公的データで見る
高山村の家づくりデータ 標高・冬の気温・凍結深度、土地の価格、災害リスク
高山村の要点
- 高山村役場の標高は551m。冬の最低気温は10年平均-9.4℃(長野観測所)。
- 住宅地の価格は地価調査の1か所の地点で、1㎡あたり17,800円。
- 洪水の浸水想定区域が村の面積の1%未満(約0.77km²)にあります(国のデータ)。土砂災害警戒区域は142か所(国のデータ)。
高山村の土地の価格(住宅地の地価)
地価調査
17,800円
2026年7月1日時点
住宅地1地点の価格
地価調査の住宅地の地点は1か所で、2026年の価格は1㎡あたり17,800円(1坪あたり約5.9万円)です。村全体の相場ではなく、その地点の価格です。
高山村には地価公示の住宅地の地点がないため、地価調査の地点で見ています。
高山村の災害リスク(洪水・土砂災害)
洪水
国のデータ(国土数値情報)では、想定最大規模の洪水で浸水が想定される区域が、村の面積の1%未満(約0.77km²)にあります。
土地が区域に入るか、どのくらいの深さになるかは、高山村のハザードマップで確認してください。
土砂災害
土砂災害警戒区域
142か所
土砂災害特別警戒区域
78か所
急傾斜地崩壊危険区域
12か所
地すべり防止区域
2か所
国のデータでは、土砂災害警戒区域が142か所、そのうち特別警戒区域が78か所あります(急傾斜地の崩壊・土石流・地すべり)。
このほか国のデータには、急傾斜地崩壊危険区域12か所、地すべり防止区域2か所が載っています。
災害危険区域・大規模盛土造成地は、国のデータには含まれていません。指定の有無は市町村の窓口でご確認ください。
国のデータは、県内のすべての区域を網羅しているわけではなく、区域の位置も概略です。土地が区域に入るかは、長野県(建設事務所)や高山村の資料で確かめてください。
液状化
液状化の傾向は、国のハザードマップで確認できます。
※ 洪水の面積と割合は、国のデータに載っている川の区域を市町村の境界で集計した概算です(載っていない川の区域は含みません)。区域の数は国のデータ(国土数値情報)を市町村の境界で集計したもの。区域は重なることがあります。
出典
高山村の標高と気候(冬の気温・積雪・凍結深度)
高山村には気温の観測所がないため、長野市にある長野観測所(標高418.2m、村役場から直線で約15.4km)の数字を使っています。役場(標高約551m)は観測所より約133m高く、標高が高いぶん、実際の気温は観測所の数字より低めになることがあります。寒さへの備えを厚めにし、暑さへの備えも省かない計画が向いています。
数字で見る高山村の気候(2016〜2025年)
高山村の中に気温の観測所がないため、長野市にある観測所「長野」の数字を載せています。
-
猛暑日(35℃以上)
12.3日
長野観測所(長野市、役場より約133m低い)の値。年平均。多い年は28日(2025年)
猛暑日(35℃以上)の日数(日) 年ごとの値 10年平均 12.3日
年ごとの値を表で見る
2016年 3日 2017年 3日 2018年 18日 2019年 10日 2020年 12日 2021年 7日 2022年 10日 2023年 24日 2024年 8日 2025年 28日 -
年の最低気温
-9.4℃
長野観測所(長野市、役場より約133m低い)の値。10年平均。いちばん低かった年は-11.6℃(2023年)
年の最低気温(℃) 年ごとの値 10年平均 -9.4℃
年ごとの値を表で見る
2016年 -10.0℃ 2017年 -9.6℃ 2018年 -11.1℃ 2019年 -9.5℃ 2020年 -8.8℃ 2021年 -8.0℃ 2022年 -10.4℃ 2023年 -11.6℃ 2024年 -8.3℃ 2025年 -7.1℃ -
垂直積雪量(建築の基準)
89cm
高山村役場の地点の値
観測所: 長野(気象台など、標高418.2m、長野市箱清水)。高山村役場(標高約551m)から直線で約15.4km。 出典: 気象庁ホームページ「過去の気象データ検索」の年ごとの値をもとに、「信州 家と庭」が集計して作成。
高山村で家を建てる・直すときに検討したいこと
-
断熱は「観測所の数字より寒い」前提で、等級を比べる
長野観測所の冬日は年平均95.9日、真冬日は年平均4.2日、年平均気温は13.1℃です。ただし村役場は観測所より約133m高い場所にあるので、実際の気温はこれより低めになることがあります。
だから、断熱等級は国の基準(等級4)で止めず、等級5・6にした場合の差額と光熱費を並べて比べることをおすすめします。窓は、樹脂サッシと複層・トリプルガラスの見積もりを取っておく価値があります。暖房の方式も、断熱の等級と一緒に工務店と決めておくと安心です。
役場は観測所より約133m高い場所。気温は、数字より低めになることがあります。
-
雪の基準は役場の地点で89cm。山あいは多雪区域になることも
高山村の近くには条件の合う雪の観測所がないため、観測された積雪の数字は載せていません。建築の基準になる垂直積雪量は、長野県の算式に敷地の標高を入れて求める決まりで、村役場の標高での値は89cmです(長野県「構造計算における各基準値について」の垂直積雪量算出シート、2026年10月8日確認)。垂直積雪量は観測された雪の深さではなく、設計に使う値です。
だから、カーポートや物置は、敷地の垂直積雪量に見合う積雪強度かどうかで選ぶことをおすすめします。敷地と役場の標高の差が50mを超えると、敷地の標高から計算し直すので、標高が上がるほど値は大きくなります。算式の値が1m以上になる敷地は、多雪区域の扱いです。
山田温泉・牧・山田牧場(標高900〜1,500mとされる地区)は、役場のある扇状地より高く、雪も多い条件です。こうした地区では、屋根の雪の扱いと雪の置き場まで含めて、早い段階で工務店に相談しておくと安心です。村内の笠岳観測所(標高1,473m)は降水量だけの観測所で、気温と雪の数字はありません。
-
配管の凍結対策は、観測所の数字より冷える前提で
長野観測所の年の最低気温は10年平均で-9.4℃、いちばん低かった年は-11.6℃(2023年)でした。役場のあたりは標高が高いぶん、これより低めになることがあります。
だから、給水・給湯の配管をできるだけ室内側に通すこと、屋外に出る部分の保温と凍結防止を、見積もりの段階で確認しておく価値があります。高山村としての凍結深度や水道管の埋設深さの値は確認できていません。基礎の深さは設計者に、給排水管の埋設深さは水道事業者に確認しておくと安心です。
-
標高が高くても、夏の暑さ対策は省かない
長野観測所の猛暑日は年平均12.3日、真夏日は年平均60.8日で、10年間の最高気温は38.5℃(2018年)でした。役場のあたりはこれより低めになることがありますが、村の中に気温の観測所がないので、どのくらい違うかは数字で示せません。
だから、「標高が高いから冷房は最小限でよい」とは決めず、南・西の窓の日よけとエアコンの容量を検討する価値があります。冬のための断熱と窓の性能は、夏の冷房の効きにも効いてきます。
-
太陽光発電は、雪の期間を見込んで試算する
長野観測所の年間日照時間は10年平均で2,049時間(1,939〜2,236時間)です。
だから、太陽光発電は検討する価値があります。ただし、屋根に雪が載って発電しない期間と、まわりの山の影は敷地ごとに違います。冬を見込んだ試算を業者に出してもらうことをおすすめします。
寒さや雪に合わせた家づくりは、高山村の新築・リフォーム業者に相談できます。 高山村の新築・リフォーム業者2社
高山村の建築の基準(垂直積雪量・凍結深度)
- 垂直積雪量
- 89cm
-
高山村役場の地点の値
建築基準法にもとづく設計用の積雪の深さです。観測された最深積雪とは別の値です。
決め方: 算式/定めているところ: 長野県(建築基準法施行細則第9条第2項・別表第1)
多雪区域: 役場地点は多雪区域ではない(100cm未満)。標高が上がって算式の値が1m以上になる敷地は多雪区域
- 凍結深度(建築)
- 県の定めなし
-
長野県は建築基準法上の凍結深度を定めておらず、設計者の判断になります。高山村独自の値は、公開されている資料では確認できていません。基礎の深さは設計者に、給排水管の埋設深さは水道事業者にご確認ください。
- 省エネ地域区分
- 3地域
-
断熱性能の基準になる区分です。数字が小さいほど寒冷で、求められる断熱性能が高くなります。
※ 垂直積雪量・凍結深度は、敷地の場所と標高で変わります。計画の前に、市町村・建設事務所・水道事業者に必ずご確認ください。 (公式の資料を2026年10月8日に確認) 垂直積雪量(算式と基準値): 長野県「構造計算における各基準値について」 垂直積雪量の算出シート: 長野県「垂直積雪量算出シート」
この10年の変化で言えること
年ごとの値 10年平均 13.1℃
年ごとの値を表で見る
| 2016年 | 13.1℃ |
|---|---|
| 2017年 | 11.9℃ |
| 2018年 | 13.0℃ |
| 2019年 | 12.9℃ |
| 2020年 | 13.1℃ |
| 2021年 | 12.9℃ |
| 2022年 | 12.7℃ |
| 2023年 | 13.6℃ |
| 2024年 | 13.8℃ |
| 2025年 | 13.5℃ |
年ごとの値 10年平均 60.8日
年ごとの値を表で見る
| 2016年 | 59日 |
|---|---|
| 2017年 | 44日 |
| 2018年 | 63日 |
| 2019年 | 48日 |
| 2020年 | 48日 |
| 2021年 | 45日 |
| 2022年 | 68日 |
| 2023年 | 80日 |
| 2024年 | 74日 |
| 2025年 | 79日 |
- 冬日は85日(2020年)から115日(2017年)の間。 前半5年の平均98.2日に対して後半5年は93.6日ですが、減っているとまでは言い切れません。
- 年の最低気温は-7.1℃(2025年)から-11.6℃(2023年)まで幅がある。 暖かい冬の翌年に冷え込むこともあり、傾向は読み取れません。
- 真夏日は2023〜2025年に3年続けて74日以上。 それ以前の7年はすべて68日以下でした。
- 年平均気温は2024年が10年で最も高い(13.8℃)。最も低かったのは2017年(11.9℃)です。
冬日は減っているとまでは言い切れません。寒さへの備えは、これまでどおり考えておきましょう。
10年分の数字をすべて見る 気温・降水量・日照の12項目
| 項目 | 2016〜2025年の平均 | 少ない年〜多い年 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 年平均気温 | 13.1℃ | 11.9(2017年)〜13.8(2024年) | |
| 年の最高気温 | 10年平均 36.8℃/いちばん高かった年 38.5℃(2018年) | 35.1(2017年)〜38.5(2018年) | |
| 年の最低気温 | 10年平均 -9.4℃/いちばん低かった年 -11.6℃(2023年) | -11.6(2023年)〜-7.1(2025年) | |
| 冬日(最低気温が0℃未満の日) | 95.9日 | 85(2020年)〜115(2017年) | |
| 真冬日(最高気温が0℃未満の日) | 4.2日 | 0(2016年)〜10(2022年) | |
| 夏日(最高気温が25℃以上の日) | 124.8日 | 111(2017年)〜146(2024年) | |
| 真夏日(最高気温が30℃以上の日) | 60.8日 | 44(2017年)〜80(2023年) | |
| 猛暑日(最高気温が35℃以上の日) | 12.3日 | 3(2016年)〜28(2025年) | |
| 最低気温が25℃以上の日(熱帯夜の目安) | 3.4日 | 0(2016年)〜11(2023年) | |
| 年降水量 | 995mm | 830(2023年)〜1194(2017年) | |
| 年間日照時間 | 2049時間 | 1939(2024年)〜2236(2023年) | |
| 年平均湿度 | 75% | 73(2016年)〜76(2020年) |
※ 役場のあたりに当てはまる雪の観測所がないため、雪の観測値は載せていません。雪への備えは、下の垂直積雪量(建築の基準)をご覧ください。
出典: 気象庁ホームページ「過去の気象データ検索」の年ごとの値をもとに、「信州 家と庭」が集計して作成。 (観測所「長野」の年ごとの値) データの更新日: 2026年10月8日
高山村の住まいの状況(持ち家・空き家・新築)
持ち家の世帯の割合
94.0%
2020年国勢調査
居住専用住宅の新築
22棟
2024年の着工
住宅に住む世帯のうち、持ち家の世帯は94.0%です(2020年国勢調査)。
2024年に着工した居住専用住宅は22棟で、1棟あたりの床面積の平均は108㎡です(建築着工統計)。
古い住まいの耐震・断熱の見直しは、高山村の新築・リフォーム業者に相談できます。 高山村の新築・リフォーム業者2社
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データについて
- 空き家率と建てられた時期は、住宅・土地統計調査の市町村別の集計が市と人口1万5千人以上の町村だけのため、載せていません。
- 数字は、国や県が公表しているデータを、信州 家と庭が市町村ごとに集計・加工したものです。データの時点と取得日は項目ごとに書いています。
- 災害の区域や基準は、土地の場所によって変わります。計画の前に、市町村・県の建設事務所・水道事業者などで必ず確かめてください。
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データの取得日(最新): 2026年10月15日