公的データで見る
中野市の家づくりデータ 標高・冬の気温・凍結深度、土地の価格、災害リスク
中野市の要点
- 中野市役所の標高は366m。冬の最低気温は10年平均-9.4℃(長野観測所)。
- 住宅地の地価は1㎡あたり33,800円(2026年地価公示の中央値)。
- 洪水の浸水想定区域が市の面積の約25%(約28km²)にあります(国のデータ)。土砂災害警戒区域は503か所(国のデータ)。
中野市の土地の価格(住宅地の地価)
地価公示
33,800円
2026年1月1日時点
住宅地3地点の中央値
1坪あたり約11.2万円
同じ地点の前年比 +0.6%
地価調査
26,000円
2026年7月1日時点
住宅地7地点の中央値
1坪あたり約8.6万円
同じ地点の前年比 ±0.0%
2026年の地価公示(住宅地3地点)の中央値は1㎡あたり33,800円(1坪あたり約11.2万円)、地価調査(住宅地7地点)の中央値は1㎡あたり26,000円(1坪あたり約8.6万円)です。
同じ地点どうしで前の年と比べると、地価公示は+0.6%、地価調査は±0.0%です(変動率の中央値)。
補足:国に報告された取引の価格
2021〜2025年に国土交通省のアンケートで報告された宅地の取引のうち、家を建てる土地に近い取引(面積100〜1,000㎡の住宅地など)は140件で、1㎡あたりの中央値は35,000円です。同じように絞った中古の一戸建て(土地と建物)は89件で、延床面積1㎡あたりの中央値は50,000円です(土地の価格を含む)。
※ 1坪あたりは1㎡あたりの価格に3.30578を掛けた概算。地価公示・地価調査は、選ばれた地点の価格です。
出典
中野市の災害リスク(洪水・土砂災害)
洪水
国のデータ(国土数値情報)では、想定最大規模の洪水で浸水が想定される区域が、市の面積の約25%(約28km²)にあります。
土地が区域に入るか、どのくらいの深さになるかは、中野市のハザードマップで確認してください。
土砂災害
土砂災害警戒区域
503か所
土砂災害特別警戒区域
356か所
急傾斜地崩壊危険区域
2か所
地すべり防止区域
13か所
災害危険区域
3か所
大規模盛土造成地
19か所
国のデータでは、土砂災害警戒区域が503か所、そのうち特別警戒区域が356か所あります(急傾斜地の崩壊・土石流・地すべり)。
このほか国のデータには、急傾斜地崩壊危険区域2か所、地すべり防止区域13か所、災害危険区域3か所、大規模盛土造成地19か所が載っています。
国のデータは、県内のすべての区域を網羅しているわけではなく、区域の位置も概略です。土地が区域に入るかは、長野県(建設事務所)や中野市の資料で確かめてください。
液状化
液状化の傾向は、国のハザードマップで確認できます。
※ 洪水の面積と割合は、国のデータに載っている川の区域を市町村の境界で集計した概算です(載っていない川の区域は含みません)。区域の数は国のデータ(国土数値情報)を市町村の境界で集計したもの。区域は重なることがあります。
出典
中野市の標高と気候(冬の気温・積雪・凍結深度)
中野市には気温の観測所がないため、長野市にある長野観測所(標高418.2m、市役所から直線で約18.1km)の数字を使っています。夏は猛暑日が年に10日以上あり、冬は氷点下の朝が100日近くあります。雪は、建築の基準の値が区域によって90cmから300cmまで大きく変わるので、敷地の区域の確認が出発点です。
数字で見る中野市の気候(2016〜2025年)
中野市の中に気温の観測所がないため、長野市にある観測所「長野」の数字を載せています。
-
猛暑日(35℃以上)
12.3日
長野観測所(長野市)の値。年平均。多い年は28日(2025年)
猛暑日(35℃以上)の日数(日) 年ごとの値 10年平均 12.3日
年ごとの値を表で見る
2016年 3日 2017年 3日 2018年 18日 2019年 10日 2020年 12日 2021年 7日 2022年 10日 2023年 24日 2024年 8日 2025年 28日 -
年の最低気温
-9.4℃
長野観測所(長野市)の値。10年平均。いちばん低かった年は-11.6℃(2023年)
年の最低気温(℃) 年ごとの値 10年平均 -9.4℃
年ごとの値を表で見る
2016年 -10.0℃ 2017年 -9.6℃ 2018年 -11.1℃ 2019年 -9.5℃ 2020年 -8.8℃ 2021年 -8.0℃ 2022年 -10.4℃ 2023年 -11.6℃ 2024年 -8.3℃ 2025年 -7.1℃ -
垂直積雪量(建築の基準)
90〜300cm
区域ごとに定められている
観測所: 長野(気象台など、標高418.2m、長野市箱清水)。中野市役所(標高約366m)から直線で約18.1km。 出典: 気象庁ホームページ「過去の気象データ検索」の年ごとの値をもとに、「信州 家と庭」が集計して作成。
中野市で家を建てる・直すときに検討したいこと
-
敷地がどの「雪の区域」に入るかを、最初に確かめる
中野市の近くには条件の合う雪の観測所がないため、観測された積雪の数字は載せていません。建築の基準になる垂直積雪量は、長野県が大字と標高で区域を分けて定めていて、「90cm以上100cm未満」から「250cm以上300cm未満」まで5段階あります。たとえば大字江部・片塩・草間などは90cm以上100cm未満、大字西条・吉田・竹原などは100cm以上150cm未満、大字豊津・穴田は150cm以上200cm未満です(長野県 北信建設事務所「北信建設事務所管内の垂直積雪量」、2026年10月8日確認)。垂直積雪量は観測された雪の深さではなく、設計に使う値で、100cm以上の区域は多雪区域になります。
だから、土地を選ぶ段階で、敷地がどの区域に入るかを建設事務所か工務店に確かめておくことをおすすめします。多雪区域に入る敷地では、屋根の雪を「下ろす・落とす・載せたままにする」のどれにするか、カーポートの積雪強度、雪を寄せておく場所を、間取りと同じ時期に検討する価値があります。
旧豊田村の豊津・永江などは飯山盆地の側にあり、垂直積雪量も150cm以上の区域です。このページの気温などの数字(長野観測所)も、そのままは当てはまらないことがあります。
同じ市内でも、雪の基準は区域で大きく変わります。土地を選ぶ段階で確かめておきましょう。
-
夏は35℃以上の日が年に10日以上。日よけと冷房を計画に入れる
長野観測所の猛暑日は年平均12.3日(3日の年から28日の年まで)、真夏日は年平均60.8日です。10年間の最高気温は38.5℃(2018年)で、最低気温が25℃以上の日も年平均3.4日ありました。中野市役所(標高約366m)は長野盆地の北の端にあり、観測所まで間に山はありません。
だから、雪への備えと並べて、南・西の窓の日よけ、屋根・天井の断熱、エアコンの容量を検討する価値があります。夜も気温が下がらない日があるので、寝室の冷房と風通しも見ておきたい点です。
-
断熱は、国の基準より上の等級と見積もりを比べる
冬日は年平均95.9日、真冬日は年平均4.2日で、多い年には10日ありました(2022年)。年平均気温は13.1℃です。
だから、断熱等級は基準(等級4)のままにせず、等級5・6にした場合の差額と光熱費を並べて比べることをおすすめします。断熱と窓の性能は夏の冷房にも効くので、冷房も暖房も使う土地では効果を見込みやすい部分です。既存の家なら、窓の断熱改修から検討する価値があります。
-
屋外の配管と給湯器は、氷点下10℃前後まで下がる前提で
年の最低気温は10年平均で-9.4℃、10年間では-7.1℃(2025年)から-11.6℃(2023年)の間でした。
だから、屋外に出る配管の保温と凍結防止、給湯器の置き場所を確認しておく価値があります。中野市としての凍結深度や水道管の埋設深さの値は確認できていません。基礎の深さは設計者に、給排水管の埋設深さは水道事業者に確認しておくと安心です。
-
太陽光発電は、雪の区域とあわせて試算する
年間日照時間は10年平均で2,049時間(1,939〜2,236時間)です。
だから、太陽光発電は検討に値します。ただし、屋根に雪が載って発電しない期間は、敷地の雪の区域によって変わります。垂直積雪量の大きい区域では、冬を割り引いた試算と、雪の重さに見合う架台かどうかを業者に確認することをおすすめします。
寒さや雪に合わせた家づくりは、中野市の新築・リフォーム業者に相談できます。 中野市の新築・リフォーム業者25社
中野市の建築の基準(垂直積雪量・凍結深度)
- 垂直積雪量
- 90〜300cm
-
区域ごとに定められている
建築基準法にもとづく設計用の積雪の深さです。観測された最深積雪とは別の値です。
決め方: 区域別/定めているところ: 長野県(知事が別に定める区域。建築基準法施行細則第9条第3項)
多雪区域: 一部が多雪区域(100cm以上の区域。90cm以上100cm未満の区域は多雪区域ではない)
区域ごとの値を見る(5区域)
- 90cm以上100cm未満 大字間山、大字新野、大字桜沢及び大字三ツ和の区域のうち、標高が500メートル未満の区域 / 大字篠井、大字新保、大字江部、大字片塩、大字安源寺、大字牛出、大字立ヶ花及び大字草間の区域
- 100cm以上150cm未満 大字中野、大字小田中及び大字更科の区域のうち、標高が500メートル未満の区域(注) / 大字西条、大字岩船、大字吉田、大字七瀬、大字栗林、大字一本木、大字新井、大字若宮及び大字竹原の区域 / 大字上今井の区域
- 150cm以上200cm未満 大字間山、大字新野、大字桜沢、大字三ツ和、大字中野、大字小田中及び大字更科の区域のうち、標高が500メートル以上の区域 / 大字赤岩、大字越、大字深沢、大字柳沢、大字田上及び大字岩井の区域のうち、標高が500メートル未満の区域 / 大字大俣、大字田麦、大字厚貝、大字壁田、大字金井、大字間長瀬及び大字笠原の区域 / 大字豊津及び大字穴田の区域
- 200cm以上250cm未満 大字赤岩、大字越、大字深沢、大字柳沢、大字田上及び大字岩井の区域のうち、標高が500メートル以上750メートル未満の区域 / 大字永江の区域のうち、標高が500メートル未満の区域
- 250cm以上300cm未満 その他の区域
- 凍結深度(建築)
- 県の定めなし
-
長野県は建築基準法上の凍結深度を定めておらず、設計者の判断になります。中野市独自の値は、公開されている資料では確認できていません。基礎の深さは設計者に、給排水管の埋設深さは水道事業者にご確認ください。
- 省エネ地域区分
- 4地域
-
断熱性能の基準になる区分です。数字が小さいほど寒冷で、求められる断熱性能が高くなります。
※ 垂直積雪量・凍結深度は、敷地の場所と標高で変わります。計画の前に、市町村・建設事務所・水道事業者に必ずご確認ください。 (公式の資料を2026年10月8日に確認) 垂直積雪量の区域と値: 長野県 北信建設事務所「北信建設事務所管内の垂直積雪量」 垂直積雪量(県の基準値の説明): 長野県「構造計算における各基準値について」
この10年の変化で言えること
年ごとの値 10年平均 13.1℃
年ごとの値を表で見る
| 2016年 | 13.1℃ |
|---|---|
| 2017年 | 11.9℃ |
| 2018年 | 13.0℃ |
| 2019年 | 12.9℃ |
| 2020年 | 13.1℃ |
| 2021年 | 12.9℃ |
| 2022年 | 12.7℃ |
| 2023年 | 13.6℃ |
| 2024年 | 13.8℃ |
| 2025年 | 13.5℃ |
年ごとの値 10年平均 60.8日
年ごとの値を表で見る
| 2016年 | 59日 |
|---|---|
| 2017年 | 44日 |
| 2018年 | 63日 |
| 2019年 | 48日 |
| 2020年 | 48日 |
| 2021年 | 45日 |
| 2022年 | 68日 |
| 2023年 | 80日 |
| 2024年 | 74日 |
| 2025年 | 79日 |
- 真夏日は後半の5年のほうが多い。 2016〜2020年の平均52.4日に対し、2021〜2025年は69.2日でした。ただし10年間だけでは、長い目での傾向とまでは言い切れません。
- 年平均気温は2023〜2025年が上位3年(13.6℃・13.8℃・13.5℃)。最も低かったのは2017年(11.9℃)です。
- 年の最低気温は年によって4℃あまり違う。 -7.1℃(2025年)から-11.6℃(2023年)まであり、上がっている・下がっているとは言い切れません。
- 年降水量は830mm(2023年)から1,194mm(2017年)の間。 増減の傾向は読み取れません。
年平均気温は、2023〜2025年が10年の上位3年でした。
10年分の数字をすべて見る 気温・降水量・日照の12項目
| 項目 | 2016〜2025年の平均 | 少ない年〜多い年 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 年平均気温 | 13.1℃ | 11.9(2017年)〜13.8(2024年) | |
| 年の最高気温 | 10年平均 36.8℃/いちばん高かった年 38.5℃(2018年) | 35.1(2017年)〜38.5(2018年) | |
| 年の最低気温 | 10年平均 -9.4℃/いちばん低かった年 -11.6℃(2023年) | -11.6(2023年)〜-7.1(2025年) | |
| 冬日(最低気温が0℃未満の日) | 95.9日 | 85(2020年)〜115(2017年) | |
| 真冬日(最高気温が0℃未満の日) | 4.2日 | 0(2016年)〜10(2022年) | |
| 夏日(最高気温が25℃以上の日) | 124.8日 | 111(2017年)〜146(2024年) | |
| 真夏日(最高気温が30℃以上の日) | 60.8日 | 44(2017年)〜80(2023年) | |
| 猛暑日(最高気温が35℃以上の日) | 12.3日 | 3(2016年)〜28(2025年) | |
| 最低気温が25℃以上の日(熱帯夜の目安) | 3.4日 | 0(2016年)〜11(2023年) | |
| 年降水量 | 995mm | 830(2023年)〜1194(2017年) | |
| 年間日照時間 | 2049時間 | 1939(2024年)〜2236(2023年) | |
| 年平均湿度 | 75% | 73(2016年)〜76(2020年) |
※ 役場のあたりに当てはまる雪の観測所がないため、雪の観測値は載せていません。雪への備えは、下の垂直積雪量(建築の基準)をご覧ください。
出典: 気象庁ホームページ「過去の気象データ検索」の年ごとの値をもとに、「信州 家と庭」が集計して作成。 (観測所「長野」の年ごとの値) データの更新日: 2026年10月8日
中野市の住まいの状況(持ち家・空き家・新築)
持ち家の世帯の割合
76.9%
2020年国勢調査
空き家率
12.5%
2023年住宅・土地統計調査
賃貸・売却用と別荘などを除いた空き家
6.7%
2023年住宅・土地統計調査
1980年以前に建てられた住宅
約4,400戸(28%)
2023年住宅・土地統計調査
居住専用住宅の新築
197棟
2024年の着工
住宅に住む世帯のうち、持ち家の世帯は76.9%です(2020年国勢調査)。
空き家は住宅全体の12.5%で、賃貸・売却用と別荘などを除いた空き家は6.7%です(2023年住宅・土地統計調査。抽出調査による推計値)。
人が住んでいる住宅のうち、1980年以前に建てられたものは約4,400戸(28%)です。1981年6月に耐震基準が改められる前の建物です。
2024年に着工した居住専用住宅は197棟で、1棟あたりの床面積の平均は101㎡です(建築着工統計)。
古い住まいの耐震・断熱の見直しは、中野市の新築・リフォーム業者に相談できます。 中野市の新築・リフォーム業者25社
あわせて読みたい
近くの市町村の家づくりデータ
中野市の業者を探す
中野市の土地や気候をふまえて相談できる、地元の専門業者を掲載しています。
データについて
- 数字は、国や県が公表しているデータを、信州 家と庭が市町村ごとに集計・加工したものです。データの時点と取得日は項目ごとに書いています。
- 災害の区域や基準は、土地の場所によって変わります。計画の前に、市町村・県の建設事務所・水道事業者などで必ず確かめてください。
- このサービスは、政府統計総合窓口(e-Stat)のAPI機能を使用していますが、サービスの内容は国によって保証されたものではありません。
データの取得日(最新): 2026年10月15日