公的データで見る
佐久市の家づくりデータ 標高・冬の気温・凍結深度、土地の価格、災害リスク
佐久市の要点
- 佐久市役所の標高は683m。冬の最低気温は10年平均-12.8℃(佐久観測所)。
- 住宅地の地価は1㎡あたり30,300円(2026年地価公示の中央値)。
- 洪水の浸水想定区域が市の面積の約11%(約49km²)にあります(国のデータ)。土砂災害警戒区域は830か所(国のデータ)。
佐久市の土地の価格(住宅地の地価)
地価公示
30,300円
2026年1月1日時点
住宅地4地点の中央値
1坪あたり約10.0万円
同じ地点の前年比 +0.7%
地価調査
23,500円
2026年7月1日時点
住宅地11地点の中央値
1坪あたり約7.8万円
同じ地点の前年比 +0.4%
2026年の地価公示(住宅地4地点)の中央値は1㎡あたり30,300円(1坪あたり約10.0万円)、地価調査(住宅地11地点)の中央値は1㎡あたり23,500円(1坪あたり約7.8万円)です。
同じ地点どうしで前の年と比べると、地価公示は+0.7%(3年続けて上昇)、地価調査は+0.4%です(変動率の中央値)。
補足:国に報告された取引の価格
2021〜2025年に国土交通省のアンケートで報告された宅地の取引のうち、家を建てる土地に近い取引(面積100〜1,000㎡の住宅地など)は516件で、1㎡あたりの中央値は25,000円です。同じように絞った中古の一戸建て(土地と建物)は205件で、延床面積1㎡あたりの中央値は86,364円です(土地の価格を含む)。
※ 1坪あたりは1㎡あたりの価格に3.30578を掛けた概算。地価公示・地価調査は、選ばれた地点の価格です。
出典
佐久市の災害リスク(洪水・土砂災害)
洪水
国のデータ(国土数値情報)では、想定最大規模の洪水で浸水が想定される区域が、市の面積の約11%(約49km²)にあります。
土地が区域に入るか、どのくらいの深さになるかは、佐久市のハザードマップで確認してください。
土砂災害
土砂災害警戒区域
830か所
土砂災害特別警戒区域
715か所
急傾斜地崩壊危険区域
50か所
地すべり防止区域
3か所
大規模盛土造成地
36か所
国のデータでは、土砂災害警戒区域が830か所、そのうち特別警戒区域が715か所あります(急傾斜地の崩壊・土石流・地すべり)。
このほか国のデータには、急傾斜地崩壊危険区域50か所、地すべり防止区域3か所、大規模盛土造成地36か所が載っています。
災害危険区域は、国のデータには含まれていません。指定の有無は市町村の窓口でご確認ください。
国のデータは、県内のすべての区域を網羅しているわけではなく、区域の位置も概略です。土地が区域に入るかは、長野県(建設事務所)や佐久市の資料で確かめてください。
液状化
液状化の傾向は、国のハザードマップで確認できます。
※ 洪水の面積と割合は、国のデータに載っている川の区域を市町村の境界で集計した概算です(載っていない川の区域は含みません)。区域の数は国のデータ(国土数値情報)を市町村の境界で集計したもの。区域は重なることがあります。
出典
佐久市の標高と気候(冬の気温・積雪・凍結深度)
佐久市の市街地は、晴れが多く雨の少ない土地です。そのぶん冬の朝の冷え込みが強く、年の最低気温はこの10年のすべての年で氷点下10℃を下回りました。夏は35℃以上の日もあります。水道の凍結対策と、日差しを活かす設計が、家づくりの軸になります。
数字で見る佐久市の気候(2016〜2025年)
-
年の最低気温
-12.8℃
10年平均。いちばん低かった年は-15.8℃(2023年)
年の最低気温(℃) 年ごとの値 10年平均 -12.8℃
年ごとの値を表で見る
2016年 -15.5℃ 2017年 -13.2℃ 2018年 -13.4℃ 2019年 -12.1℃ 2020年 -11.6℃ 2021年 -11.9℃ 2022年 -13.0℃ 2023年 -15.8℃ 2024年 -10.9℃ 2025年 -11.0℃ -
猛暑日(35℃以上)
7.5日
年平均。多い年は16日(2025年)
猛暑日(35℃以上)の日数(日) 年ごとの値 10年平均 7.5日
年ごとの値を表で見る
2016年 0日 2017年 0日 2018年 14日 2019年 3日 2020年 10日 2021年 3日 2022年 9日 2023年 9日 2024年 11日 2025年 16日 -
垂直積雪量(建築の基準)
60cm
佐久市役所の地点の値
観測所: 佐久(アメダス、標高683m、佐久市中込)。佐久市役所(標高約683m)から直線で約0.2km。 出典: 気象庁ホームページ「過去の気象データ検索」の年ごとの値をもとに、「信州 家と庭」が集計して作成。
佐久市で家を建てる・直すときに検討したいこと
-
水道の凍結対策を、見積もりの最初に確かめる
年の最低気温は10年平均で-12.8℃です。10年間のすべての年で-10℃を下回り、-15℃より下がった年が2回あります(2016年の-15.5℃、2023年の-15.8℃)。
だから、配管を室内側に通す、凍結防止ヒーターを付ける、水抜き栓を使いやすい位置に置く、といった点を見積もりの段階で確認しておく価値があります。留守にする日が続くときの水抜きの手順も、引き渡しのときに聞いておくと安心です。佐久水道企業団の指針では、敷地の中の給水管(口径50mm以下)を埋める深さは土被り60cmです(佐久水道企業団「給水装置工事施行指針」、2026年10月8日確認)。基礎の深さは設計者に、敷地での配管の深さは水道事業者に確認してください。
留守が続くときの水抜きの手順は、引き渡しのときに聞いておくと安心です。
-
日照の長さを、窓の向きと太陽光発電に活かす
年間日照時間は平均2,320時間(2021年を除く9年分。観測方法が2021年に変わったため目安)、年降水量は平均940mmで、多い年でも1,204mm(2019年)でした。
だから、冬の日差しを取り込む南面の窓と、隣家の影のかかり方を、土地選びと間取りの最初に確かめる価値があります。太陽光発電も検討に値する条件なので、屋根の向きと勾配を決める前に、発電量の試算を頼んでおくことをおすすめします。
-
朝晩と日中の差が大きい。窓と断熱で熱を逃がさない
冬日は年平均126.3日で、1年の3分の1を超えます。一方、日中も氷点下のままの真冬日は年平均1.9日です。日最高気温の年平均は18.6℃、日最低気温の年平均は6.4℃で、その差は約12℃あります。
だから、朝晩に熱が逃げにくい窓(樹脂サッシ、複層・トリプルガラス、内窓)と、日中の日差しを取り込む設計を組み合わせる価値があります。断熱等級は基準(等級4)のままにせず、等級5・6の見積もりと比べてみることをおすすめします。
-
真夏日は年に50日あまり。日よけと冷房も省かない
真夏日は年平均54.4日、猛暑日は年平均7.5日で、10年間の最高気温は37.5℃(2024年)です。最低気温が25℃以上の日は、10年間で一度もありません。
だから、冬の日差しを入れる南の窓には、夏の日差しを遮るひさしや外付けの日よけを合わせて検討する価値があります。夜は気温が下がるので、夜に風が抜ける窓の配置も考えておくと、冷房に頼る時間を減らしやすくなります。
-
雪は垂直積雪量で備える。値は地区で変わる
近くに条件の合う雪の観測所がないため、積雪の観測値は載せていません。建築の基準になる垂直積雪量は、観測値とは別の設計用の値で、長野県の算式に敷地の標高を入れて求めます。県の算出シートでは、佐久市役所の地点の値が60cm、合併前の臼田町の区域が61cm、望月町・浅科村の区域が49cm(いずれも旧役場の地点)です。
だから、カーポートや物置は、敷地の垂直積雪量に見合う積雪強度のものを選ぶことをおすすめします。市役所と観測所があるのは佐久平で、内山・春日の山あい(標高800〜1,000m)などは標高が違います。こうした地区では、敷地の標高で計算した値を確かめておくと安心です。
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佐久市の建築の基準(垂直積雪量・凍結深度)
- 垂直積雪量
- 60cm
-
佐久市役所の地点の値
建築基準法にもとづく設計用の積雪の深さです。観測された最深積雪とは別の値です。
決め方: 算式/定めているところ: 長野県(建築基準法施行細則第9条第2項・別表第1)
多雪区域: 役場地点は多雪区域ではない(100cm未満)。標高が上がって算式の値が1m以上になる敷地は多雪区域
役場・支所などの地点の値を見る(4地点)
- 49cm 旧望月町 (標高680m)
- 49cm 旧浅科村 (標高675m)
- 61cm 旧臼田町 (標高704m)
- 60cm 上記以外 (標高692m)
敷地の標高と市役所・町村役場(合併前の旧市町村は旧役場)の標高の差が50m以内のときは、役場の垂直積雪量を使う(県の算出シートの使用方法による)
- 凍結深度(建築)
- 県の定めなし
-
長野県は建築基準法上の凍結深度を定めておらず、設計者の判断になります。佐久市独自の値は、公開されている資料では確認できていません。基礎の深さは設計者にご確認ください。
- 水道管の埋設深さ
- 60cm
-
敷地部分: 口径50mm以下は土被60cm、口径75mm以上は土被100cm(公道は土被120cm)
- 省エネ地域区分
- 3地域
-
断熱性能の基準になる区分です。数字が小さいほど寒冷で、求められる断熱性能が高くなります。
※ 垂直積雪量・凍結深度は、敷地の場所と標高で変わります。計画の前に、市町村・建設事務所・水道事業者に必ずご確認ください。 (公式の資料を2026年10月8日に確認) 垂直積雪量の求め方: 長野県「構造計算における各基準値について」 水道管の埋設深さ: 佐久水道企業団「給水装置工事施行指針」
この10年の変化で言えること
年ごとの値 10年平均 11.9℃
年ごとの値を表で見る
| 2016年 | 11.7℃ |
|---|---|
| 2017年 | 10.8℃ |
| 2018年 | 11.9℃ |
| 2019年 | 11.6℃ |
| 2020年 | 11.8℃ |
| 2021年 | 11.8℃ |
| 2022年 | 11.5℃ |
| 2023年 | 12.7℃ |
| 2024年 | 12.9℃ |
| 2025年 | 12.4℃ |
年ごとの値 10年平均 54.4日
年ごとの値を表で見る
| 2016年 | 39日 |
|---|---|
| 2017年 | 43日 |
| 2018年 | 53日 |
| 2019年 | 40日 |
| 2020年 | 47日 |
| 2021年 | 41日 |
| 2022年 | 52日 |
| 2023年 | 79日 |
| 2024年 | 68日 |
| 2025年 | 82日 |
- 真夏日は2023〜2025年に多い年が続いた。 79日・68日・82日で、それ以前の7年はすべて53日以下でした。前半の5年の平均44.4日に対し、後半は64.4日ですが、10年間だけでは長い目での傾向とまでは言い切れません。
- 年平均気温は2023〜2025年が上位3年(12.7℃・12.9℃・12.4℃)。
- 冬日は後半の5年に少ない。 2016〜2020年の平均131.8日に対し、2021〜2025年は120.8日。それでも、最も少ない2023年で111日あります。
- 年の最低気温は、毎年-10℃より下。 いちばん高かった2024年でも-10.9℃で、凍結への備えが要らなくなったとは言えません。
年の最低気温は、いちばん高かった年でも-10.9℃。凍結への備えは要らなくなっていません。
10年分の数字をすべて見る 気温・降水量・日照の12項目
| 項目 | 2016〜2025年の平均 | 少ない年〜多い年 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 年平均気温 | 11.9℃ | 10.8(2017年)〜12.9(2024年) | |
| 年の最高気温 | 10年平均 36.2℃/いちばん高かった年 37.5℃(2024年) | 34.3(2016年)〜37.5(2024年) | |
| 年の最低気温 | 10年平均 -12.8℃/いちばん低かった年 -15.8℃(2023年) | -15.8(2023年)〜-10.9(2024年) | |
| 冬日(最低気温が0℃未満の日) | 126.3日 | 111(2023年)〜146(2017年) | |
| 真冬日(最高気温が0℃未満の日) | 1.9日 | 0(2019年)〜5(2017年) | |
| 夏日(最高気温が25℃以上の日) | 114.0日 | 101(2019年)〜130(2025年) | |
| 真夏日(最高気温が30℃以上の日) | 54.4日 | 39(2016年)〜82(2025年) | |
| 猛暑日(最高気温が35℃以上の日) | 7.5日 | 0(2016年)〜16(2025年) | |
| 最低気温が25℃以上の日(熱帯夜の目安) | 0.0日 | どの年も 0 | |
| 年降水量 | 940mm | 778(2023年)〜1204(2019年) | |
| 年間日照時間 | 2320時間 | 2209(2016年)〜2543(2023年) | 9年分の平均(2021年を除く)。2021年3月から推計値に変わったため目安 |
| 年平均湿度 | なし | なし |
※ 役場のあたりに当てはまる雪の観測所がないため、雪の観測値は載せていません。雪への備えは、下の垂直積雪量(建築の基準)をご覧ください。
出典: 気象庁ホームページ「過去の気象データ検索」の年ごとの値をもとに、「信州 家と庭」が集計して作成。 (観測所「佐久」の年ごとの値) データの更新日: 2026年10月8日
佐久市の住まいの状況(持ち家・空き家・新築)
持ち家の世帯の割合
71.9%
2020年国勢調査
空き家率
21.3%
2023年住宅・土地統計調査
賃貸・売却用と別荘などを除いた空き家
9.6%
2023年住宅・土地統計調査
1980年以前に建てられた住宅
約9,400戸(23%)
2023年住宅・土地統計調査
居住専用住宅の新築
509棟
2024年の着工
住宅に住む世帯のうち、持ち家の世帯は71.9%です(2020年国勢調査)。
空き家は住宅全体の21.3%で、賃貸・売却用と別荘などを除いた空き家は9.6%です(2023年住宅・土地統計調査。抽出調査による推計値)。
人が住んでいる住宅のうち、1980年以前に建てられたものは約9,400戸(23%)です。1981年6月に耐震基準が改められる前の建物です。
2024年に着工した居住専用住宅は509棟で、1棟あたりの床面積の平均は115㎡です(建築着工統計)。
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データについて
- 数字は、国や県が公表しているデータを、信州 家と庭が市町村ごとに集計・加工したものです。データの時点と取得日は項目ごとに書いています。
- 災害の区域や基準は、土地の場所によって変わります。計画の前に、市町村・県の建設事務所・水道事業者などで必ず確かめてください。
- このサービスは、政府統計総合窓口(e-Stat)のAPI機能を使用していますが、サービスの内容は国によって保証されたものではありません。
データの取得日(最新): 2026年10月15日