公的データで見る
長野市の家づくりデータ 標高・冬の気温・凍結深度、土地の価格、災害リスク
長野市の要点
- 長野市役所の標高は361m。冬の最低気温は10年平均-9.4℃(長野観測所)、建築の凍結深度は45cm以上。
- 住宅地の地価は1㎡あたり55,200円(2026年地価公示の中央値)。
- 洪水の浸水想定区域が市の面積の約14%(約113km²)にあります(国のデータ)。土砂災害警戒区域は3,438か所(国のデータ)。
長野市の土地の価格(住宅地の地価)
地価公示
55,200円
2026年1月1日時点
住宅地46地点の中央値
1坪あたり約18.2万円
同じ地点の前年比 +0.9%
地価調査
46,650円
2026年7月1日時点
住宅地34地点の中央値
1坪あたり約15.4万円
同じ地点の前年比 +0.8%
2026年の地価公示(住宅地46地点)の中央値は1㎡あたり55,200円(1坪あたり約18.2万円)、地価調査(住宅地34地点)の中央値は1㎡あたり46,650円(1坪あたり約15.4万円)です。
同じ地点どうしで前の年と比べると、地価公示は+0.9%(4年続けて上昇)、地価調査は+0.8%(5年続けて上昇)です(変動率の中央値)。
補足:国に報告された取引の価格
2021〜2025年に国土交通省のアンケートで報告された宅地の取引のうち、家を建てる土地に近い取引(面積100〜1,000㎡の住宅地など)は1,093件で、1㎡あたりの中央値は65,000円です。同じように絞った中古の一戸建て(土地と建物)は610件で、延床面積1㎡あたりの中央値は154,196円です(土地の価格を含む)。
※ 1坪あたりは1㎡あたりの価格に3.30578を掛けた概算。地価公示・地価調査は、選ばれた地点の価格です。
出典
長野市の災害リスク(洪水・土砂災害)
洪水
国のデータ(国土数値情報)では、想定最大規模の洪水で浸水が想定される区域が、市の面積の約14%(約113km²)にあります。
土地が区域に入るか、どのくらいの深さになるかは、長野市のハザードマップで確認してください。
土砂災害
土砂災害警戒区域
3,438か所
土砂災害特別警戒区域
2,034か所
急傾斜地崩壊危険区域
106か所
地すべり防止区域
240か所
災害危険区域
1か所
大規模盛土造成地
4か所
国のデータでは、土砂災害警戒区域が3,438か所、そのうち特別警戒区域が2,034か所あります(急傾斜地の崩壊・土石流・地すべり)。
このほか国のデータには、急傾斜地崩壊危険区域106か所、地すべり防止区域240か所、災害危険区域1か所、大規模盛土造成地4か所が載っています。
国のデータは、県内のすべての区域を網羅しているわけではなく、区域の位置も概略です。土地が区域に入るかは、長野県(建設事務所)や長野市の資料で確かめてください。
液状化
液状化の傾向は、国のハザードマップで確認できます。
※ 洪水の面積と割合は、国のデータに載っている川の区域を市町村の境界で集計した概算です(載っていない川の区域は含みません)。区域の数は国のデータ(国土数値情報)を市町村の境界で集計したもの。区域は重なることがあります。
出典
長野市の標高と気候(冬の気温・積雪・凍結深度)
長野市の市街地は、夏は35℃以上の日が年に10日以上あり、冬は年に100日近く氷点下になります。雪は北信の豪雪地ほどではありませんが、毎年積もります。暑さ・寒さ・雪のどれも「ほどほどにある」ので、偏らない備えが向いています。
数字で見る長野市の気候(2016〜2025年)
-
猛暑日(35℃以上)
12.3日
年平均。多い年は28日(2025年)
猛暑日(35℃以上)の日数(日) 年ごとの値 10年平均 12.3日
年ごとの値を表で見る
2016年 3日 2017年 3日 2018年 18日 2019年 10日 2020年 12日 2021年 7日 2022年 10日 2023年 24日 2024年 8日 2025年 28日 -
最深積雪
25cm
10年平均。最大は49cm(2016〜17年の冬)
最深積雪(cm) 年ごとの値 10年平均 25cm
※ 年は「ひと冬」ごと(前の年の8月〜その年の7月)。
年ごとの値を表で見る
2015〜16年の冬 26cm 2016〜17年の冬 49cm 2017〜18年の冬 23cm 2018〜19年の冬 17cm 2019〜20年の冬 14cm 2020〜21年の冬 17cm 2021〜22年の冬 28cm 2022〜23年の冬 18cm 2023〜24年の冬 31cm 2024〜25年の冬 27cm -
年の最低気温
-9.4℃
10年平均。いちばん低かった年は-11.6℃(2023年)
年の最低気温(℃) 年ごとの値 10年平均 -9.4℃
年ごとの値を表で見る
2016年 -10.0℃ 2017年 -9.6℃ 2018年 -11.1℃ 2019年 -9.5℃ 2020年 -8.8℃ 2021年 -8.0℃ 2022年 -10.4℃ 2023年 -11.6℃ 2024年 -8.3℃ 2025年 -7.1℃
観測所: 長野(気象台など、標高418.2m、長野市箱清水)。長野市役所(標高約361m)から直線で約1.5km。 出典: 気象庁ホームページ「過去の気象データ検索」の年ごとの値をもとに、「信州 家と庭」が集計して作成。
長野市で家を建てる・直すときに検討したいこと
-
夏の暑さ対策を、冬の寒さ対策と同じ重さで考える
猛暑日は年平均12.3日(少ない年で3日、2025年は28日)、真夏日は年平均60.8日。10年間の最高気温は38.5℃(2018年)です。最低気温が25℃以上の日も年平均3.4日あり、2023年は11日でした。
だから、南・西の窓の日よけ(ひさし、外付けブラインド、すだれ掛け)と、屋根・天井の断熱、エアコンの容量を、冬の暖房と同じ時期に検討する価値があります。夜も気温が下がらない日が出てきているので、寝室の冷房と風通しも見ておきたい点です。
同じ長野市内でも、信州新町の観測所(標高509m)では冬日が年平均118.1日、猛暑日が年平均7.4日と違いがあります。戸隠・鬼無里・大岡など標高の高い地区には気温の観測所がなく、このページの数字はそのまま当てはまりません。
夜も気温が下がらない日が出てきています。寝室の冷房と風通しも見ておきましょう。
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断熱は、国の基準より上の等級と比べてみる
冬日は年平均95.9日、真冬日は年平均4.2日(多い年で10日)、年の最低気温は10年平均で-9.4℃です。
だから、断熱等級は基準(等級4)のままにせず、等級5・6にした場合の差額と光熱費を並べて比べる価値があります。断熱と窓の性能は夏の冷房にも効くので、夏も冬も冷暖房を使う長野市では、効果を見込みやすい部分です。既存の家なら、窓の断熱改修から検討することをおすすめします。
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雪は「毎年積もる」前提で、屋根の雪止めとカーポートを選ぶ
最深積雪は10年平均で25cm、最大で49cm(2016〜17年の冬)。降雪の合計は年平均118cmで、積雪が10cm以上あった日は年平均14.9日(3日の冬から45日の冬まで)でした。
だから、屋根の雪止め、隣地や道路に雪が落ちない屋根の向き、雪を寄せておく場所を、外構と一緒に検討する価値があります。建築の基準になる垂直積雪量は、長野市が定めていて、犀川より北で標高900m未満の区域と若穂は80cm、犀川より南で標高500m未満の区域は55cm、同じく500m以上の区域は70cm、それ以外の区域は標高から計算します(長野市「建築基準法等に関して定めている数値等」、2026年10月8日確認)。観測された最大(49cm)より大きい値なので、カーポートなどは「ふだんの雪の量」ではなく、この値で選ぶことをおすすめします。
カーポートは「ふだんの雪の量」ではなく、垂直積雪量の値で選ぶのがおすすめです。
-
配管と基礎は、氷点下10℃前後まで下がる前提で
年の最低気温は10年間で-7.1℃〜-11.6℃の間にあり、いちばん低かったのは2023年の-11.6℃です。
だから、屋外に出る配管の保温と凍結防止、北側の水まわりの位置を確認しておく価値があります。長野市は、基礎の凍結深度を「45cm以上、標高がおおむね800mを超える地点では60cm以上」としています(同じ長野市のページ)。
-
太陽光発電は、検討する価値のある日照がある
年間日照時間は平均2,049時間(1,939〜2,236時間)、年降水量は平均995mmです。
だから、太陽光発電を検討する価値は十分にあります。ただし積雪が10cm以上ある日が年平均15日ほどあるので、冬に発電が止まる日を見込んだ試算を業者に出してもらうことをおすすめします。
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長野市の建築の基準(垂直積雪量・凍結深度)
- 垂直積雪量
- 80cm
-
犀川以北・標高900m未満の区域(市役所のある区域)と若穂の値
建築基準法にもとづく設計用の積雪の深さです。観測された最深積雪とは別の値です。
決め方: 区域別(一部は算式)/定めているところ: 長野市(特定行政庁。長野市建築基準法施行細則 別表・第9条関係)
多雪区域: 市役所地点は多雪区域ではない(80cm)。多雪区域は垂直積雪量1m以上の区域(鬼無里支所地点は173cmで多雪区域に当たる)
区域ごとの値を見る(4区域)
- 80cm 犀川以北で標高900m未満の区域、および若穂の区域
- 55cm 犀川以南で標高500m未満の区域(若穂を除く)
- 70cm 犀川以南で標高500m以上の区域
- 標高により計算 その他の区域(犀川以北で標高900m以上の区域、豊野・戸隠・鬼無里・大岡・信州新町・中条の各支所の所管区域)
役場・支所などの地点の値を見る(7地点)
- 100cm 犀川以北で標高900m以上の区域 (標高925m)
- 81cm 豊野支所の所管区域 (標高336m)
- 95cm 戸隠支所の所管区域 (標高908m)
- 173cm 鬼無里支所の所管区域 (標高693m)
- 76cm 大岡支所の所管区域 (標高811m)
- 66cm 信州新町支所の所管区域 (標高431m)
- 74cm 中条支所の所管区域 (標高435m)
市の計算シートの注記: 支所の所管区域は各支所の標高を採用。ただし支所との標高差が50mを超える区域は実況に応じた標高を入力する
- 省エネ地域区分
- 4地域
-
断熱性能の基準になる区分です。数字が小さいほど寒冷で、求められる断熱性能が高くなります。
※ 垂直積雪量・凍結深度は、敷地の場所と標高で変わります。計画の前に、市町村・建設事務所・水道事業者に必ずご確認ください。 (公式の資料を2026年10月8日に確認) 垂直積雪量・凍結深度: 長野市「建築基準法等に関して定めている数値等」
この10年の変化で言えること
年ごとの値 10年平均 13.1℃
年ごとの値を表で見る
| 2016年 | 13.1℃ |
|---|---|
| 2017年 | 11.9℃ |
| 2018年 | 13.0℃ |
| 2019年 | 12.9℃ |
| 2020年 | 13.1℃ |
| 2021年 | 12.9℃ |
| 2022年 | 12.7℃ |
| 2023年 | 13.6℃ |
| 2024年 | 13.8℃ |
| 2025年 | 13.5℃ |
年ごとの値 10年平均 60.8日
年ごとの値を表で見る
| 2016年 | 59日 |
|---|---|
| 2017年 | 44日 |
| 2018年 | 63日 |
| 2019年 | 48日 |
| 2020年 | 48日 |
| 2021年 | 45日 |
| 2022年 | 68日 |
| 2023年 | 80日 |
| 2024年 | 74日 |
| 2025年 | 79日 |
- 猛暑日は後半の5年のほうが多い。 2016〜2020年の平均9.2日に対し、2021〜2025年は15.4日で、2025年の28日が10年で最多でした。ただし2018年にも18日あり、10年間だけでは長い目での傾向とまでは言い切れません。
- 真夏日は2023〜2025年に3年続けて74日以上。 それ以前の7年はすべて68日以下でした。
- 年平均気温は2023〜2025年が上位3年(13.6℃・13.8℃・13.5℃)。
- 雪は年による差が大きい。 積雪が10cm以上あった日は、3日(2018〜19年の冬)から45日(2021〜22年の冬)まで開きがあります。増減の傾向は読み取れません。
猛暑日は後半の5年のほうが多め。ただ、10年間だけでは傾向とまでは言い切れません。
10年分の数字をすべて見る 気温・降水量・日照・雪の17項目
| 項目 | 2016〜2025年の平均 | 少ない年〜多い年 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 年平均気温 | 13.1℃ | 11.9(2017年)〜13.8(2024年) | |
| 年の最高気温 | 10年平均 36.8℃/いちばん高かった年 38.5℃(2018年) | 35.1(2017年)〜38.5(2018年) | |
| 年の最低気温 | 10年平均 -9.4℃/いちばん低かった年 -11.6℃(2023年) | -11.6(2023年)〜-7.1(2025年) | |
| 冬日(最低気温が0℃未満の日) | 95.9日 | 85(2020年)〜115(2017年) | |
| 真冬日(最高気温が0℃未満の日) | 4.2日 | 0(2016年)〜10(2022年) | |
| 夏日(最高気温が25℃以上の日) | 124.8日 | 111(2017年)〜146(2024年) | |
| 真夏日(最高気温が30℃以上の日) | 60.8日 | 44(2017年)〜80(2023年) | |
| 猛暑日(最高気温が35℃以上の日) | 12.3日 | 3(2016年)〜28(2025年) | |
| 最低気温が25℃以上の日(熱帯夜の目安) | 3.4日 | 0(2016年)〜11(2023年) | |
| 年降水量 | 995mm | 830(2023年)〜1194(2017年) | |
| 年間日照時間 | 2049時間 | 1939(2024年)〜2236(2023年) | |
| 年平均湿度 | 75% | 73(2016年)〜76(2020年) | |
| 降雪の合計(ひと冬) | 118cm | 80(2020年)〜201(2022年) | |
| 最深積雪(ひと冬でいちばん積もった深さ) | 25cm | 14(2020年)〜49(2017年) | |
| 積雪が10cm以上あった日 | 14.9日 | 3(2019年)〜45(2022年) | |
| 積雪が50cm以上あった日 | 0.0日 | どの年も 0 | |
| 積雪が100cm以上あった日 | 0.0日 | どの年も 0 |
※ 雪の数字は「ひと冬」ごと(前の年の8月〜その年の7月)です。表の「2022年」は2021〜22年の冬を指します。
出典: 気象庁ホームページ「過去の気象データ検索」の年ごとの値をもとに、「信州 家と庭」が集計して作成。 (観測所「長野」の年ごとの値) データの更新日: 2026年10月8日
長野市の住まいの状況(持ち家・空き家・新築)
持ち家の世帯の割合
63.6%
2020年国勢調査
空き家率
15.4%
2023年住宅・土地統計調査
賃貸・売却用と別荘などを除いた空き家
8.1%
2023年住宅・土地統計調査
1980年以前に建てられた住宅
約29,700戸(19%)
2023年住宅・土地統計調査
居住専用住宅の新築
1,415棟
2024年の着工
住宅に住む世帯のうち、持ち家の世帯は63.6%です(2020年国勢調査)。
空き家は住宅全体の15.4%で、賃貸・売却用と別荘などを除いた空き家は8.1%です(2023年住宅・土地統計調査。抽出調査による推計値)。
人が住んでいる住宅のうち、1980年以前に建てられたものは約29,700戸(19%)です。1981年6月に耐震基準が改められる前の建物です。
2024年に着工した居住専用住宅は1,415棟で、1棟あたりの床面積の平均は115㎡です(建築着工統計)。
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データについて
- 数字は、国や県が公表しているデータを、信州 家と庭が市町村ごとに集計・加工したものです。データの時点と取得日は項目ごとに書いています。
- 災害の区域や基準は、土地の場所によって変わります。計画の前に、市町村・県の建設事務所・水道事業者などで必ず確かめてください。
- このサービスは、政府統計総合窓口(e-Stat)のAPI機能を使用していますが、サービスの内容は国によって保証されたものではありません。
データの取得日(最新): 2026年10月15日