
86.9%
2020年国勢調査
居住専用住宅の新築
28棟
2024年の着工
住宅に住む世帯のうち、持ち家の世帯は86.9%です(2020年国勢調査)。
2024年に着工した居住専用住宅は28棟で、1棟あたりの床面積の平均は98㎡です(建築着工統計)。
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データについて
- 空き家率と建てられた時期は、住宅・土地統計調査の市町村別の集計が市と人口1万5千人以上の町村だけのため、載せていません。
- 数字は、国や県が公表しているデータを、信州 家と庭が市町村ごとに集計・加工したものです。データの時点と取得日は項目ごとに書いています。
- 災害の区域や基準は、土地の場所によって変わります。計画の前に、市町村・県の建設事務所・水道事業者などで必ず確かめてください。
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データの取得日(最新): 2026年10月15日