公的データで見る
千曲市の家づくりデータ 標高・冬の気温・凍結深度、土地の価格、災害リスク
千曲市の要点
- 千曲市役所の標高は360m。冬の最低気温は10年平均-9.4℃(長野観測所)。
- 住宅地の地価は1㎡あたり26,150円(2026年地価公示の中央値)。
- 洪水の浸水想定区域が市の面積の約24%(約28km²)にあります(国のデータ)。土砂災害警戒区域は249か所(国のデータ)。
千曲市の土地の価格(住宅地の地価)
地価公示
26,150円
2026年1月1日時点
住宅地4地点の中央値
1坪あたり約8.6万円
同じ地点の前年比 ±0.0%
地価調査
29,250円
2026年7月1日時点
住宅地6地点の中央値
1坪あたり約9.7万円
同じ地点の前年比 ±0.0%
2026年の地価公示(住宅地4地点)の中央値は1㎡あたり26,150円(1坪あたり約8.6万円)、地価調査(住宅地6地点)の中央値は1㎡あたり29,250円(1坪あたり約9.7万円)です。
同じ地点どうしで前の年と比べると、地価公示は±0.0%、地価調査は±0.0%です(変動率の中央値)。
補足:国に報告された取引の価格
2021〜2025年に国土交通省のアンケートで報告された宅地の取引のうち、家を建てる土地に近い取引(面積100〜1,000㎡の住宅地など)は274件で、1㎡あたりの中央値は23,000円です。同じように絞った中古の一戸建て(土地と建物)は117件で、延床面積1㎡あたりの中央値は88,333円です(土地の価格を含む)。
※ 1坪あたりは1㎡あたりの価格に3.30578を掛けた概算。地価公示・地価調査は、選ばれた地点の価格です。
出典
千曲市の災害リスク(洪水・土砂災害)
洪水
国のデータ(国土数値情報)では、想定最大規模の洪水で浸水が想定される区域が、市の面積の約24%(約28km²)にあります。
土地が区域に入るか、どのくらいの深さになるかは、千曲市のハザードマップで確認してください。
土砂災害
土砂災害警戒区域
249か所
土砂災害特別警戒区域
195か所
急傾斜地崩壊危険区域
24か所
地すべり防止区域
2か所
大規模盛土造成地
11か所
国のデータでは、土砂災害警戒区域が249か所、そのうち特別警戒区域が195か所あります(急傾斜地の崩壊・土石流・地すべり)。
このほか国のデータには、急傾斜地崩壊危険区域24か所、地すべり防止区域2か所、大規模盛土造成地11か所が載っています。
災害危険区域は、国のデータには含まれていません。指定の有無は市町村の窓口でご確認ください。
国のデータは、県内のすべての区域を網羅しているわけではなく、区域の位置も概略です。土地が区域に入るかは、長野県(建設事務所)や千曲市の資料で確かめてください。
液状化
液状化の傾向は、国のハザードマップで確認できます。
※ 洪水の面積と割合は、国のデータに載っている川の区域を市町村の境界で集計した概算です(載っていない川の区域は含みません)。区域の数は国のデータ(国土数値情報)を市町村の境界で集計したもの。区域は重なることがあります。
出典
千曲市の標高と気候(冬の気温・積雪・凍結深度)
千曲市には気温の観測所がないため、隣の長野市にある長野観測所(標高418.2m、市役所から直線で約16.1km)の数字を使っています。夏は猛暑日が年に10日以上、冬は氷点下の朝が100日近くあります。日照時間は年に2,000時間前後あるので、夏は日差しを遮り、冬は取り込む設計が生きる土地です。
数字で見る千曲市の気候(2016〜2025年)
千曲市の中に気温の観測所がないため、長野市にある観測所「長野」の数字を載せています。
-
猛暑日(35℃以上)
12.3日
長野観測所(長野市)の値。年平均。多い年は28日(2025年)
猛暑日(35℃以上)の日数(日) 年ごとの値 10年平均 12.3日
年ごとの値を表で見る
2016年 3日 2017年 3日 2018年 18日 2019年 10日 2020年 12日 2021年 7日 2022年 10日 2023年 24日 2024年 8日 2025年 28日 -
年の最低気温
-9.4℃
長野観測所(長野市)の値。10年平均。いちばん低かった年は-11.6℃(2023年)
年の最低気温(℃) 年ごとの値 10年平均 -9.4℃
年ごとの値を表で見る
2016年 -10.0℃ 2017年 -9.6℃ 2018年 -11.1℃ 2019年 -9.5℃ 2020年 -8.8℃ 2021年 -8.0℃ 2022年 -10.4℃ 2023年 -11.6℃ 2024年 -8.3℃ 2025年 -7.1℃ -
垂直積雪量(建築の基準)
52cm
千曲市役所の地点の値(旧更埴市の区域)
観測所: 長野(気象台など、標高418.2m、長野市箱清水)。千曲市役所(標高約360m)から直線で約16.1km。 出典: 気象庁ホームページ「過去の気象データ検索」の年ごとの値をもとに、「信州 家と庭」が集計して作成。
千曲市で家を建てる・直すときに検討したいこと
-
夏の日差しを遮る工夫を、間取りの段階で入れる
猛暑日は年平均12.3日、真夏日は年平均60.8日で、10年間の最高気温は38.5℃(2018年)でした。最低気温が25℃以上の日は年平均3.4日で、2023年は11日ありました。
だから、南・西の窓のひさしや外付けの日よけ、屋根・天井の断熱を、間取りを決める段階で検討する価値があります。エアコンの台数と容量もこの時期に決めておくと、あとからの配管や電源の工事を減らせます。夜も暑い日に備えて、寝室の冷房と風通しも見ておきたい点です。
-
冬の日当たりを、土地選びと窓の配置に生かす
年間日照時間は10年平均で2,049時間で、いちばん少なかった年でも1,939時間ありました。年降水量は平均995mm、年平均湿度は75%です。
だから、冬の日差しを部屋に取り込む南の窓と、隣の建物や山の影を、土地選びと間取りの早い段階で確かめておくことをおすすめします。太陽光発電も検討する価値のある条件です。姨捨・大田原などの山沿いは市役所のあたりと標高が違うので、日当たりと気温は敷地ごとに確認しておくと安心です。
冬の日差しを取り込む南の窓と、まわりの影は、早い段階で確かめておきたい点です。
-
朝晩の冷え込みに強い窓を選ぶ
冬日は年平均95.9日ありますが、日中も氷点下のままの真冬日は年平均4.2日です。日最高気温の年平均は18.8℃、日最低気温の年平均は8.6℃で、その差は約10℃あります。
だから、朝晩に熱が逃げにくい窓(樹脂サッシ、複層・トリプルガラス、内窓)を選ぶ価値があります。断熱等級は基準(等級4)のままにせず、等級5・6の見積もりと比べてみることをおすすめします。
-
水道管の深さと屋外の配管を、見積もりで確かめる
年の最低気温は10年平均で-9.4℃、いちばん低かった年は-11.6℃(2023年)でした。
だから、屋外に出る配管の保温と凍結防止、給湯器の置き場所を確認しておく価値があります。千曲市は、水道管の埋設深さを「宅地内は管上60cm、道路などは管上120cm」としています(千曲市「給水装置設計施工基準」、2026年10月8日確認)。市内の県営水道の給水区域でも、宅地内は管上60cm以上です(長野県企業局「給水装置設計施工基準」、同日確認)。
これは水道管を埋める深さの決まりで、基礎の凍結深度の値ではありません。基礎の深さは設計者に確認しておくと安心です。
-
雪の基準は市役所の地点で52cm。カーポートはこの値で確かめる
千曲市の近くには雪の観測所がないため、観測された積雪の数字は載せていません。建築の基準になる垂直積雪量は、長野県の算式に敷地の標高を入れて求めます。市役所の標高での値は52cm、旧戸倉町・旧上山田町の旧役場の地点では48cm・50cmです(長野県「構造計算における各基準値について」の垂直積雪量算出シート、2026年10月8日確認)。垂直積雪量は観測された雪の深さではなく、設計に使う値です。
だから、カーポートや物置は、敷地の垂直積雪量に見合う積雪強度かどうかを確認しておくと安心です。値は敷地の標高で変わるので、山沿いの土地では計算し直した値を工務店に確かめることをおすすめします。
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千曲市の建築の基準(垂直積雪量・凍結深度)
- 垂直積雪量
- 52cm
-
千曲市役所の地点の値(旧更埴市の区域)
建築基準法にもとづく設計用の積雪の深さです。観測された最深積雪とは別の値です。
決め方: 算式/定めているところ: 長野県(建築基準法施行細則第9条第2項・別表第1)
多雪区域: 役場地点は多雪区域ではない(100cm未満)。標高が上がって算式の値が1m以上になる敷地は多雪区域
役場・支所などの地点の値を見る(3地点)
- 52cm 旧更埴市 (標高360m)
- 48cm 旧戸倉町 (標高377m)
- 50cm 旧上山田町 (標高385m)
敷地の標高と市役所・町村役場(合併前の旧市町村は旧役場)の標高の差が50m以内のときは、役場の垂直積雪量を使う(県の算出シートの使用方法による)
- 凍結深度(建築)
- 県の定めなし
-
長野県は建築基準法上の凍結深度を定めておらず、設計者の判断になります。千曲市独自の値は、公開されている資料では確認できていません。基礎の深さは設計者にご確認ください。
- 省エネ地域区分
- 4地域
-
断熱性能の基準になる区分です。数字が小さいほど寒冷で、求められる断熱性能が高くなります。
※ 垂直積雪量・凍結深度は、敷地の場所と標高で変わります。計画の前に、市町村・建設事務所・水道事業者に必ずご確認ください。 (公式の資料を2026年10月8日に確認) 垂直積雪量(算式と基準値): 長野県「構造計算における各基準値について」 垂直積雪量の算出シート: 長野県「垂直積雪量算出シート」 水道管の埋設深さ(市営水道): 千曲市「給水装置設計施工基準」 水道管の埋設深さ(県営水道): 長野県企業局「給水装置設計施工基準」
この10年の変化で言えること
年ごとの値 10年平均 13.1℃
年ごとの値を表で見る
| 2016年 | 13.1℃ |
|---|---|
| 2017年 | 11.9℃ |
| 2018年 | 13.0℃ |
| 2019年 | 12.9℃ |
| 2020年 | 13.1℃ |
| 2021年 | 12.9℃ |
| 2022年 | 12.7℃ |
| 2023年 | 13.6℃ |
| 2024年 | 13.8℃ |
| 2025年 | 13.5℃ |
年ごとの値 10年平均 60.8日
年ごとの値を表で見る
| 2016年 | 59日 |
|---|---|
| 2017年 | 44日 |
| 2018年 | 63日 |
| 2019年 | 48日 |
| 2020年 | 48日 |
| 2021年 | 45日 |
| 2022年 | 68日 |
| 2023年 | 80日 |
| 2024年 | 74日 |
| 2025年 | 79日 |
- 夏日は後半の5年のほうが多い。 2016〜2020年の平均119.2日に対し、2021〜2025年は130.4日で、2024年の146日が10年で最多でした。ただし10年間だけでは、長い目での傾向とまでは言い切れません。
- 猛暑日は年による差が大きい。 3日(2016年)から28日(2025年)まで開きがあります。
- 日照時間は10年とも1,900時間を超えている。 最も多かったのは2023年(2,236時間)、最も少なかったのは2024年(1,939時間)です。
- 冬日は85日(2020年)から115日(2017年)の間。 増減の傾向は読み取れません。
猛暑日は3日の年もあれば28日の年もあります。年による差が大きい項目です。
10年分の数字をすべて見る 気温・降水量・日照の12項目
| 項目 | 2016〜2025年の平均 | 少ない年〜多い年 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 年平均気温 | 13.1℃ | 11.9(2017年)〜13.8(2024年) | |
| 年の最高気温 | 10年平均 36.8℃/いちばん高かった年 38.5℃(2018年) | 35.1(2017年)〜38.5(2018年) | |
| 年の最低気温 | 10年平均 -9.4℃/いちばん低かった年 -11.6℃(2023年) | -11.6(2023年)〜-7.1(2025年) | |
| 冬日(最低気温が0℃未満の日) | 95.9日 | 85(2020年)〜115(2017年) | |
| 真冬日(最高気温が0℃未満の日) | 4.2日 | 0(2016年)〜10(2022年) | |
| 夏日(最高気温が25℃以上の日) | 124.8日 | 111(2017年)〜146(2024年) | |
| 真夏日(最高気温が30℃以上の日) | 60.8日 | 44(2017年)〜80(2023年) | |
| 猛暑日(最高気温が35℃以上の日) | 12.3日 | 3(2016年)〜28(2025年) | |
| 最低気温が25℃以上の日(熱帯夜の目安) | 3.4日 | 0(2016年)〜11(2023年) | |
| 年降水量 | 995mm | 830(2023年)〜1194(2017年) | |
| 年間日照時間 | 2049時間 | 1939(2024年)〜2236(2023年) | |
| 年平均湿度 | 75% | 73(2016年)〜76(2020年) |
※ 役場のあたりに当てはまる雪の観測所がないため、雪の観測値は載せていません。雪への備えは、下の垂直積雪量(建築の基準)をご覧ください。
出典: 気象庁ホームページ「過去の気象データ検索」の年ごとの値をもとに、「信州 家と庭」が集計して作成。 (観測所「長野」の年ごとの値) データの更新日: 2026年10月8日
千曲市の住まいの状況(持ち家・空き家・新築)
持ち家の世帯の割合
79.6%
2020年国勢調査
空き家率
18.4%
2023年住宅・土地統計調査
賃貸・売却用と別荘などを除いた空き家
10.7%
2023年住宅・土地統計調査
1980年以前に建てられた住宅
約5,300戸(24%)
2023年住宅・土地統計調査
居住専用住宅の新築
257棟
2024年の着工
住宅に住む世帯のうち、持ち家の世帯は79.6%です(2020年国勢調査)。
空き家は住宅全体の18.4%で、賃貸・売却用と別荘などを除いた空き家は10.7%です(2023年住宅・土地統計調査。抽出調査による推計値)。
人が住んでいる住宅のうち、1980年以前に建てられたものは約5,300戸(24%)です。1981年6月に耐震基準が改められる前の建物です。
2024年に着工した居住専用住宅は257棟で、1棟あたりの床面積の平均は110㎡です(建築着工統計)。
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データについて
- 数字は、国や県が公表しているデータを、信州 家と庭が市町村ごとに集計・加工したものです。データの時点と取得日は項目ごとに書いています。
- 災害の区域や基準は、土地の場所によって変わります。計画の前に、市町村・県の建設事務所・水道事業者などで必ず確かめてください。
- このサービスは、政府統計総合窓口(e-Stat)のAPI機能を使用していますが、サービスの内容は国によって保証されたものではありません。
データの取得日(最新): 2026年10月15日