公的データで見る
阿智村の家づくりデータ 標高・冬の気温・凍結深度、土地の価格、災害リスク
阿智村の要点
- 阿智村役場の標高は538m。冬の最低気温は10年平均-8.4℃(飯田観測所)。
- 住宅地の地価は1㎡あたり3,180円(2026年地価調査の中央値)。
- 洪水の浸水想定区域が村の面積の1%未満(約0.41km²)にあります(国のデータ)。土砂災害警戒区域は654か所(国のデータ)。
阿智村の土地の価格(住宅地の地価)
地価調査
3,180円
2026年7月1日時点
住宅地4地点の中央値
1坪あたり約1.1万円
同じ地点の前年比 -0.9%
2026年の地価調査(住宅地4地点)の中央値は1㎡あたり3,180円(1坪あたり約1.1万円)です。
阿智村には地価公示の住宅地の地点がないため、地価調査の地点で見ています。
同じ地点どうしで前の年と比べると、地価調査は-0.9%(5年続けて下落)です(変動率の中央値)。
補足:国に報告された取引の価格
2021〜2025年に国土交通省のアンケートで報告された宅地の取引のうち、家を建てる土地に近い取引(面積100〜1,000㎡の住宅地など)は26件で、1㎡あたりの中央値は2,600円です。同じように絞った中古の一戸建て(土地と建物)は16件で、延床面積1㎡あたりの中央値は41,739円です(土地の価格を含む)。
※ 1坪あたりは1㎡あたりの価格に3.30578を掛けた概算。地価公示・地価調査は、選ばれた地点の価格です。
出典
阿智村の災害リスク(洪水・土砂災害)
洪水
国のデータ(国土数値情報)では、想定最大規模の洪水で浸水が想定される区域が、村の面積の1%未満(約0.41km²)にあります。
土地が区域に入るか、どのくらいの深さになるかは、阿智村のハザードマップで確認してください。
土砂災害
土砂災害警戒区域
654か所
土砂災害特別警戒区域
437か所
急傾斜地崩壊危険区域
16か所
地すべり防止区域
1か所
大規模盛土造成地
4か所
国のデータでは、土砂災害警戒区域が654か所、そのうち特別警戒区域が437か所あります(急傾斜地の崩壊・土石流・地すべり)。
このほか国のデータには、急傾斜地崩壊危険区域16か所、地すべり防止区域1か所、大規模盛土造成地4か所が載っています。
災害危険区域は、国のデータには含まれていません。指定の有無は市町村の窓口でご確認ください。
国のデータは、県内のすべての区域を網羅しているわけではなく、区域の位置も概略です。土地が区域に入るかは、長野県(建設事務所)や阿智村の資料で確かめてください。
液状化
液状化の傾向は、国のハザードマップで確認できます。
※ 洪水の面積と割合は、国のデータに載っている川の区域を市町村の境界で集計した概算です(載っていない川の区域は含みません)。区域の数は国のデータ(国土数値情報)を市町村の境界で集計したもの。区域は重なることがあります。
出典
阿智村の標高と気候(冬の気温・積雪・凍結深度)
阿智村は、役場のある駒場・昼神と、浪合・清内路とで気候が大きく違います。役場のあたりは隣の飯田市に近い条件で、夏の暑さと雨への備えが中心です。標高900〜1,000mの浪合地区は、冬の冷え込みも雨の量も、役場のあたりとは別に考える必要があります。
数字で見る阿智村の気候(2016〜2025年)
阿智村の中に気温の観測所がないため、飯田市にある観測所「飯田」の数字を載せています。
-
猛暑日(35℃以上)
12.3日
年平均。多い年は23日(2025年)
猛暑日(35℃以上)の日数(日) 年ごとの値 10年平均 12.3日
年ごとの値を表で見る
2016年 4日 2017年 0日 2018年 22日 2019年 11日 2020年 11日 2021年 5日 2022年 9日 2023年 16日 2024年 22日 2025年 23日 -
年降水量
1,800mm
飯田観測所(飯田市)の値。10年平均。多い年は2,190mm(2021年)
年降水量(mm) 年ごとの値 10年平均 1,800mm
年ごとの値を表で見る
2016年 1,835mm 2017年 1,589mm 2018年 1,994mm 2019年 1,474mm 2020年 2,149mm 2021年 2,190mm 2022年 1,478mm 2023年 1,846mm 2024年 2,088mm 2025年 1,360mm -
年の最低気温
-8.4℃
10年平均。いちばん低かった年は-11.4℃(2016年)
年の最低気温(℃) 年ごとの値 10年平均 -8.4℃
年ごとの値を表で見る
2016年 -11.4℃ 2017年 -8.5℃ 2018年 -9.3℃ 2019年 -7.4℃ 2020年 -7.0℃ 2021年 -7.4℃ 2022年 -8.8℃ 2023年 -9.0℃ 2024年 -6.7℃ 2025年 -8.1℃
観測所: 飯田(気象台など、標高516.4m、飯田市高羽町)。阿智村役場(標高約538m)から直線で約11.1km。 出典: 気象庁ホームページ「過去の気象データ検索」の年ごとの値をもとに、「信州 家と庭」が集計して作成。
阿智村で家を建てる・直すときに検討したいこと
-
役場のあたりは、夏の暑さ対策が先
阿智村役場(標高約538m)のあたりには気温の観測所がないため、隣の飯田市にある飯田観測所(標高516.4m、役場から直線で約11.1km)の数字を使っています。標高の差は22mです。飯田では、真夏日が年平均63.7日、猛暑日が年平均12.3日あり、夏日は年平均132.5日と1年の3分の1を超えます。
だから、役場のある地区で建てる・直すときは、西日の入る窓の日よけ、屋根・天井の断熱、エアコンの台数と容量を、間取りと一緒に検討する価値があります。最低気温が25℃以上の日は年平均0.4日と少ないので、夜に風を通せる窓の配置も効果を見込めます。
-
浪合・清内路は別の気候。寒さと凍結への備えを一段上げる
村内の浪合観測所(アメダス、標高940m)では、年平均気温が10.1℃、冬日が年平均134.5日、年の最低気温が10年平均で-13.4℃、いちばん低かった年は-17.4℃(2016年)です。飯田(冬日は年平均85.3日、年の最低気温は10年平均で-8.4℃)とは大きな差があります。浪合地区(標高900〜1,000m)にはこの浪合の数字が当てはまり、清内路地区(標高700〜800m台)も、役場のある地区より冷えます。
だから、浪合・清内路で建てる・直すときは、断熱を等級5・6まで見積もりで比べ、配管の室内化や水抜きのしやすさまで含めて、凍結対策を検討することをおすすめします。役場のある地区でも年に85日ほどは朝が氷点下になるので、屋外の配管と給湯器の凍結防止は省かないほうが安心です。
凍結深度や水道管の埋設深さは、村の資料で値を確認できていません。基礎の深さは設計者に、給排水管の埋設深さは水道事業者に確認してください。
同じ村の中でも、浪合と役場のあたりでは、冬の冷え込みに大きな差があります。
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雨は飯田で年1,800mm、浪合では2,800mm近く
年降水量は、飯田で平均1,800mm、村内の浪合で平均2,797mm(少ない年で2,245mm、多い年で3,483mm)です。浪合は飯田の約1.6倍にあたります。
だから、軒の出、雨どいの太さと落とし先、外壁の継ぎ目(シーリング)、敷地の排水を検討する価値があります。浪合地区では、雨の量を多めに見て、雨どいと排水に余裕を持たせておくと安心です。土地を選ぶ段階なら、土砂災害と浸水のハザードマップも確認しておきたい点です。
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垂直積雪量は、合併前の3つの区域で係数が違う
雪の観測値は、近くに条件の合う観測所がないため載せていません。設計に使う垂直積雪量は、長野県の算式に敷地の標高を入れて求めます。阿智村では、旧清内路村・旧浪合村・それ以外の3つの区域で係数が分かれています。県の算出シートに載っている役場・旧役場の地点の値は、役場のある区域で59cm、旧清内路村で69cm、旧浪合村で60cmです。垂直積雪量は設計用の値で、観測された積雪の深さとは別のものです。
だから、カーポートや物置を選ぶときは、敷地がどの区域に入るかと敷地の標高を伝えて、工務店や外構業者に値を確認することをおすすめします。標高が上がって算式の値が100cm以上になる敷地は、多雪区域の扱いになります。
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日照時間は年2,100時間台。太陽光発電は検討の価値がある
飯田の年間日照時間は平均2,169時間(2,069〜2,367時間)です。
だから、役場のある地区では、太陽光発電を検討する価値があります。日の当たる時間は敷地ごとに違うので、冬の日当たりを現地で確かめてから試算してもらうとよいでしょう。浪合・清内路は条件が違うので、飯田の数字をそのまま当てはめず、敷地ごとの試算をおすすめします。
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阿智村の建築の基準(垂直積雪量・凍結深度)
- 垂直積雪量
- 59cm
-
阿智村役場の地点の値
建築基準法にもとづく設計用の積雪の深さです。観測された最深積雪とは別の値です。
決め方: 算式/定めているところ: 長野県(建築基準法施行細則第9条第2項・別表第1)
多雪区域: 役場地点は多雪区域ではない(100cm未満)。標高が上がって算式の値が1m以上になる敷地は多雪区域
役場・支所などの地点の値を見る(3地点)
- 69cm 旧清内路村 (標高763m)
- 60cm 旧浪合村 (標高955m)
- 59cm 上記以外 (標高557m)
敷地の標高と市役所・町村役場(合併前の旧市町村は旧役場)の標高の差が50m以内のときは、役場の垂直積雪量を使う(県の算出シートの使用方法による)
- 凍結深度(建築)
- 県の定めなし
-
長野県は建築基準法上の凍結深度を定めておらず、設計者の判断になります。阿智村独自の値は、公開されている資料では確認できていません。基礎の深さは設計者に、給排水管の埋設深さは水道事業者にご確認ください。
- 省エネ地域区分
- 4地域
-
断熱性能の基準になる区分です。数字が小さいほど寒冷で、求められる断熱性能が高くなります。
※ 垂直積雪量・凍結深度は、敷地の場所と標高で変わります。計画の前に、市町村・建設事務所・水道事業者に必ずご確認ください。 (公式の資料を2026年10月8日に確認) 垂直積雪量の求め方: 長野県「構造計算における各基準値について」 垂直積雪量の算出シート(Excel): 長野県「構造計算における各基準値について」の添付ファイル
この10年の変化で言えること
年ごとの値 10年平均 13.7℃
年ごとの値を表で見る
| 2016年 | 13.8℃ |
|---|---|
| 2017年 | 12.7℃ |
| 2018年 | 13.8℃ |
| 2019年 | 13.6℃ |
| 2020年 | 13.7℃ |
| 2021年 | 13.5℃ |
| 2022年 | 13.4℃ |
| 2023年 | 14.1℃ |
| 2024年 | 14.6℃ |
| 2025年 | 14.1℃ |
年ごとの値 10年平均 63.7日
年ごとの値を表で見る
| 2016年 | 63日 |
|---|---|
| 2017年 | 59日 |
| 2018年 | 61日 |
| 2019年 | 54日 |
| 2020年 | 51日 |
| 2021年 | 40日 |
| 2022年 | 63日 |
| 2023年 | 81日 |
| 2024年 | 82日 |
| 2025年 | 83日 |
- 飯田の真夏日は、2023〜2025年に80日を超えた。 81日・82日・83日で、前半5年の平均57.6日に対して後半5年は69.8日です。ただし2021年は40日と少なく、10年間だけでは長い目での傾向とまでは言い切れません。
- 浪合でも、夏の暑い日が多い年がある。 浪合の真夏日は5日(2017年)から37日(2025年)まで幅があり、前半5年の平均は15.0日、後半5年は21.0日です。猛暑日は10年間ありません。
- 年平均気温は、飯田・浪合とも2024年が最も高い(飯田14.6℃、浪合11.0℃)。最も低かったのは、どちらも2017年です(飯田12.7℃、浪合9.0℃)。
- 浪合の雨は、多い年と少ない年で1,200mmあまり違う。 年降水量は2,245mm(2025年)から3,483mm(2018年)までで、増減の傾向は読み取れません。
年平均気温は、飯田でも浪合でも、2024年が10年で最も高くなりました。
10年分の数字をすべて見る 気温・降水量・日照の12項目
| 項目 | 2016〜2025年の平均 | 少ない年〜多い年 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 年平均気温 | 13.7℃ | 12.7(2017年)〜14.6(2024年) | |
| 年の最高気温 | 10年平均 36.7℃/いちばん高かった年 37.7℃(2018年) | 34.9(2017年)〜37.7(2018年) | |
| 年の最低気温 | 10年平均 -8.4℃/いちばん低かった年 -11.4℃(2016年) | -11.4(2016年)〜-6.7(2024年) | |
| 冬日(最低気温が0℃未満の日) | 85.3日 | 71(2021年)〜110(2017年) | |
| 真冬日(最高気温が0℃未満の日) | 0.9日 | 0(2019年)〜4(2018年) | |
| 夏日(最高気温が25℃以上の日) | 132.5日 | 124(2017年)〜139(2025年) | |
| 真夏日(最高気温が30℃以上の日) | 63.7日 | 40(2021年)〜83(2025年) | |
| 猛暑日(最高気温が35℃以上の日) | 12.3日 | 0(2017年)〜23(2025年) | |
| 最低気温が25℃以上の日(熱帯夜の目安) | 0.4日 | 0(2016年)〜4(2018年) | |
| 年降水量 | 1800mm | 1360(2025年)〜2190(2021年) | |
| 年間日照時間 | 2169時間 | 2069(2021年)〜2367(2023年) | |
| 年平均湿度 | 72% | 70(2023年)〜73(2024年) |
※ 役場のあたりに当てはまる雪の観測所がないため、雪の観測値は載せていません。雪への備えは、下の垂直積雪量(建築の基準)をご覧ください。
出典: 気象庁ホームページ「過去の気象データ検索」の年ごとの値をもとに、「信州 家と庭」が集計して作成。 (観測所「飯田」の年ごとの値) データの更新日: 2026年10月8日
阿智村の住まいの状況(持ち家・空き家・新築)
持ち家の世帯の割合
83.5%
2020年国勢調査
居住専用住宅の新築
14棟
2024年の着工
住宅に住む世帯のうち、持ち家の世帯は83.5%です(2020年国勢調査)。
2024年に着工した居住専用住宅は14棟で、1棟あたりの床面積の平均は102㎡です(建築着工統計)。
古い住まいの耐震・断熱の見直しは、阿智村の新築・リフォーム業者に相談できます。 阿智村の新築・リフォーム業者1社
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データについて
- 空き家率と建てられた時期は、住宅・土地統計調査の市町村別の集計が市と人口1万5千人以上の町村だけのため、載せていません。
- 数字は、国や県が公表しているデータを、信州 家と庭が市町村ごとに集計・加工したものです。データの時点と取得日は項目ごとに書いています。
- 災害の区域や基準は、土地の場所によって変わります。計画の前に、市町村・県の建設事務所・水道事業者などで必ず確かめてください。
- このサービスは、政府統計総合窓口(e-Stat)のAPI機能を使用していますが、サービスの内容は国によって保証されたものではありません。
データの取得日(最新): 2026年10月15日