公的データで見る
天龍村の家づくりデータ 標高・冬の気温・凍結深度、土地の価格、災害リスク
天龍村の要点
- 天龍村役場の標高は302m。冬の最低気温は10年平均-7.7℃(南信濃観測所)。
- 住宅地の価格は地価調査の1か所の地点で、1㎡あたり4,210円。
- 天龍村のハザードマップは土砂災害が対象です。洪水は役場に確認してください。土砂災害警戒区域は346か所(国のデータ)。
天龍村の土地の価格(住宅地の地価)
地価調査
4,210円
2026年7月1日時点
住宅地1地点の価格
地価調査の住宅地の地点は1か所で、2026年の価格は1㎡あたり4,210円(1坪あたり約1.4万円)です。村全体の相場ではなく、その地点の価格です。
天龍村には地価公示の住宅地の地点がないため、地価調査の地点で見ています。
補足:国に報告された取引の価格
2021〜2025年に国土交通省のアンケートで報告された宅地の取引のうち、家を建てる土地に近い取引(面積100〜1,000㎡の住宅地など)は2件で、目安を出す基準(5件)に届かないため、価格は載せていません。
※ 1坪あたりは1㎡あたりの価格に3.30578を掛けた概算。地価公示・地価調査は、選ばれた地点の価格です。
出典
天龍村の災害リスク(洪水・土砂災害)
洪水
国のデータ(国土数値情報)には、天龍村の洪水浸水想定区域は含まれていません。調査の対象になっていない川がある可能性があります。
天龍村のハザードマップは土砂災害が対象です。川や水路の近くで建てる・直すときは、役場に確認してください。
土砂災害
土砂災害警戒区域
346か所
土砂災害特別警戒区域
244か所
急傾斜地崩壊危険区域
7か所
地すべり防止区域
1か所
国のデータでは、土砂災害警戒区域が346か所、そのうち特別警戒区域が244か所あります(急傾斜地の崩壊・土石流・地すべり)。
このほか国のデータには、急傾斜地崩壊危険区域7か所、地すべり防止区域1か所が載っています。
災害危険区域・大規模盛土造成地は、国のデータには含まれていません。指定の有無は市町村の窓口でご確認ください。
国のデータは、県内のすべての区域を網羅しているわけではなく、区域の位置も概略です。土地が区域に入るかは、長野県(建設事務所)や天龍村の資料で確かめてください。
液状化
液状化の傾向は、国のハザードマップで確認できます。
※ 洪水の面積と割合は、国のデータに載っている川の区域を市町村の境界で集計した概算です(載っていない川の区域は含みません)。区域の数は国のデータ(国土数値情報)を市町村の境界で集計したもの。区域は重なることがあります。
出典
天龍村の標高と気候(冬の気温・積雪・凍結深度)
天龍村は、夏の暑さへの備えがいちばんの課題になる土地です。同じ遠山川の上流にある南信濃観測所では、猛暑日が年平均18.7日あり、10年間の最高気温は39.5℃でした。この観測所では雨も年に2,000mmほど降るので、暑さと雨への備えが家づくりの中心になります。
数字で見る天龍村の気候(2016〜2025年)
天龍村の中に気温の観測所がないため、飯田市にある観測所「南信濃」の数字を載せています。
-
猛暑日(35℃以上)
18.7日
南信濃観測所(飯田市、役場より約105m高い)の値。年平均。多い年は36日(2025年)
猛暑日(35℃以上)の日数(日) 年ごとの値 10年平均 18.7日
年ごとの値を表で見る
2016年 8日 2017年 6日 2018年 25日 2019年 13日 2020年 14日 2021年 13日 2022年 12日 2023年 26日 2024年 34日 2025年 36日 -
年降水量
2,002mm
南信濃観測所(飯田市、役場より約105m高い)の値。10年平均。多い年は2,624mm(2020年)
年降水量(mm) 年ごとの値 10年平均 2,002mm
年ごとの値を表で見る
2016年 1,842mm 2017年 1,604mm 2018年 2,436mm 2019年 1,856mm 2020年 2,624mm 2021年 2,304mm 2022年 1,638mm 2023年 1,880mm 2024年 2,272mm 2025年 1,562mm -
年の最低気温
-7.7℃
南信濃観測所(飯田市、役場より約105m高い)の値。10年平均。いちばん低かった年は-9.9℃(2016年)
年の最低気温(℃) 年ごとの値 10年平均 -7.7℃
年ごとの値を表で見る
2016年 -9.9℃ 2017年 -7.9℃ 2018年 -9.0℃ 2019年 -6.6℃ 2020年 -6.3℃ 2021年 -7.2℃ 2022年 -8.2℃ 2023年 -7.6℃ 2024年 -6.2℃ 2025年 -7.7℃
観測所: 南信濃(アメダス、標高407m、飯田市南信濃和田字夜川瀬)。天龍村役場(標高約302m)から直線で約8.6km。 出典: 気象庁ホームページ「過去の気象データ検索」の年ごとの値をもとに、「信州 家と庭」が集計して作成。
天龍村で家を建てる・直すときに検討したいこと
-
猛暑日が年に19日近く。暑さ対策を計画のいちばん上に
天龍村には気温の観測所がないため、隣の飯田市にある南信濃観測所(アメダス、標高407m、役場から直線で約8.6km)の数字を使っています。役場(平岡、標高約302m)は遠山川が天竜川に合流するところにあり、南信濃は同じ遠山川の上流です。観測所のほうが105m高く、標高が低いぶん、実際の気温は観測所の数字より高めになることがあります。南信濃では、猛暑日が年平均18.7日(2025年は36日)、真夏日が年平均69.8日で、10年間の最高気温は39.5℃(2020年)でした。
だから、窓の外で日差しを止める日よけ(深い軒、ひさし、外付けのブラインド)、屋根・天井の断熱、エアコンの台数と容量を、間取りと同じ時期に検討する価値があります。最低気温が25℃以上の日は年平均0.1日と少ないので、夜に風を通せる窓の配置も効果を見込めます。
最低気温が25℃以上の日は少ない土地です。夜に風を通せる窓の配置も考えてみましょう。
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年2,000mmの雨に合わせて、屋根と敷地の排水を見る
南信濃観測所の年降水量は平均2,002mm(少ない年で1,562mm、多い年で2,624mm)で、同じ期間の長野市(995mm)の約2倍です。
だから、軒の出、雨どいの太さと落とし先、外壁の継ぎ目(シーリング)、敷地の排水を検討する価値があります。土地を選ぶ段階なら、土砂災害と浸水のハザードマップも合わせて確認しておくと安心です。
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冬も年に84日ほどは朝が氷点下。断熱は夏にも効く
冬日は年平均83.7日、年の最低気温は10年平均で-7.7℃、いちばん低かった年は-9.9℃(2016年)です。真冬日は年平均0.4日で、日中はほとんどの日で氷点下を上回ります。
だから、暖かい土地でも、断熱は基準(等級4)より上の等級と見積もりを比べる価値があります。断熱と窓の性能は、夏の冷房の効きにもつながります。屋外の配管と給湯器の凍結防止も、標準の仕様に入っているか確認しておきたい点です。
凍結深度や水道管の埋設深さは、村の資料で値を確認できていません。基礎の深さは設計者に、給排水管の埋設深さは水道事業者に確認してください。
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垂直積雪量は、敷地の標高で大きく変わる
近くに雪を観測している観測所がないため、積雪の観測値は載せていません。設計に使う垂直積雪量は、長野県の算式に敷地の標高を入れて求め、役場の標高での値は58cmです。天龍村の算式は標高にかかる係数が大きく、標高が高い敷地ほど値が大きくなります。敷地の標高で確かめてください。垂直積雪量は設計用の値で、観測された積雪の深さとは別のものです。
だから、役場より高い土地でカーポートや物置を建てるときは、敷地の標高での値を工務店や外構業者に確認し、その値に合う積雪強度のものを選ぶと安心です。算式の値が100cm以上になる敷地は、多雪区域の扱いになります。
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太陽光発電は、夏の冷房と合わせて試算する
南信濃の年間日照時間は平均1,971時間です(2021年を除く9年分の平均。観測方法が2021年に変わったため目安)。
だから、太陽光発電は検討する価値があります。日の当たる時間は敷地ごとに違うので、冬の日当たりを現地で確かめたうえで試算してもらうとよいでしょう。夏の冷房で電気を使う時間帯と、発電の時間帯が重なる点も、試算に入れてもらうことをおすすめします。
天龍村の建築の基準(垂直積雪量・凍結深度)
- 垂直積雪量
- 58cm
-
天龍村役場の地点の値
建築基準法にもとづく設計用の積雪の深さです。観測された最深積雪とは別の値です。
決め方: 算式/定めているところ: 長野県(建築基準法施行細則第9条第2項・別表第1)
多雪区域: 役場地点は多雪区域ではない(100cm未満)。標高が上がって算式の値が1m以上になる敷地は多雪区域
- 凍結深度(建築)
- 県の定めなし
-
長野県は建築基準法上の凍結深度を定めておらず、設計者の判断になります。天龍村独自の値は、公開されている資料では確認できていません。基礎の深さは設計者に、給排水管の埋設深さは水道事業者にご確認ください。
- 省エネ地域区分
- 4地域
-
断熱性能の基準になる区分です。数字が小さいほど寒冷で、求められる断熱性能が高くなります。
※ 垂直積雪量・凍結深度は、敷地の場所と標高で変わります。計画の前に、市町村・建設事務所・水道事業者に必ずご確認ください。 (公式の資料を2026年10月8日に確認) 垂直積雪量の求め方: 長野県「構造計算における各基準値について」 垂直積雪量の算出シート(Excel): 長野県「構造計算における各基準値について」の添付ファイル
この10年の変化で言えること
年ごとの値 10年平均 13.8℃
年ごとの値を表で見る
| 2016年 | 14.0℃ |
|---|---|
| 2017年 | 12.8℃ |
| 2018年 | 13.9℃ |
| 2019年 | 13.8℃ |
| 2020年 | 13.7℃ |
| 2021年 | 13.5℃ |
| 2022年 | 13.5℃ |
| 2023年 | 14.1℃ |
| 2024年 | 14.7℃ |
| 2025年 | 14.1℃ |
年ごとの値 10年平均 69.8日
年ごとの値を表で見る
| 2016年 | 68日 |
|---|---|
| 2017年 | 68日 |
| 2018年 | 66日 |
| 2019年 | 58日 |
| 2020年 | 64日 |
| 2021年 | 46日 |
| 2022年 | 67日 |
| 2023年 | 84日 |
| 2024年 | 92日 |
| 2025年 | 85日 |
- 猛暑日は、2024年・2025年に30日を超えた。 34日と36日で、前半5年の平均13.2日に対して後半5年は24.2日です。10年間だけでは長い目での傾向とまでは言い切れませんが、暑さへの備えは厚めに見ておくと安心です。
- 年の最高気温は、10年のうち5年で38℃を超えた。 最も高かったのは2020年の39.5℃、次が2024年の39.1℃です。
- 年平均気温は2024年が最も高い(14.7℃)。最も低かったのは2017年(12.8℃)です。
- 雨の量は年による差が大きい。 年降水量は1,562mm(2025年)から2,624mm(2020年)までです。前半5年の平均は2,073mm、後半5年は1,931mmですが、減っているとは言い切れません。
10年間だけでは傾向とまでは言い切れませんが、暑さへの備えは厚めに見ておくと安心です。
10年分の数字をすべて見る 気温・降水量・日照の12項目
| 項目 | 2016〜2025年の平均 | 少ない年〜多い年 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 年平均気温 | 13.8℃ | 12.8(2017年)〜14.7(2024年) | |
| 年の最高気温 | 10年平均 37.9℃/いちばん高かった年 39.5℃(2020年) | 36.5(2017年)〜39.5(2020年) | |
| 年の最低気温 | 10年平均 -7.7℃/いちばん低かった年 -9.9℃(2016年) | -9.9(2016年)〜-6.2(2024年) | |
| 冬日(最低気温が0℃未満の日) | 83.7日 | 71(2020年)〜109(2017年) | |
| 真冬日(最高気温が0℃未満の日) | 0.4日 | 0(2017年)〜1(2016年) | |
| 夏日(最高気温が25℃以上の日) | 137.7日 | 130(2020年)〜149(2024年) | |
| 真夏日(最高気温が30℃以上の日) | 69.8日 | 46(2021年)〜92(2024年) | |
| 猛暑日(最高気温が35℃以上の日) | 18.7日 | 6(2017年)〜36(2025年) | |
| 最低気温が25℃以上の日(熱帯夜の目安) | 0.1日 | 0(2016年)〜1(2018年) | |
| 年降水量 | 2002mm | 1562(2025年)〜2624(2020年) | |
| 年間日照時間 | 1971時間 | 1842(2019年)〜2210(2023年) | 9年分の平均(2021年を除く)。2021年3月から推計値に変わったため目安 |
| 年平均湿度 | なし | なし |
※ 役場のあたりに当てはまる雪の観測所がないため、雪の観測値は載せていません。雪への備えは、下の垂直積雪量(建築の基準)をご覧ください。
出典: 気象庁ホームページ「過去の気象データ検索」の年ごとの値をもとに、「信州 家と庭」が集計して作成。 (観測所「南信濃」の年ごとの値) データの更新日: 2026年10月8日
天龍村の住まいの状況(持ち家・空き家・新築)
持ち家の世帯の割合
87.5%
2020年国勢調査
居住専用住宅の新築
計2棟
2020〜2024年の着工
住宅に住む世帯のうち、持ち家の世帯は87.5%です(2020年国勢調査)。
2020〜2024年に着工した居住専用住宅は、表に値のある4年間で計2棟です(建築着工統計)。
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データについて
- 空き家率と建てられた時期は、住宅・土地統計調査の市町村別の集計が市と人口1万5千人以上の町村だけのため、載せていません。
- 数字は、国や県が公表しているデータを、信州 家と庭が市町村ごとに集計・加工したものです。データの時点と取得日は項目ごとに書いています。
- 災害の区域や基準は、土地の場所によって変わります。計画の前に、市町村・県の建設事務所・水道事業者などで必ず確かめてください。
- このサービスは、政府統計総合窓口(e-Stat)のAPI機能を使用していますが、サービスの内容は国によって保証されたものではありません。
データの取得日(最新): 2026年10月15日