公的データで見る
山ノ内町の家づくりデータ 標高・冬の気温・凍結深度、土地の価格、災害リスク
山ノ内町の要点
- 山ノ内町役場の標高は579m。冬の最低気温は10年平均-11.5℃(野沢温泉観測所)。
- 住宅地の価格は地価公示の2か所の地点で、1㎡あたり21,600円、22,100円。
- 洪水の浸水想定区域が町の面積の1%未満(約1.8km²)にあります(国のデータ)。土砂災害警戒区域は189か所(国のデータ)。
山ノ内町の土地の価格(住宅地の地価)
地価公示
21,600円、22,100円
2026年1月1日時点
住宅地2地点の価格
地価調査
14,500円、14,800円
2026年7月1日時点
住宅地2地点の価格
地価公示の住宅地の地点は2か所で、2026年の価格は1㎡あたり21,600円、22,100円です。
地価調査の住宅地の地点は2か所で、2026年の価格は1㎡あたり14,500円、14,800円です。町全体の相場ではなく、それぞれの地点の価格です。
補足:国に報告された取引の価格
2021〜2025年に国土交通省のアンケートで報告された宅地の取引のうち、家を建てる土地に近い取引(面積100〜1,000㎡の住宅地など)は22件で、1㎡あたりの中央値は8,200円です。同じように絞った中古の一戸建て(土地と建物)は20件で、延床面積1㎡あたりの中央値は29,132円です(土地の価格を含む)。
※ 1坪あたりは1㎡あたりの価格に3.30578を掛けた概算。地価公示・地価調査は、選ばれた地点の価格です。
出典
山ノ内町の災害リスク(洪水・土砂災害)
洪水
国のデータ(国土数値情報)では、想定最大規模の洪水で浸水が想定される区域が、町の面積の1%未満(約1.8km²)にあります。
土地が区域に入るか、どのくらいの深さになるかは、山ノ内町のハザードマップで確認してください。
土砂災害
土砂災害警戒区域
189か所
土砂災害特別警戒区域
146か所
急傾斜地崩壊危険区域
19か所
地すべり防止区域
7か所
大規模盛土造成地
21か所
国のデータでは、土砂災害警戒区域が189か所、そのうち特別警戒区域が146か所あります(急傾斜地の崩壊・土石流・地すべり)。
このほか国のデータには、急傾斜地崩壊危険区域19か所、地すべり防止区域7か所、大規模盛土造成地21か所が載っています。
災害危険区域は、国のデータには含まれていません。指定の有無は市町村の窓口でご確認ください。
国のデータは、県内のすべての区域を網羅しているわけではなく、区域の位置も概略です。土地が区域に入るかは、長野県(建設事務所)や山ノ内町の資料で確かめてください。
液状化
液状化の傾向は、国のハザードマップで確認できます。
※ 洪水の面積と割合は、国のデータに載っている川の区域を市町村の境界で集計した概算です(載っていない川の区域は含みません)。区域の数は国のデータ(国土数値情報)を市町村の境界で集計したもの。区域は重なることがあります。
出典
山ノ内町の標高と気候(冬の気温・積雪・凍結深度)
山ノ内町には気温の観測所がないため、野沢温泉村にある野沢温泉観測所(標高576m、町役場から直線で約18.8km)の数字を使っています。標高は役場(約579m)とほぼ同じですが、山を挟んだ別の谷の観測所です。雪は、建築の基準(垂直積雪量)が町の全域で150cm以上あり、雪と寒さへの備えが家づくりの中心になります。
数字で見る山ノ内町の気候(2016〜2025年)
山ノ内町の中に気温の観測所がないため、野沢温泉村にある観測所「野沢温泉」の数字を載せています。
-
垂直積雪量(建築の基準)
150〜400cm
区域ごとに定められている
-
年の最低気温
-11.5℃
野沢温泉観測所(野沢温泉村)の値。10年平均。いちばん低かった年は-12.7℃(2018年)
年の最低気温(℃) 年ごとの値 10年平均 -11.5℃
年ごとの値を表で見る
2016年 -11.7℃ 2017年 -12.1℃ 2018年 -12.7℃ 2019年 -12.2℃ 2020年 -11.6℃ 2021年 -10.1℃ 2022年 -11.5℃ 2023年 -12.4℃ 2024年 -9.7℃ 2025年 -11.4℃ -
猛暑日(35℃以上)
0日
野沢温泉観測所(野沢温泉村)の値。10年間なし。真夏日は年平均28.6日
真夏日(30℃以上)の日数(日) 年ごとの値 10年平均 28.6日
年ごとの値を表で見る
2016年 8日 2017年 11日 2018年 36日 2019年 26日 2020年 24日 2021年 15日 2022年 26日 2023年 49日 2024年 33日 2025年 58日
観測所: 野沢温泉(アメダス、標高576m、下高井郡野沢温泉村大字豊郷字南原)。山ノ内町役場(標高約579m)から直線で約18.8km。 出典: 気象庁ホームページ「過去の気象データ検索」の年ごとの値をもとに、「信州 家と庭」が集計して作成。
山ノ内町で家を建てる・直すときに検討したいこと
-
垂直積雪量は全域で150cm以上。屋根・車庫・雪の置き場を先に決める
山ノ内町の近くには条件の合う雪の観測所がないため、観測された積雪の数字は載せていません。建築の基準になる垂直積雪量は、長野県が山頂を結ぶ線と標高で区域を分けて定めています。いちばん小さい区域(五輪山頂から高社山頂に向かって左側で、標高750m未満の区域)でも「150cm以上200cm未満」、いちばん大きい区域は「300cm以上400cm未満」で、町の全域が多雪区域です(長野県 北信建設事務所「北信建設事務所管内の垂直積雪量」、2026年10月8日確認)。垂直積雪量は観測された雪の深さではなく、設計に使う値です。
だから、屋根の雪を「下ろす」「自然に落とす」「載せたままにする(無落雪)」のどれにするかを、間取りより先に工務店と決めておく価値があります。カーポートは、敷地の垂直積雪量に見合う積雪強度の製品があるかを先に確かめ、足りない場合の方法(雪下ろしを前提にする、車庫にするなど)も比べておきたいところです。除雪した雪の置き場と、玄関から道路までの動線も、外構の計画に入れておきたい点です。軒の出と雨どい、雪どけ水の流れる先もあわせて見ておくと安心です。太陽光発電は、屋根に雪が載って発電しない期間を割り引いた試算を業者に出してもらうことをおすすめします。
志賀高原(標高1,500m前後)や北志賀は、役場のある湯田中・渋の周辺と条件が大きく違います。敷地がどの区域に入るかを、土地を決める前に確かめておくと安心です。
町の全域が多雪区域です。敷地がどの区域に入るかを、土地を決める前に確かめておきましょう。
-
断熱と暖房を、計画の中心に置く
野沢温泉観測所の年平均気温は10.4℃、日中も氷点下のままの真冬日は年平均19.9日(9日の年から28日の年まで)、冬日は年平均116.6日です。役場と標高がほぼ同じ観測所の数字ですが、山を挟んでいるので、目安の1つとして見てください。
だから、断熱等級は基準(等級4)や等級5で止めず、等級6・7まで見積もりを取り、暖房費と並べて比べておくと安心です。暖房の方式(エアコン、温水暖房、薪ストーブなど)と、家全体を暖めるのか部屋ごとに暖めるのかも、断熱と一緒に決めておくことをおすすめします。
-
屋外の配管は、氷点下12℃前後まで下がる前提で
年の最低気温は10年平均で-11.5℃、いちばん低かった年は-12.7℃(2018年)でした。
だから、給水・給湯の配管をできるだけ室内側に通すこと、屋外に出る部分の凍結防止(ヒーターや水抜き)を、見積もりの段階で確認しておく価値があります。給湯器や室外機は、雪に埋もれない高さと場所かどうかも見ておきたい点です。山ノ内町としての凍結深度や水道管の埋設深さの値は確認できていません。基礎の深さは設計者に、給排水管の埋設深さは水道事業者に確認しておくと安心です。
-
猛暑日はなくても、冷房なしの前提は見直しておく
野沢温泉観測所では、猛暑日は10年間で1日もありませんでした。それでも真夏日は年平均28.6日あり、8日の年から58日の年まで開きがあります。10年間の最高気温は34.8℃(2025年)です。
だから、「涼しい土地だから冷房は要らない」とは決めず、あとからエアコンを付けられるように配管の穴と電源を用意しておくと安心です。
寒さや雪に合わせた家づくりは、山ノ内町の新築・リフォーム業者に相談できます。 山ノ内町の新築・リフォーム業者2社
山ノ内町の建築の基準(垂直積雪量・凍結深度)
- 垂直積雪量
- 150〜400cm
-
区域ごとに定められている
建築基準法にもとづく設計用の積雪の深さです。観測された最深積雪とは別の値です。
決め方: 区域別/定めているところ: 長野県(知事が別に定める区域。建築基準法施行細則第9条第3項)
多雪区域: 全域が多雪区域(どの区域も100cm以上)
区域ごとの値を見る(4区域)
- 150cm以上200cm未満 五輪山頂から高社山頂に向かって左側のうち、標高が750メートル未満の区域
- 200cm以上250cm未満 五輪山頂から高社山頂に向かって左側のうち、標高が750メートル以上1,000メートル未満の区域
- 250cm以上300cm未満 焼額山頂から五輪山頂に向かって左側及び五輪山頂から高社山頂に向かって左側のうち、標高が1,000メートル以上1,500メートル未満の区域
- 300cm以上400cm未満 その他の区域
- 凍結深度(建築)
- 県の定めなし
-
長野県は建築基準法上の凍結深度を定めておらず、設計者の判断になります。山ノ内町独自の値は、公開されている資料では確認できていません。基礎の深さは設計者に、給排水管の埋設深さは水道事業者にご確認ください。
- 省エネ地域区分
- 3地域
-
断熱性能の基準になる区分です。数字が小さいほど寒冷で、求められる断熱性能が高くなります。
※ 垂直積雪量・凍結深度は、敷地の場所と標高で変わります。計画の前に、市町村・建設事務所・水道事業者に必ずご確認ください。 (公式の資料を2026年10月8日に確認) 垂直積雪量の区域と値: 長野県 北信建設事務所「北信建設事務所管内の垂直積雪量」 垂直積雪量(県の基準値の説明): 長野県「構造計算における各基準値について」
この10年の変化で言えること
年ごとの値 10年平均 10.4℃
年ごとの値を表で見る
| 2016年 | 10.5℃ |
|---|---|
| 2017年 | 9.3℃ |
| 2018年 | 10.4℃ |
| 2019年 | 10.3℃ |
| 2020年 | 10.5℃ |
| 2021年 | 10.2℃ |
| 2022年 | 10.0℃ |
| 2023年 | 10.9℃ |
| 2024年 | 11.3℃ |
| 2025年 | 11.0℃ |
年ごとの値 10年平均 83.4日
年ごとの値を表で見る
| 2016年 | 91日 |
|---|---|
| 2017年 | 65日 |
| 2018年 | 78日 |
| 2019年 | 71日 |
| 2020年 | 76日 |
| 2021年 | 69日 |
| 2022年 | 86日 |
| 2023年 | 93日 |
| 2024年 | 105日 |
| 2025年 | 100日 |
- 真冬日は年によって約3倍の開きがある。 9日(2020年)から28日(2022年)まであります。前半5年の平均18.2日に対して後半5年は21.6日で、減っているとは言えません。
- 真夏日は後半の5年のほうが多い。 2016〜2020年の平均21.0日に対し、2021〜2025年は36.2日で、2025年の58日が10年で最多でした。ただし10年間だけでは、長い目での傾向とまでは言い切れません。
- 年平均気温は2024年が10年で最も高い(11.3℃)。最も低かったのは2017年(9.3℃)です。
真夏日は後半の5年のほうが多め。ただ、10年間だけでは傾向とまでは言い切れません。
10年分の数字をすべて見る 気温・降水量・日照の12項目
| 項目 | 2016〜2025年の平均 | 少ない年〜多い年 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 年平均気温 | 10.4℃ | 9.3(2017年)〜11.3(2024年) | |
| 年の最高気温 | 10年平均 33.5℃/いちばん高かった年 34.8℃(2025年) | 32.2(2016年)〜34.8(2025年) | |
| 年の最低気温 | 10年平均 -11.5℃/いちばん低かった年 -12.7℃(2018年) | -12.7(2018年)〜-9.7(2024年) | |
| 冬日(最低気温が0℃未満の日) | 116.6日 | 108(2018年)〜137(2017年) | |
| 真冬日(最高気温が0℃未満の日) | 19.9日 | 9(2020年)〜28(2022年) | |
| 夏日(最高気温が25℃以上の日) | 83.4日 | 65(2017年)〜105(2024年) | |
| 真夏日(最高気温が30℃以上の日) | 28.6日 | 8(2016年)〜58(2025年) | |
| 猛暑日(最高気温が35℃以上の日) | 0.0日 | どの年も 0 | |
| 最低気温が25℃以上の日(熱帯夜の目安) | 0.0日 | どの年も 0 | |
| 年降水量 | 1612mm | 1344(2018年)〜2128(2017年) | |
| 年間日照時間 | 1624時間 | 1495(2020年)〜1830(2023年) | 9年分の平均(2021年を除く)。2021年3月から推計値に変わったため目安 |
| 年平均湿度 | 83% | どの年も 83 | 1年分の平均(2016〜2024年は観測なし・資料不足) |
※ 役場のあたりに当てはまる雪の観測所がないため、雪の観測値は載せていません。雪への備えは、下の垂直積雪量(建築の基準)をご覧ください。
出典: 気象庁ホームページ「過去の気象データ検索」の年ごとの値をもとに、「信州 家と庭」が集計して作成。 (観測所「野沢温泉」の年ごとの値) データの更新日: 2026年10月8日
山ノ内町の住まいの状況(持ち家・空き家・新築)
持ち家の世帯の割合
87.4%
2020年国勢調査
居住専用住宅の新築
22棟
2024年の着工
住宅に住む世帯のうち、持ち家の世帯は87.4%です(2020年国勢調査)。
2024年に着工した居住専用住宅は22棟で、1棟あたりの床面積の平均は83㎡です(建築着工統計)。
古い住まいの耐震・断熱の見直しは、山ノ内町の新築・リフォーム業者に相談できます。 山ノ内町の新築・リフォーム業者2社
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データについて
- 空き家率と建てられた時期は、住宅・土地統計調査の市町村別の集計が市と人口1万5千人以上の町村だけのため、載せていません。
- 数字は、国や県が公表しているデータを、信州 家と庭が市町村ごとに集計・加工したものです。データの時点と取得日は項目ごとに書いています。
- 災害の区域や基準は、土地の場所によって変わります。計画の前に、市町村・県の建設事務所・水道事業者などで必ず確かめてください。
- このサービスは、政府統計総合窓口(e-Stat)のAPI機能を使用していますが、サービスの内容は国によって保証されたものではありません。
データの取得日(最新): 2026年10月15日