公的データで見る
小谷村の家づくりデータ 標高・冬の気温・凍結深度、土地の価格、災害リスク
小谷村の要点
- 小谷村役場の標高は516m。冬の最低気温は10年平均-15.6℃(白馬観測所)。
- 住宅地の価格は地価調査の2か所の地点で、1㎡あたり6,030円、8,620円。
- 洪水の浸水想定区域が村の面積の約1.2%(約3.2km²)にあります(国のデータ)。土砂災害警戒区域は559か所(国のデータ)。
小谷村の土地の価格(住宅地の地価)
地価調査
6,030円、8,620円
2026年7月1日時点
住宅地2地点の価格
地価調査の住宅地の地点は2か所で、2026年の価格は1㎡あたり6,030円、8,620円です。村全体の相場ではなく、それぞれの地点の価格です。
小谷村には地価公示の住宅地の地点がないため、地価調査の地点で見ています。
小谷村の災害リスク(洪水・土砂災害)
洪水
国のデータ(国土数値情報)では、想定最大規模の洪水で浸水が想定される区域が、村の面積の約1.2%(約3.2km²)にあります。
土地が区域に入るか、どのくらいの深さになるかは、小谷村のハザードマップで確認してください。
土砂災害
土砂災害警戒区域
559か所
土砂災害特別警戒区域
226か所
急傾斜地崩壊危険区域
13か所
地すべり防止区域
92か所
大規模盛土造成地
7か所
国のデータでは、土砂災害警戒区域が559か所、そのうち特別警戒区域が226か所あります(急傾斜地の崩壊・土石流・地すべり)。
このほか国のデータには、急傾斜地崩壊危険区域13か所、地すべり防止区域92か所、大規模盛土造成地7か所が載っています。
災害危険区域は、国のデータには含まれていません。指定の有無は市町村の窓口でご確認ください。
国のデータは、県内のすべての区域を網羅しているわけではなく、区域の位置も概略です。土地が区域に入るかは、長野県(建設事務所)や小谷村の資料で確かめてください。
液状化
液状化の傾向は、国のハザードマップで確認できます。
※ 洪水の面積と割合は、国のデータに載っている川の区域を市町村の境界で集計した概算です(載っていない川の区域は含みません)。区域の数は国のデータ(国土数値情報)を市町村の境界で集計したもの。区域は重なることがあります。
出典
小谷村の標高と気候(冬の気温・積雪・凍結深度)
小谷村は、村内の観測所で積雪が1mを超える冬が多く、ひと冬の降雪の合計は平均で6mを超えます。村内に気温の観測所がないため、気温は隣の白馬村にある白馬観測所(標高703m、役場から直線で約9.9km)の数字を使っています。雪と寒さへの備えが、家づくりの出発点になる土地です。
数字で見る小谷村の気候(2016〜2025年)
小谷村の中に気温の観測所がないため、白馬村にある観測所「白馬」の数字を載せています。
-
最深積雪
128cm
9年分の平均。最大は182cm(2024〜25年の冬)
最深積雪(cm) 年ごとの値 9年分の平均 128cm
※ 2022年は資料不足値のため、薄い色で示し、平均には入れていません。
※ 年は「ひと冬」ごと(前の年の8月〜その年の7月)。
年ごとの値を表で見る
2015〜16年の冬 94cm 2016〜17年の冬 166cm 2017〜18年の冬 129cm 2018〜19年の冬 132cm 2019〜20年の冬 78cm 2020〜21年の冬 154cm 2021〜22年の冬 221cm(資料不足値) 2022〜23年の冬 125cm 2023〜24年の冬 95cm 2024〜25年の冬 182cm -
年の最低気温
-15.6℃
白馬観測所(白馬村、役場より約187m高い)の値。10年平均。いちばん低かった年は-17.5℃(2022年)
年の最低気温(℃) 年ごとの値 10年平均 -15.6℃
年ごとの値を表で見る
2016年 -16.4℃ 2017年 -16.6℃ 2018年 -16.1℃ 2019年 -16.7℃ 2020年 -15.6℃ 2021年 -14.4℃ 2022年 -17.5℃ 2023年 -12.5℃ 2024年 -15.4℃ 2025年 -15.2℃ -
猛暑日(35℃以上)
0日
白馬観測所(白馬村、役場より約187m高い)の値。10年間なし。真夏日は年平均29.5日
真夏日(30℃以上)の日数(日) 年ごとの値 10年平均 29.5日
年ごとの値を表で見る
2016年 21日 2017年 13日 2018年 36日 2019年 26日 2020年 26日 2021年 21日 2022年 25日 2023年 49日 2024年 29日 2025年 49日
観測所: 白馬(アメダス、標高703m、北安曇郡白馬村北城)。小谷村役場(標高約516m)から直線で約9.9km。 出典: 気象庁ホームページ「過去の気象データ検索」の年ごとの値をもとに、「信州 家と庭」が集計して作成。
小谷村で家を建てる・直すときに検討したいこと
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積雪1m超えを前提に、屋根の形と雪の行き先を決める
村内の小谷観測所(標高550m)では、最深積雪が平均で128cm(9年分)、資料がそろっている9回の冬でいちばん多かったのは、2024〜25年の冬の182cmでした。9回の冬のうち6回で100cmを超えています。積雪が100cm以上あった日は年平均25.1日で、0日の冬が3回、66日の冬が1回ありました。資料不足のため平均と最大から外した2021〜22年の冬には、少なくとも221cmの記録があります。
だから、屋根の雪を「下ろす」「自然に落とす」「載せたままにする(無落雪)」のどれにするかを、間取りより先に工務店と決めておく価値があります。落とす場合は、落ちた雪がたまる場所と、窓・出入り口・隣地との位置関係も一緒に検討したい点です。
建築の基準になる垂直積雪量は、観測された積雪とは別の、設計用の値です。小谷村では長野県が区域ごとに定めていて、「300cm以上385cm未満」「385cm以上450cm未満」のほか、大字中土・大字北小谷の一部には「450cm以上」の区域があり、村の全域が多雪区域です(長野県 大町建設事務所が示す区域ごとの値、2026年10月8日確認)。栂池高原・白馬乗鞍(標高800〜1,200m)や小谷温泉は、役場のある姫川沿いより高く、雪も多くなります。敷地がどの区域に入るかを、最初に確認しておくと安心です。
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除雪の動線と雪の置き場を、外構の計画に入れる
小谷観測所の降雪の合計は平均で622cm(少ない冬で361cm、多い冬で813cm)、1日に10cm以上降った日は年平均23.7日ありました。積雪が50cm以上あった日は年平均62.2日、10cm以上あった日は年平均94.7日です(いずれも9年分)。
だから、玄関から道路までの動線、除雪した雪の置き場、除雪機の置き場所を、建物の配置と一緒に決めておくと安心です。カーポートは、敷地の垂直積雪量に見合う積雪強度の製品があるかを先に確かめ、足りない場合の方法(雪下ろしを前提にする、車庫にするなど)も含めて比べることをおすすめします。給湯器や室外機は、雪に埋もれない高さ・場所かどうかも見ておきたい点です。
玄関から道路までの動線と雪の置き場は、建物の配置と一緒に決めておきましょう。
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断熱と凍結対策は、白馬観測所の数字を目安に考える
白馬観測所(白馬村、標高703m)では、年平均気温が10.2℃、冬日が年平均132.9日、真冬日が年平均20.3日です。年の最低気温は10年平均で-15.6℃、いちばん低かった年は-17.5℃(2022年)でした。小谷村役場(標高約516m)は観測所より約187m低く、標高が低いぶん、実際の気温は観測所の数字より高めになることがあります。
だから、この数字を目安の1つとして、断熱は等級6・7まで見積もりを取り、暖房費と合わせて比べておきたいところです。水道は、配管を室内側に通すこと、屋外に出る部分の凍結防止(ヒーターや水抜き)を見積もりの段階で確認しておくと安心です。凍結深度や水道管の埋設深さは、小谷村の資料では値を確認できていません。基礎の深さは設計者に、給排水管の埋設深さは水道事業者に確認することをおすすめします。
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雨と雪どけの水に備えて、軒・雨どい・排水を見る
年降水量は、白馬観測所で平均1,919mm、村内の小谷観測所では平均2,075mm(少ない年で1,805mm、多い年で2,482mm)です。
だから、軒の出、雨どいの太さと落とし先、外壁の継ぎ目(シーリング)、敷地の排水を検討する価値があります。土地を選ぶ段階なら、土砂災害と浸水のハザードマップも合わせて確認しておくと安心です。
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太陽光発電は雪の期間を割り引き、夏の備えも省かない
年間日照時間は、白馬観測所で平均1,631時間(9年分。観測方法が2021年に変わったため目安)です。小谷観測所で積雪が10cm以上あった日は、年平均94.7日でした。
だから、太陽光発電を載せる場合は、屋根に雪が載って発電しない期間を見込んだ試算を業者に出してもらうことをおすすめします。夏は、白馬観測所で猛暑日が10年間なく、真夏日は年平均29.5日です。冷房の負担は小さく見込めますが、役場のあたりは観測所より標高が低いので、「エアコンは要らない」とは決めず、あとから付けられる準備をしておくと安心です。
小谷村の建築の基準(垂直積雪量・凍結深度)
- 垂直積雪量
- 300〜450cm以上
-
区域ごとに定められている
建築基準法にもとづく設計用の積雪の深さです。観測された最深積雪とは別の値です。
決め方: 区域別/定めているところ: 長野県(知事が別に定める区域。建築基準法施行細則第9条第3項)
多雪区域: 全域が多雪区域(どの区域も100cm以上)
区域ごとの値を見る(3区域)
- 300cm以上385cm未満 大字千国乙の一部、大字南小谷の一部、大字中土の一部、大字北小谷の一部
- 385cm以上450cm未満 大字千国乙の一部、大字南小谷の一部、大字中土の一部、大字北小谷の一部
- 450cm以上 大字中土の一部、大字北小谷の一部
- 凍結深度(建築)
- 県の定めなし
-
長野県は建築基準法上の凍結深度を定めておらず、設計者の判断になります。小谷村独自の値は、公開されている資料では確認できていません。基礎の深さは設計者に、給排水管の埋設深さは水道事業者にご確認ください。
- 省エネ地域区分
- 3地域
-
断熱性能の基準になる区分です。数字が小さいほど寒冷で、求められる断熱性能が高くなります。
※ 垂直積雪量・凍結深度は、敷地の場所と標高で変わります。計画の前に、市町村・建設事務所・水道事業者に必ずご確認ください。 (公式の資料を2026年10月8日に確認) 垂直積雪量の区域と値: 長野県 大町建設事務所(管内の垂直積雪量) 垂直積雪量の定め方: 長野県「構造計算における各基準値について」
この10年の変化で言えること
年ごとの値 10年平均 10.2℃
年ごとの値を表で見る
| 2016年 | 10.4℃ |
|---|---|
| 2017年 | 9.0℃ |
| 2018年 | 10.2℃ |
| 2019年 | 10.0℃ |
| 2020年 | 10.3℃ |
| 2021年 | 10.0℃ |
| 2022年 | 9.8℃ |
| 2023年 | 10.6℃ |
| 2024年 | 10.8℃ |
| 2025年 | 10.5℃ |
年ごとの値 10年平均 84.5日
年ごとの値を表で見る
| 2016年 | 88日 |
|---|---|
| 2017年 | 69日 |
| 2018年 | 87日 |
| 2019年 | 75日 |
| 2020年 | 72日 |
| 2021年 | 76日 |
| 2022年 | 89日 |
| 2023年 | 91日 |
| 2024年 | 100日 |
| 2025年 | 98日 |
- 雪は少ない冬でも78cm積もった。 小谷観測所の最深積雪は、78cm(2019〜20年の冬)から182cm(2024〜25年の冬)まで開きがあります(9年分)。増えている・減っているとは言い切れません。
- 降雪の合計も年で2倍以上違う。 361cm(2019〜20年の冬)から813cm(2024〜25年の冬)までありました。少ない冬に合わせず、多い冬を基準に備えるほうが安全です。
- 小谷観測所の年降水量は、毎年1,800mmを超えている。 最も多かったのは2017年(2,482mm)です。
- 真夏日は後半の5年のほうが多い(白馬観測所)。 2016〜2020年の平均24.4日に対し、2021〜2025年は34.6日でした。ただし10年間だけでは、長い目での傾向とまでは言い切れません。
雪は、少ない冬に合わせず、多い冬を基準に備えるほうが安全です。
10年分の数字をすべて見る 気温・降水量・日照・雪の17項目
| 項目 | 2016〜2025年の平均 | 少ない年〜多い年 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 年平均気温 | 10.2℃ | 9.0(2017年)〜10.8(2024年) | |
| 年の最高気温 | 10年平均 33.8℃/いちばん高かった年 34.6℃(2022年) | 32.5(2017年)〜34.6(2022年) | |
| 年の最低気温 | 10年平均 -15.6℃/いちばん低かった年 -17.5℃(2022年) | -17.5(2022年)〜-12.5(2023年) | |
| 冬日(最低気温が0℃未満の日) | 132.9日 | 120(2018年)〜155(2017年) | |
| 真冬日(最高気温が0℃未満の日) | 20.3日 | 10(2020年)〜31(2022年) | |
| 夏日(最高気温が25℃以上の日) | 84.5日 | 69(2017年)〜100(2024年) | |
| 真夏日(最高気温が30℃以上の日) | 29.5日 | 13(2017年)〜49(2023年) | |
| 猛暑日(最高気温が35℃以上の日) | 0.0日 | どの年も 0 | |
| 最低気温が25℃以上の日(熱帯夜の目安) | 0.0日 | どの年も 0 | |
| 年降水量 | 1919mm | 1714(2025年)〜2183(2017年) | |
| 年間日照時間 | 1631時間 | 1507(2024年)〜1828(2023年) | 9年分の平均(2021年を除く)。2021年3月から推計値に変わったため目安 |
| 年平均湿度 | なし | なし | |
| 降雪の合計(ひと冬) | 622cm | 361(2020年)〜813(2025年) | 9年分の平均(2022年を除く) |
| 最深積雪(ひと冬でいちばん積もった深さ) | 128cm | 78(2020年)〜182(2025年) | 9年分の平均(2022年を除く) |
| 積雪が10cm以上あった日 | 94.7日 | 35(2020年)〜122(2025年) | 9年分の平均(2022年を除く) |
| 積雪が50cm以上あった日 | 62.2日 | 4(2020年)〜106(2025年) | 9年分の平均(2022年を除く) |
| 積雪が100cm以上あった日 | 25.1日 | 0(2016年)〜66(2025年) | 9年分の平均(2022年を除く) |
※ 雪の数字は「ひと冬」ごと(前の年の8月〜その年の7月)です。表の「2022年」は2021〜22年の冬を指します。
出典: 気象庁ホームページ「過去の気象データ検索」の年ごとの値をもとに、「信州 家と庭」が集計して作成。 (観測所「白馬」の年ごとの値) データの更新日: 2026年10月8日
小谷村の住まいの状況(持ち家・空き家・新築)
持ち家の世帯の割合
79.2%
2020年国勢調査
居住専用住宅の新築
計8棟
2020〜2024年の着工
住宅に住む世帯のうち、持ち家の世帯は79.2%です(2020年国勢調査)。
2020〜2024年に着工した居住専用住宅は、5年間で計8棟です(建築着工統計)。
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データについて
- 空き家率と建てられた時期は、住宅・土地統計調査の市町村別の集計が市と人口1万5千人以上の町村だけのため、載せていません。
- 数字は、国や県が公表しているデータを、信州 家と庭が市町村ごとに集計・加工したものです。データの時点と取得日は項目ごとに書いています。
- 災害の区域や基準は、土地の場所によって変わります。計画の前に、市町村・県の建設事務所・水道事業者などで必ず確かめてください。
- このサービスは、政府統計総合窓口(e-Stat)のAPI機能を使用していますが、サービスの内容は国によって保証されたものではありません。
データの取得日(最新): 2026年10月15日