公的データで見る
飯山市の家づくりデータ 標高・冬の気温・凍結深度、土地の価格、災害リスク
飯山市の要点
- 飯山市役所の標高は314m。冬の最低気温は10年平均-14.9℃(飯山観測所)。
- 住宅地の地価は1㎡あたり19,600円(2026年地価公示の中央値)。
- 洪水の浸水想定区域が市の面積の約10%(約21km²)にあります(国のデータ)。土砂災害警戒区域は421か所(国のデータ)。
飯山市の土地の価格(住宅地の地価)
地価公示
19,600円
2026年1月1日時点
住宅地3地点の中央値
1坪あたり約6.5万円
地価調査
13,690円
2026年7月1日時点
住宅地4地点の中央値
1坪あたり約4.5万円
同じ地点の前年比 -0.8%
2026年の地価公示(住宅地3地点)の中央値は1㎡あたり19,600円(1坪あたり約6.5万円)、地価調査(住宅地4地点)の中央値は1㎡あたり13,690円(1坪あたり約4.5万円)です。
同じ地点どうしで前の年と比べると、地価調査は-0.8%(5年続けて下落)です(変動率の中央値)。
補足:国に報告された取引の価格
2021〜2025年に国土交通省のアンケートで報告された宅地の取引のうち、家を建てる土地に近い取引(面積100〜1,000㎡の住宅地など)は55件で、1㎡あたりの中央値は9,200円です。同じように絞った中古の一戸建て(土地と建物)は31件で、延床面積1㎡あたりの中央値は33,333円です(土地の価格を含む)。
※ 1坪あたりは1㎡あたりの価格に3.30578を掛けた概算。地価公示・地価調査は、選ばれた地点の価格です。
出典
飯山市の災害リスク(洪水・土砂災害)
洪水
国のデータ(国土数値情報)では、想定最大規模の洪水で浸水が想定される区域が、市の面積の約10%(約21km²)にあります。
土地が区域に入るか、どのくらいの深さになるかは、飯山市のハザードマップで確認してください。
土砂災害
土砂災害警戒区域
421か所
土砂災害特別警戒区域
228か所
急傾斜地崩壊危険区域
16か所
地すべり防止区域
26か所
大規模盛土造成地
14か所
国のデータでは、土砂災害警戒区域が421か所、そのうち特別警戒区域が228か所あります(急傾斜地の崩壊・土石流・地すべり)。
このほか国のデータには、急傾斜地崩壊危険区域16か所、地すべり防止区域26か所、大規模盛土造成地14か所が載っています。
災害危険区域は、国のデータには含まれていません。指定の有無は市町村の窓口でご確認ください。
国のデータは、県内のすべての区域を網羅しているわけではなく、区域の位置も概略です。土地が区域に入るかは、長野県(建設事務所)や飯山市の資料で確かめてください。
液状化
液状化の傾向は、国のハザードマップで確認できます。
※ 洪水の面積と割合は、国のデータに載っている川の区域を市町村の境界で集計した概算です(載っていない川の区域は含みません)。区域の数は国のデータ(国土数値情報)を市町村の境界で集計したもの。区域は重なることがあります。
出典
飯山市の標高と気候(冬の気温・積雪・凍結深度)
飯山市は、市街地の観測所でも積雪が1mを超える年が珍しくない、県内でも雪の多い土地です。一方で夏は35℃以上の日もあり、「雪と寒さ」と「夏の暑さ」の両方に備える家づくりになります。
数字で見る飯山市の気候(2016〜2025年)
-
最深積雪
124cm
10年平均。最大は232cm(2021〜22年の冬)
最深積雪(cm) 年ごとの値 10年平均 124cm
※ 年は「ひと冬」ごと(前の年の8月〜その年の7月)。
年ごとの値を表で見る
2015〜16年の冬 56cm 2016〜17年の冬 149cm 2017〜18年の冬 146cm 2018〜19年の冬 123cm 2019〜20年の冬 72cm 2020〜21年の冬 132cm 2021〜22年の冬 232cm 2022〜23年の冬 99cm 2023〜24年の冬 66cm 2024〜25年の冬 161cm -
年の最低気温
-14.9℃
10年平均。いちばん低かった年は-16.8℃(2022年)
年の最低気温(℃) 年ごとの値 10年平均 -14.9℃
年ごとの値を表で見る
2016年 -16.3℃ 2017年 -14.3℃ 2018年 -15.9℃ 2019年 -14.4℃ 2020年 -15.0℃ 2021年 -13.7℃ 2022年 -16.8℃ 2023年 -14.2℃ 2024年 -14.1℃ 2025年 -14.5℃ -
猛暑日(35℃以上)
6.9日
年平均。多い年は19日(2023年)
猛暑日(35℃以上)の日数(日) 年ごとの値 10年平均 6.9日
年ごとの値を表で見る
2016年 0日 2017年 4日 2018年 12日 2019年 3日 2020年 7日 2021年 4日 2022年 5日 2023年 19日 2024年 3日 2025年 12日
観測所: 飯山(アメダス、標高313m、飯山市大字飯山字大道東)。飯山市役所(標高約314m)から直線で約2.7km。 出典: 気象庁ホームページ「過去の気象データ検索」の年ごとの値をもとに、「信州 家と庭」が集計して作成。
飯山市で家を建てる・直すときに検討したいこと
-
屋根の雪をどう扱うかを、間取りより先に決める
最深積雪は10年平均で124cm、いちばん多かった2021〜22年の冬は232cmでした。積雪が100cm以上あった日は年平均23.6日ですが、0日の冬が4回、76日の冬が1回と、年による差が大きくなっています。
だから、屋根の雪を「下ろす」「自然に落とす」「載せたままにする(無落雪)」のどれにするかを、設計の早い段階で工務店と決めておく価値があります。落とす場合は、落ちた雪を置く場所と隣地との距離も一緒に検討したい点です。
建築の基準になる垂直積雪量は、飯山市では長野県が区域ごとに定めています。たとえば大字飯山のうち皿川の南側・標高500m未満の区域は「250cm以上300cm未満」、皿川の北側は「300cm以上350cm未満」で、市内全体では「200cm以上」から「400cm以上」まで幅があります(長野県 北信建設事務所「北信建設事務所管内の垂直積雪量」、2026年10月8日確認)。大字飯山のこの2つの区域では、観測された最大(232cm)より大きい値で設計することになります。敷地がどの区域に入るかを最初に確認しておくと安心です。
雪を落とすなら、落ちた雪の置き場とお隣との距離も、一緒に考えておきましょう。
-
カーポートと外構は「ひと冬に6m降る」前提で選ぶ
降雪の合計は年平均で602cm(少ない冬で313cm、多い冬で814cm)、1日に10cm以上降った日は年平均21.7日ありました。積雪が50cm以上あった日も年平均52.7日あります。
だから、カーポートは敷地の垂直積雪量に見合う積雪強度のものがあるかを先に確かめ、既製品で足りない場合の方法(雪下ろしを前提にする、車庫にするなど)も含めて比べておくと安心です。あわせて、除雪した雪の置き場と、玄関から道路までの動線を外構の計画に入れておくことをおすすめします。
-
水道の凍結対策と断熱は、氷点下15℃前後まで下がる前提で
年の最低気温は10年平均で-14.9℃、いちばん低かった年は-16.8℃(2022年)でした。冬日は年平均107.8日、日中も氷点下のままの真冬日は年平均6.4日あります。
だから、給水・給湯の配管をできるだけ室内側に通すこと、屋外に出る部分の凍結防止(ヒーターや水抜き)を見積もりの段階で確認しておくと安心です。断熱は、国の基準(等級4)で止めず、等級5・6にした場合の差額と光熱費を並べて比べてみることをおすすめします。給湯器や室外機は、雪に埋もれない高さ・場所かどうかも見ておきたい点です。
給湯器や室外機は、雪に埋もれない高さ・場所かどうかも見ておきたいですね。
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雪国でも、夏の暑さ対策は省かない
真夏日は年平均55.7日、猛暑日は年平均6.9日で、2023年は猛暑日が19日ありました。10年間の最高気温は37.4℃(2018年)です。
だから、「雪国だから冷房は最小限でよい」とは考えず、エアコンの台数と容量、南・西の窓の日よけ(ひさしや外付けの日射遮蔽)を検討する価値があります。冬のための断熱と窓の性能は、夏の冷房の効きにもそのまま効いてきます。
-
太陽光発電と室内の湿気は、冬を割り引いて考える
年間日照時間は平均1,775時間(9年分。観測方法が2021年に変わったため目安)、年平均湿度は約84%(2022〜2025年の4年分)です。積雪が10cm以上あった日は年平均80.4日でした。
だから、太陽光発電を載せる場合は、屋根に雪が載って発電しない期間を見込んだ試算を業者に出してもらうことをおすすめします。冬は洗濯物を室内に干す期間も長くなるので、換気の方式と、窓・押し入れの結露対策も一緒に検討しておくと安心です。
寒さや雪に合わせた家づくりは、飯山市の新築・リフォーム業者に相談できます。 飯山市の新築・リフォーム業者12社
飯山市の建築の基準(垂直積雪量・凍結深度)
- 垂直積雪量
- 200〜400cm以上
-
区域ごとに定められている
建築基準法にもとづく設計用の積雪の深さです。観測された最深積雪とは別の値です。
決め方: 区域別/定めているところ: 長野県(知事が別に定める区域。建築基準法施行細則第9条第3項)
多雪区域: 全域が多雪区域(どの区域も100cm以上)
区域ごとの値を見る(5区域)
- 200cm以上250cm未満 大字蓮の区域のうち、標高が500メートル未満の区域 / 大字静間の区域のうち、一級河川清川の南側、かつ標高が500メートル未満の区域
- 250cm以上300cm未満 大字静間のうち、一級河川清川の北側、かつ標高が500メートル未満の区域 / 大字飯山の区域のうち、一級河川皿川の南側、かつ標高が500メートル未満の区域 / 大字旭の区域のうち、一級河川皿川の南側、かつ標高が500メートル未満の区域 / 大字南町、大字山岸、大字其綿、大字吉、大字木島、大字野坂田、大字坂井、大字下木島及び大字天神堂の区域及び大字東小沼の区域
- 300cm以上350cm未満 大字飯山の区域のうち、一級河川皿川の北側、かつ標高が500メートル未満の区域 / 大字旭の区域のうち、一級河川皿川の北側、かつ標高が500メートル未満の区域 / 大字瑞穂、大字瑞穂豊、大字緑、大字中曽根及び大字寿の区域のうち、標高が500メートル未満の区域 / 大字小佐原、大字大池、大字常盤、大字照里、大字小沼の区域
- 350cm以上400cm未満 大字富倉の区域 / 大字飯山、大字蓮、大字静間、大字瑞穂、大字瑞穂豊、大字旭、大字緑、大字中曽根及び大字寿の区域のうち、標高が500メートル以上の区域 / 大字豊田、大字常郷、大字一山及び大字照岡の区域で標高が500メートル未満の区域
- 400cm以上 その他の区域
- 凍結深度(建築)
- 県の定めなし
-
長野県は建築基準法上の凍結深度を定めておらず、設計者の判断になります。飯山市独自の値は、公開されている資料では確認できていません。基礎の深さは設計者に、給排水管の埋設深さは水道事業者にご確認ください。
- 省エネ地域区分
- 4地域
-
断熱性能の基準になる区分です。数字が小さいほど寒冷で、求められる断熱性能が高くなります。
※ 垂直積雪量・凍結深度は、敷地の場所と標高で変わります。計画の前に、市町村・建設事務所・水道事業者に必ずご確認ください。 (公式の資料を2026年10月8日に確認) 垂直積雪量の区域と値: 長野県 北信建設事務所「北信建設事務所管内の垂直積雪量」
この10年の変化で言えること
年ごとの値 10年平均 12.1℃
年ごとの値を表で見る
| 2016年 | 12.2℃ |
|---|---|
| 2017年 | 11.0℃ |
| 2018年 | 12.1℃ |
| 2019年 | 12.1℃ |
| 2020年 | 12.4℃ |
| 2021年 | 11.9℃ |
| 2022年 | 11.7℃ |
| 2023年 | 12.5℃ |
| 2024年 | 12.9℃ |
| 2025年 | 12.3℃ |
年ごとの値 10年平均 55.7日
年ごとの値を表で見る
| 2016年 | 46日 |
|---|---|
| 2017年 | 34日 |
| 2018年 | 60日 |
| 2019年 | 44日 |
| 2020年 | 49日 |
| 2021年 | 38日 |
| 2022年 | 63日 |
| 2023年 | 75日 |
| 2024年 | 70日 |
| 2025年 | 78日 |
- 雪は年による差がとても大きい。 最深積雪は56cm(2015〜16年の冬)から232cm(2021〜22年の冬)まで約4倍の開きがあります。少ない冬が続いても、多い冬を基準に備えるほうが安全です。10年の数字だけでは、増えている・減っているとは言えません。
- 真夏日は後半の5年のほうが多い。 2016〜2020年の平均46.6日に対し、2021〜2025年は64.8日で、2023〜2025年は3年続けて70日以上でした。ただし10年間だけでは、長い目での傾向とまでは言い切れません。
- 年平均気温は2024年が10年で最も高い(12.9℃)。最も低かったのは2017年(11.0℃)です。
雪の少ない冬が続いても、多い冬を基準に備えるほうが安全です。
10年分の数字をすべて見る 気温・降水量・日照・雪の17項目
| 項目 | 2016〜2025年の平均 | 少ない年〜多い年 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 年平均気温 | 12.1℃ | 11.0(2017年)〜12.9(2024年) | |
| 年の最高気温 | 10年平均 36.4℃/いちばん高かった年 37.4℃(2018年) | 34.7(2016年)〜37.4(2018年) | |
| 年の最低気温 | 10年平均 -14.9℃/いちばん低かった年 -16.8℃(2022年) | -16.8(2022年)〜-13.7(2021年) | |
| 冬日(最低気温が0℃未満の日) | 107.8日 | 95(2020年)〜125(2017年) | |
| 真冬日(最高気温が0℃未満の日) | 6.4日 | 1(2016年)〜13(2018年) | |
| 夏日(最高気温が25℃以上の日) | 119.2日 | 106(2017年)〜137(2024年) | |
| 真夏日(最高気温が30℃以上の日) | 55.7日 | 34(2017年)〜78(2025年) | |
| 猛暑日(最高気温が35℃以上の日) | 6.9日 | 0(2016年)〜19(2023年) | |
| 最低気温が25℃以上の日(熱帯夜の目安) | 0.5日 | 0(2016年)〜3(2023年) | |
| 年降水量 | 1414mm | 1170(2018年)〜1752(2017年) | |
| 年間日照時間 | 1775時間 | 1673(2020年)〜1959(2023年) | 9年分の平均(2021年を除く)。2021年3月から推計値に変わったため目安 |
| 年平均湿度 | 84% | 81(2023年)〜86(2022年) | 4年分の平均(2016〜2021年は観測なし・資料不足) |
| 降雪の合計(ひと冬) | 602cm | 313(2020年)〜814(2022年) | |
| 最深積雪(ひと冬でいちばん積もった深さ) | 124cm | 56(2016年)〜232(2022年) | |
| 積雪が10cm以上あった日 | 80.4日 | 19(2020年)〜109(2022年) | |
| 積雪が50cm以上あった日 | 52.7日 | 3(2016年)〜95(2022年) | |
| 積雪が100cm以上あった日 | 23.6日 | 0(2016年)〜76(2022年) |
※ 雪の数字は「ひと冬」ごと(前の年の8月〜その年の7月)です。表の「2022年」は2021〜22年の冬を指します。
出典: 気象庁ホームページ「過去の気象データ検索」の年ごとの値をもとに、「信州 家と庭」が集計して作成。 (観測所「飯山」の年ごとの値) データの更新日: 2026年10月8日
飯山市の住まいの状況(持ち家・空き家・新築)
持ち家の世帯の割合
83.8%
2020年国勢調査
空き家率
15.0%
2023年住宅・土地統計調査
賃貸・売却用と別荘などを除いた空き家
10.5%
2023年住宅・土地統計調査
1980年以前に建てられた住宅
約2,400戸(33%)
2023年住宅・土地統計調査
居住専用住宅の新築
58棟
2024年の着工
住宅に住む世帯のうち、持ち家の世帯は83.8%です(2020年国勢調査)。
空き家は住宅全体の15.0%で、賃貸・売却用と別荘などを除いた空き家は10.5%です(2023年住宅・土地統計調査。抽出調査による推計値)。
人が住んでいる住宅のうち、1980年以前に建てられたものは約2,400戸(33%)です。1981年6月に耐震基準が改められる前の建物です。
2024年に着工した居住専用住宅は58棟で、1棟あたりの床面積の平均は94㎡です(建築着工統計)。
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データについて
- 数字は、国や県が公表しているデータを、信州 家と庭が市町村ごとに集計・加工したものです。データの時点と取得日は項目ごとに書いています。
- 災害の区域や基準は、土地の場所によって変わります。計画の前に、市町村・県の建設事務所・水道事業者などで必ず確かめてください。
- このサービスは、政府統計総合窓口(e-Stat)のAPI機能を使用していますが、サービスの内容は国によって保証されたものではありません。
データの取得日(最新): 2026年10月15日