公的データで見る
大町市の家づくりデータ 標高・冬の気温・凍結深度、土地の価格、災害リスク
大町市の要点
- 大町市役所の標高は727m。冬の最低気温は10年平均-14.4℃(大町観測所)。
- 住宅地の地価は1㎡あたり11,950円(2026年地価調査の中央値)。
- 洪水の浸水想定区域が市の面積の約4.5%(約26km²)にあります(国のデータ)。土砂災害警戒区域は847か所(国のデータ)。
大町市の土地の価格(住宅地の地価)
地価公示
13,800円、18,300円
2026年1月1日時点
住宅地2地点の価格
地価調査
11,950円
2026年7月1日時点
住宅地6地点の中央値
1坪あたり約4.0万円
同じ地点の前年比 -1.1%
2026年の地価調査(住宅地6地点)の中央値は1㎡あたり11,950円(1坪あたり約4.0万円)です。
地価公示の住宅地の地点は2か所で、2026年の価格は1㎡あたり13,800円、18,300円です。市全体の相場ではなく、それぞれの地点の価格です。
同じ地点どうしで前の年と比べると、地価調査は-1.1%(5年続けて下落)です(変動率の中央値)。
補足:国に報告された取引の価格
2021〜2025年に国土交通省のアンケートで報告された宅地の取引のうち、家を建てる土地に近い取引(面積100〜1,000㎡の住宅地など)は83件で、1㎡あたりの中央値は8,200円です。同じように絞った中古の一戸建て(土地と建物)は41件で、延床面積1㎡あたりの中央値は47,273円です(土地の価格を含む)。
※ 1坪あたりは1㎡あたりの価格に3.30578を掛けた概算。地価公示・地価調査は、選ばれた地点の価格です。
出典
大町市の災害リスク(洪水・土砂災害)
洪水
国のデータ(国土数値情報)では、想定最大規模の洪水で浸水が想定される区域が、市の面積の約4.5%(約26km²)にあります。
土地が区域に入るか、どのくらいの深さになるかは、大町市のハザードマップで確認してください。
土砂災害
土砂災害警戒区域
847か所
土砂災害特別警戒区域
639か所
急傾斜地崩壊危険区域
15か所
地すべり防止区域
56か所
大規模盛土造成地
7か所
国のデータでは、土砂災害警戒区域が847か所、そのうち特別警戒区域が639か所あります(急傾斜地の崩壊・土石流・地すべり)。
このほか国のデータには、急傾斜地崩壊危険区域15か所、地すべり防止区域56か所、大規模盛土造成地7か所が載っています。
災害危険区域は、国のデータには含まれていません。指定の有無は市町村の窓口でご確認ください。
国のデータは、県内のすべての区域を網羅しているわけではなく、区域の位置も概略です。土地が区域に入るかは、長野県(建設事務所)や大町市の資料で確かめてください。
液状化
液状化の傾向は、国のハザードマップで確認できます。
※ 洪水の面積と割合は、国のデータに載っている川の区域を市町村の境界で集計した概算です(載っていない川の区域は含みません)。区域の数は国のデータ(国土数値情報)を市町村の境界で集計したもの。区域は重なることがあります。
出典
大町市の標高と気候(冬の気温・積雪・凍結深度)
大町市は年平均気温が10℃台で、1年の3分の1を超える日で朝の気温が氷点下になります。日中も氷点下のままの日が年に18日ほどあり、雪は毎年積もります。建築の基準になる垂直積雪量は区域によって大きく違うので、寒さ・凍結・雪への備えを早い段階で決めておきたい土地です。
数字で見る大町市の気候(2016〜2025年)
-
年の最低気温
-14.4℃
10年平均。いちばん低かった年は-15.8℃(2016年)
年の最低気温(℃) 年ごとの値 10年平均 -14.4℃
年ごとの値を表で見る
2016年 -15.8℃ 2017年 -14.9℃ 2018年 -14.2℃ 2019年 -14.5℃ 2020年 -12.8℃ 2021年 -12.2℃ 2022年 -15.7℃ 2023年 -15.3℃ 2024年 -14.1℃ 2025年 -14.1℃ -
最深積雪
38cm
10年平均。最大は62cm(2015〜16年の冬)
最深積雪(cm) 年ごとの値 10年平均 38cm
※ 年は「ひと冬」ごと(前の年の8月〜その年の7月)。
年ごとの値を表で見る
2015〜16年の冬 62cm 2016〜17年の冬 49cm 2017〜18年の冬 22cm 2018〜19年の冬 36cm 2019〜20年の冬 22cm 2020〜21年の冬 28cm 2021〜22年の冬 57cm 2022〜23年の冬 30cm 2023〜24年の冬 27cm 2024〜25年の冬 42cm -
真夏日(30℃以上)
35.5日
年平均。多い年は65日(2025年)
真夏日(30℃以上)の日数(日) 年ごとの値 10年平均 35.5日
年ごとの値を表で見る
2016年 20日 2017年 19日 2018年 38日 2019年 28日 2020年 29日 2021年 25日 2022年 31日 2023年 52日 2024年 48日 2025年 65日
観測所: 大町(アメダス、標高784m、大町市大町)。大町市役所(標高約727m)から直線で約2.8km。 出典: 気象庁ホームページ「過去の気象データ検索」の年ごとの値をもとに、「信州 家と庭」が集計して作成。
大町市で家を建てる・直すときに検討したいこと
-
断熱と暖房を、間取りと同じ時期に決める
年平均気温は10.4℃、冬日は年平均131.2日、日中も氷点下のままの真冬日は年平均17.7日(少ない年で8日、多い年で27日)あります。日最高気温の年平均は16.4℃です。
だから、断熱は国の基準(等級4)や等級5で決めてしまわず、等級6・7まで見積もりを取って、暖房費と合わせて比べる価値があります。窓の仕様(樹脂サッシ・トリプルガラスなど)と暖房の方式は、間取りと同じ時期に決めておきたい点です。既存の家なら、窓と床まわりの断熱改修から検討することをおすすめします。
-
水道の凍結は「毎年、氷点下12℃より下がる」前提で備える
年の最低気温は10年平均で-14.4℃、いちばん低かった年は-15.8℃(2016年)で、10年間のすべての年で-12℃を下回りました。
だから、給水・給湯の配管をできるだけ室内側に通すこと、屋外に出る部分の凍結防止(ヒーターや水抜き)、水抜き栓の位置を、見積もりの段階で確認しておきたい点です。留守にする期間がある家では、水抜きの手順を先に決めておくと安心です。凍結深度や水道管の埋設深さは、大町市の資料では値を確認できていません。基礎の深さは設計者に、給排水管の埋設深さは水道事業者に確認することをおすすめします。
留守にする期間がある家は、水抜きの手順を先に決めておくと安心です。
-
雪は毎年積もる。敷地の垂直積雪量は、区域の地図で確かめる
最深積雪は10年平均で38cm、最大で62cm(2015〜16年の冬)。積雪が10cm以上あった日は年平均36.2日で、5日の冬から78日の冬まで差があります。降雪の合計は年平均266cmです。
だから、屋根の雪止め、落ちた雪の行き先、カーポートの積雪強度、雪を寄せる場所を、毎年積もる前提で検討する価値があります。
建築の基準になる垂直積雪量は、観測された積雪とは別の、設計用の値です。大町市では長野県が区域ごとに定めていて、「80cm以上100cm未満」から「385cm以上450cm未満」まで幅があります(長野県 大町建設事務所が示す区域ごとの値、2026年10月8日確認)。大町・平・常盤・社・八坂・美麻のそれぞれが複数の区域に分かれ、境界は建設事務所の地図で示されています。市役所と観測所は高瀬川の扇状地にあり、美麻・八坂の山あいや、平・木崎湖より北は雪が多くなります。観測された最大(62cm)より大きい値で設計することになるので、敷地がどの区域に入るかを最初に確認しておくと安心です。
-
太陽光発電は、屋根に雪が載る期間を見込んで試算する
年間日照時間は平均1,874時間(9年分。観測方法が2021年に変わったため目安)です。積雪が10cm以上あった日は年平均36.2日でした。
だから、太陽光発電を載せる場合は、屋根に雪が載って発電しない期間を見込んだ試算を業者に出してもらう価値があります。屋根の雪を落とす設計にするときは、パネルから落ちる雪の行き先も一緒に確認しておきたい点です。
-
夏は真夏日が年に35日ほど。冷房と日よけも計画に入れる
真夏日は年平均35.5日で、19日(2017年)から65日(2025年)まで幅があります。猛暑日は10年間で合計5日、10年間の最高気温は35.5℃(2018年と2025年)です。最低気温が25℃以上の日は、10年間で一度もありません。
だから、「涼しい土地だから冷房は要らない」とは決めず、エアコンの台数と容量、南・西の窓の日よけを検討する価値があります。夜は気温が下がるので、夜に風が抜ける窓の配置も効果を見込めます。
夜は気温が下がるので、風が抜ける窓の配置も効果を見込めます。
寒さや雪に合わせた家づくりは、大町市の新築・リフォーム業者に相談できます。 大町市の新築・リフォーム業者18社
大町市の建築の基準(垂直積雪量・凍結深度)
- 垂直積雪量
- 80〜450cm
-
区域ごとに定められている
建築基準法にもとづく設計用の積雪の深さです。観測された最深積雪とは別の値です。
決め方: 区域別/定めているところ: 長野県(知事が別に定める区域。建築基準法施行細則第9条第3項)
多雪区域: 一部が多雪区域(100cm以上の区域。80cm以上100cm未満の区域は多雪区域ではない)
区域ごとの値を見る(9区域)
- 80cm以上100cm未満 常盤の一部、社の一部
- 100cm以上150cm未満 常盤の一部、社の一部
- 150cm以上200cm未満 大町の一部、常盤の一部、社の一部
- 200cm以上250cm未満 大町の一部、平の一部、常盤の一部、社の一部
- 250cm以上300cm未満 平の一部、常盤の一部、社の一部
- 300cm以上385cm未満 平の一部、常盤の一部
- 385cm以上450cm未満 平の一部
- 80cm以上100cm未満/100cm以上150cm未満/150cm以上200cm未満/200cm以上250cm未満/250cm以上300cm未満(5区分) 八坂の一部
- 100cm以上150cm未満/150cm以上200cm未満/200cm以上250cm未満/250cm以上300cm未満/300cm以上385cm未満/385cm以上450cm未満(6区分) 美麻の一部
- 凍結深度(建築)
- 県の定めなし
-
長野県は建築基準法上の凍結深度を定めておらず、設計者の判断になります。大町市独自の値は、公開されている資料では確認できていません。基礎の深さは設計者に、給排水管の埋設深さは水道事業者にご確認ください。
- 省エネ地域区分
- 3地域
-
断熱性能の基準になる区分です。数字が小さいほど寒冷で、求められる断熱性能が高くなります。
※ 垂直積雪量・凍結深度は、敷地の場所と標高で変わります。計画の前に、市町村・建設事務所・水道事業者に必ずご確認ください。 (公式の資料を2026年10月8日に確認) 垂直積雪量の区域と値: 長野県 大町建設事務所(管内の垂直積雪量) 垂直積雪量の定め方: 長野県「構造計算における各基準値について」
この10年の変化で言えること
年ごとの値 10年平均 10.4℃
年ごとの値を表で見る
| 2016年 | 10.5℃ |
|---|---|
| 2017年 | 9.3℃ |
| 2018年 | 10.5℃ |
| 2019年 | 10.3℃ |
| 2020年 | 10.5℃ |
| 2021年 | 10.3℃ |
| 2022年 | 10.0℃ |
| 2023年 | 10.9℃ |
| 2024年 | 11.2℃ |
| 2025年 | 10.9℃ |
年ごとの値 10年平均 92.3日
年ごとの値を表で見る
| 2016年 | 95日 |
|---|---|
| 2017年 | 83日 |
| 2018年 | 93日 |
| 2019年 | 87日 |
| 2020年 | 78日 |
| 2021年 | 76日 |
| 2022年 | 95日 |
| 2023年 | 99日 |
| 2024年 | 108日 |
| 2025年 | 109日 |
- 真夏日は後半の5年のほうが多い。 2016〜2020年の平均26.8日に対し、2021〜2025年は44.2日。2023〜2025年は52日・48日・65日で、それ以前の7年はすべて38日以下でした。ただし10年間だけでは、長い目での傾向とまでは言い切れません。
- 年平均気温は2024年が10年で最も高い(11.2℃)。最も低かったのは2017年(9.3℃)です。
- 雪は年による差が大きい。 降雪の合計は117cm(2019〜20年の冬)から480cm(2021〜22年の冬)まで約4倍の開きがあります。前半の5冬の平均は219cm、後半の5冬は314cmですが、年ごとのばらつきが大きく、増えているとは言い切れません。
- 冬日は毎年119日以上。 最も少ない2018年でも119日あり、寒さへの備えが要らなくなったとは言えません。
雪は年による差が大きく、増えているとは言い切れません。
10年分の数字をすべて見る 気温・降水量・日照・雪の17項目
| 項目 | 2016〜2025年の平均 | 少ない年〜多い年 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 年平均気温 | 10.4℃ | 9.3(2017年)〜11.2(2024年) | |
| 年の最高気温 | 10年平均 34.5℃/いちばん高かった年 35.5℃(2018年) | 33.1(2017年)〜35.5(2018年) | |
| 年の最低気温 | 10年平均 -14.4℃/いちばん低かった年 -15.8℃(2016年) | -15.8(2016年)〜-12.2(2021年) | |
| 冬日(最低気温が0℃未満の日) | 131.2日 | 119(2018年)〜151(2017年) | |
| 真冬日(最高気温が0℃未満の日) | 17.7日 | 8(2020年)〜27(2022年) | |
| 夏日(最高気温が25℃以上の日) | 92.3日 | 76(2021年)〜109(2025年) | |
| 真夏日(最高気温が30℃以上の日) | 35.5日 | 19(2017年)〜65(2025年) | |
| 猛暑日(最高気温が35℃以上の日) | 0.5日 | 0(2016年)〜3(2025年) | |
| 最低気温が25℃以上の日(熱帯夜の目安) | 0.0日 | どの年も 0 | |
| 年降水量 | 1371mm | 1102(2023年)〜1580(2024年) | |
| 年間日照時間 | 1874時間 | 1695(2024年)〜2068(2023年) | 9年分の平均(2021年を除く)。2021年3月から推計値に変わったため目安 |
| 年平均湿度 | 76% | どの年も 76 | 1年分の平均(2016〜2024年は観測なし・資料不足) |
| 降雪の合計(ひと冬) | 266cm | 117(2020年)〜480(2022年) | |
| 最深積雪(ひと冬でいちばん積もった深さ) | 38cm | 22(2018年)〜62(2016年) | |
| 積雪が10cm以上あった日 | 36.2日 | 5(2020年)〜78(2022年) | |
| 積雪が50cm以上あった日 | 1.0日 | 0(2017年)〜7(2022年) | |
| 積雪が100cm以上あった日 | 0.0日 | どの年も 0 |
※ 雪の数字は「ひと冬」ごと(前の年の8月〜その年の7月)です。表の「2022年」は2021〜22年の冬を指します。
出典: 気象庁ホームページ「過去の気象データ検索」の年ごとの値をもとに、「信州 家と庭」が集計して作成。 (観測所「大町」の年ごとの値) データの更新日: 2026年10月8日
大町市の住まいの状況(持ち家・空き家・新築)
持ち家の世帯の割合
80.5%
2020年国勢調査
空き家率
20.3%
2023年住宅・土地統計調査
賃貸・売却用と別荘などを除いた空き家
12.5%
2023年住宅・土地統計調査
1980年以前に建てられた住宅
約3,500戸(34%)
2023年住宅・土地統計調査
居住専用住宅の新築
73棟
2024年の着工
住宅に住む世帯のうち、持ち家の世帯は80.5%です(2020年国勢調査)。
空き家は住宅全体の20.3%で、賃貸・売却用と別荘などを除いた空き家は12.5%です(2023年住宅・土地統計調査。抽出調査による推計値)。
人が住んでいる住宅のうち、1980年以前に建てられたものは約3,500戸(34%)です。1981年6月に耐震基準が改められる前の建物です。
2024年に着工した居住専用住宅は73棟で、1棟あたりの床面積の平均は135㎡です(建築着工統計)。
古い住まいの耐震・断熱の見直しは、大町市の新築・リフォーム業者に相談できます。 大町市の新築・リフォーム業者18社
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データについて
- 数字は、国や県が公表しているデータを、信州 家と庭が市町村ごとに集計・加工したものです。データの時点と取得日は項目ごとに書いています。
- 災害の区域や基準は、土地の場所によって変わります。計画の前に、市町村・県の建設事務所・水道事業者などで必ず確かめてください。
- このサービスは、政府統計総合窓口(e-Stat)のAPI機能を使用していますが、サービスの内容は国によって保証されたものではありません。
データの取得日(最新): 2026年10月15日