公的データで見る
塩尻市の家づくりデータ 標高・冬の気温・凍結深度、土地の価格、災害リスク
塩尻市の要点
- 塩尻市役所の標高は711m。冬の最低気温は10年平均-13.5℃(松本今井観測所)。
- 住宅地の地価は1㎡あたり51,250円(2026年地価公示の中央値)。
- 洪水の浸水想定区域が市の面積の約3.5%(約10km²)にあります(国のデータ)。土砂災害警戒区域は550か所(国のデータ)。
塩尻市の土地の価格(住宅地の地価)
地価公示
51,250円
2026年1月1日時点
住宅地8地点の中央値
1坪あたり約16.9万円
同じ地点の前年比 +0.2%
地価調査
32,400円
2026年7月1日時点
住宅地7地点の中央値
1坪あたり約10.7万円
同じ地点の前年比 +1.6%
2026年の地価公示(住宅地8地点)の中央値は1㎡あたり51,250円(1坪あたり約16.9万円)、地価調査(住宅地7地点)の中央値は1㎡あたり32,400円(1坪あたり約10.7万円)です。
同じ地点どうしで前の年と比べると、地価公示は+0.2%(5年続けて上昇)、地価調査は+1.6%(5年続けて上昇)です(変動率の中央値)。
補足:国に報告された取引の価格
2021〜2025年に国土交通省のアンケートで報告された宅地の取引のうち、家を建てる土地に近い取引(面積100〜1,000㎡の住宅地など)は242件で、1㎡あたりの中央値は52,000円です。同じように絞った中古の一戸建て(土地と建物)は120件で、延床面積1㎡あたりの中央値は110,101円です(土地の価格を含む)。
※ 1坪あたりは1㎡あたりの価格に3.30578を掛けた概算。地価公示・地価調査は、選ばれた地点の価格です。
出典
塩尻市の災害リスク(洪水・土砂災害)
洪水
国のデータ(国土数値情報)では、想定最大規模の洪水で浸水が想定される区域が、市の面積の約3.5%(約10km²)にあります。
土地が区域に入るか、どのくらいの深さになるかは、塩尻市のハザードマップで確認してください。
土砂災害
土砂災害警戒区域
550か所
土砂災害特別警戒区域
490か所
急傾斜地崩壊危険区域
10か所
地すべり防止区域
1か所
大規模盛土造成地
9か所
国のデータでは、土砂災害警戒区域が550か所、そのうち特別警戒区域が490か所あります(急傾斜地の崩壊・土石流・地すべり)。
このほか国のデータには、急傾斜地崩壊危険区域10か所、地すべり防止区域1か所、大規模盛土造成地9か所が載っています。
災害危険区域は、国のデータには含まれていません。指定の有無は市町村の窓口でご確認ください。
国のデータは、県内のすべての区域を網羅しているわけではなく、区域の位置も概略です。土地が区域に入るかは、長野県(建設事務所)や塩尻市の資料で確かめてください。
液状化
液状化の傾向は、国のハザードマップで確認できます。
※ 洪水の面積と割合は、国のデータに載っている川の区域を市町村の境界で集計した概算です(載っていない川の区域は含みません)。区域の数は国のデータ(国土数値情報)を市町村の境界で集計したもの。区域は重なることがあります。
出典
塩尻市の標高と気候(冬の気温・積雪・凍結深度)
塩尻市には気温の観測所がないため、隣の松本市にある松本今井観測所(標高658m、市役所から直線で約6.4km)の数字を使っています。年の最低気温は平均で氷点下13℃台、朝が氷点下になる日は年に約127日あり、凍結と冷え込みへの備えが家づくりの中心になります。夏は35℃以上の日もあります。
数字で見る塩尻市の気候(2016〜2025年)
塩尻市の中に気温の観測所がないため、松本市にある観測所「松本今井」の数字を載せています。
-
年の最低気温
-13.5℃
10年平均。いちばん低かった年は-16.9℃(2016年)
年の最低気温(℃) 年ごとの値 10年平均 -13.5℃
年ごとの値を表で見る
2016年 -16.9℃ 2017年 -13.3℃ 2018年 -15.7℃ 2019年 -12.7℃ 2020年 -13.0℃ 2021年 -11.1℃ 2022年 -13.1℃ 2023年 -14.5℃ 2024年 -12.2℃ 2025年 -12.2℃ -
猛暑日(35℃以上)
3.7日
年平均。多い年は12日(2025年)
猛暑日(35℃以上)の日数(日) 年ごとの値 10年平均 3.7日
年ごとの値を表で見る
2016年 0日 2017年 0日 2018年 5日 2019年 2日 2020年 5日 2021年 0日 2022年 3日 2023年 5日 2024年 5日 2025年 12日 -
垂直積雪量(建築の基準)
73cm
塩尻市役所の地点の値
観測所: 松本今井(アメダス、標高658m、松本市大字空港東)。塩尻市役所(標高約711m)から直線で約6.4km。 出典: 気象庁ホームページ「過去の気象データ検索」の年ごとの値をもとに、「信州 家と庭」が集計して作成。
塩尻市で家を建てる・直すときに検討したいこと
-
水道の凍結対策を、見積もりの最初に確かめる
松本今井観測所では、年の最低気温が10年平均で-13.5℃、いちばん低かった年は-16.9℃(2016年)で、10年間のすべての年で-11℃を下回りました。塩尻市は松本盆地の南端にあり、観測所までの間に山はありません。
だから、給水・給湯の配管をできるだけ室内側に通すこと、屋外に出る部分の凍結防止(ヒーターや水抜き)、水抜き栓の位置を、見積もりの段階で確認しておく価値があります。留守にする期間がある家では、水抜きの手順を先に決めておくと安心です。
塩尻市は、建築の凍結深度を市として定めておらず、標高に応じて設計者が設定することとしています。道路設計に用いる参考値として、旧塩尻市40cm・旧楢川村50cmが示されています(塩尻市「建築関係法令で定める数値について」、2026年10月8日確認)。基礎の深さは設計者に、給排水管の埋設深さは水道事業者に確認することをおすすめします。
配管はできるだけ室内側に。水抜き栓の位置も、見積もりの段階で確かめておきましょう。
-
朝晩と日中の差が大きい。窓と断熱の等級を比べる
冬日は年平均126.9日(少ない年で114日、多い年で142日)ありますが、日中も氷点下のままの真冬日は年平均2.5日です。日最高気温の年平均は18.3℃、日最低気温の年平均は6.2℃で、その差は約12℃あります。
だから、朝晩の冷え込みで熱が逃げにくい窓(樹脂サッシ、複層・トリプルガラス、内窓)と、日中の日差しを取り込む設計を組み合わせておきたいところです。断熱等級は基準(等級4)のままにせず、等級5・6の見積もりと比べてみることをおすすめします。
-
真夏日は年に50日を超える。夏の日よけと冷房も省かない
真夏日は年平均52.4日、猛暑日は年平均3.7日で、猛暑日が0日の年が3回、12日の年が1回ありました。10年間の最高気温は36.6℃(2018年と2020年)です。最低気温が25℃以上の日は、10年間で一度もありません。
だから、「標高が高いから冷房は最小限でよい」とは考えず、エアコンの台数と容量、南・西の窓の日よけ(ひさしや外付けの日射遮蔽)を検討する価値があります。夜は気温が下がるので、夜に風が抜ける窓の配置も効果を見込めます。
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カーポートは、市役所の地点で73cmという垂直積雪量を目安に選ぶ
塩尻市の近くには雪の観測所がないため、積雪の観測値は載せていません。建築の基準になる垂直積雪量(観測値とは別の、設計用の値)は、長野県の算式に敷地の標高を入れて求めます。市役所の標高での値は73cm、旧楢川村の旧役場(標高900m)の地点では87cmです(長野県「垂直積雪量算出シート」、2026年10月8日確認)。
だから、カーポートや物置は、敷地の垂直積雪量に見合う積雪強度かどうかを確認して選ぶ価値があります。敷地の標高が上がると値も大きくなるので、実際の値は工務店や外構業者に確認してください。楢川地区(奈良井・木曽平沢、標高900m以上)は木曽谷の側にあり、この表の松本盆地の数字とは条件が違います。雪だけでなく、気温についても、敷地に近い条件で確認することをおすすめします。
楢川地区は木曽谷の側。松本盆地の数字とは条件が違います。
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塩尻市の建築の基準(垂直積雪量・凍結深度)
- 垂直積雪量
- 73cm
-
塩尻市役所の地点の値
建築基準法にもとづく設計用の積雪の深さです。観測された最深積雪とは別の値です。
決め方: 算式/定めているところ: 長野県(建築基準法施行細則第9条第2項・別表第1)
多雪区域: 役場地点は多雪区域ではない(100cm未満)。標高が上がって算式の値が1m以上になる敷地は多雪区域
役場・支所などの地点の値を見る(2地点)
- 87cm 旧楢川村 (標高900m)
- 73cm 上記以外 (標高713m)
敷地の標高と市役所・町村役場(合併前の旧市町村は旧役場)の標高の差が50m以内のときは、役場の垂直積雪量を使う(県の算出シートの使用方法による)
- 省エネ地域区分
- 4地域
-
断熱性能の基準になる区分です。数字が小さいほど寒冷で、求められる断熱性能が高くなります。
旧塩尻市の区域は4地域、旧楢川村の区域は2地域です。
※ 垂直積雪量・凍結深度は、敷地の場所と標高で変わります。計画の前に、市町村・建設事務所・水道事業者に必ずご確認ください。 (公式の資料を2026年10月8日に確認) 垂直積雪量の求め方: 長野県「構造計算における各基準値について」 垂直積雪量の計算: 長野県「垂直積雪量算出シート」 凍結深度の扱い: 塩尻市「建築関係法令で定める数値について」
この10年の変化で言えること
年ごとの値 10年平均 12.1℃
年ごとの値を表で見る
| 2016年 | 12.1℃ |
|---|---|
| 2017年 | 11.1℃ |
| 2018年 | 12.1℃ |
| 2019年 | 11.9℃ |
| 2020年 | 12.1℃ |
| 2021年 | 12.0℃ |
| 2022年 | 11.7℃ |
| 2023年 | 12.6℃ |
| 2024年 | 12.9℃ |
| 2025年 | 12.7℃ |
年ごとの値 10年平均 52.4日
年ごとの値を表で見る
| 2016年 | 50日 |
|---|---|
| 2017年 | 39日 |
| 2018年 | 52日 |
| 2019年 | 37日 |
| 2020年 | 47日 |
| 2021年 | 31日 |
| 2022年 | 50日 |
| 2023年 | 76日 |
| 2024年 | 67日 |
| 2025年 | 75日 |
- 真夏日は2023〜2025年に多い年が続いた。 76日・67日・75日で、それ以前の7年はすべて52日以下でした。前半の5年の平均は45.0日、後半は59.8日です。ただし10年間だけでは、長い目での傾向とまでは言い切れません。
- 猛暑日は2025年が10年で最も多い(12日)。一方で、0日の年も3回(2016年・2017年・2021年)ありました。
- 年の最低気温は、後半の5年のほうが高い。 前半の平均-14.3℃に対し、後半は-12.6℃です。それでも毎年-11℃を下回っていて、冷え込みが弱まったとは言い切れません。
- 雨の量は年による差が大きい。 年降水量は850mm(2025年)から1,552mm(2024年)まで開きがあり、増減の傾向は読み取れません。
最低気温は毎年、氷点下11℃を下回っています。
10年分の数字をすべて見る 気温・降水量・日照の12項目
| 項目 | 2016〜2025年の平均 | 少ない年〜多い年 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 年平均気温 | 12.1℃ | 11.1(2017年)〜12.9(2024年) | |
| 年の最高気温 | 9年平均 35.7℃/いちばん高かった年 36.6℃(2018年) | 34.0(2016年)〜36.6(2018年) | 9年分の平均(2017年を除く) |
| 年の最低気温 | 10年平均 -13.5℃/いちばん低かった年 -16.9℃(2016年) | -16.9(2016年)〜-11.1(2021年) | |
| 冬日(最低気温が0℃未満の日) | 126.9日 | 114(2023年)〜142(2017年) | |
| 真冬日(最高気温が0℃未満の日) | 2.5日 | 1(2020年)〜6(2018年) | |
| 夏日(最高気温が25℃以上の日) | 114.0日 | 105(2017年)〜128(2025年) | |
| 真夏日(最高気温が30℃以上の日) | 52.4日 | 31(2021年)〜76(2023年) | |
| 猛暑日(最高気温が35℃以上の日) | 3.7日 | 0(2016年)〜12(2025年) | |
| 最低気温が25℃以上の日(熱帯夜の目安) | 0.0日 | どの年も 0 | |
| 年降水量 | 1146mm | 850(2025年)〜1552(2024年) | |
| 年間日照時間 | なし | なし | |
| 年平均湿度 | なし | なし |
※ 役場のあたりに当てはまる雪の観測所がないため、雪の観測値は載せていません。雪への備えは、下の垂直積雪量(建築の基準)をご覧ください。
出典: 気象庁ホームページ「過去の気象データ検索」の年ごとの値をもとに、「信州 家と庭」が集計して作成。 (観測所「松本今井」の年ごとの値) データの更新日: 2026年10月8日
塩尻市の住まいの状況(持ち家・空き家・新築)
持ち家の世帯の割合
63.1%
2020年国勢調査
空き家率
13.3%
2023年住宅・土地統計調査
賃貸・売却用と別荘などを除いた空き家
7.7%
2023年住宅・土地統計調査
1980年以前に建てられた住宅
約5,600戸(20%)
2023年住宅・土地統計調査
居住専用住宅の新築
387棟
2024年の着工
住宅に住む世帯のうち、持ち家の世帯は63.1%です(2020年国勢調査)。
空き家は住宅全体の13.3%で、賃貸・売却用と別荘などを除いた空き家は7.7%です(2023年住宅・土地統計調査。抽出調査による推計値)。
人が住んでいる住宅のうち、1980年以前に建てられたものは約5,600戸(20%)です。1981年6月に耐震基準が改められる前の建物です。
2024年に着工した居住専用住宅は387棟で、1棟あたりの床面積の平均は106㎡です(建築着工統計)。
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データについて
- 数字は、国や県が公表しているデータを、信州 家と庭が市町村ごとに集計・加工したものです。データの時点と取得日は項目ごとに書いています。
- 災害の区域や基準は、土地の場所によって変わります。計画の前に、市町村・県の建設事務所・水道事業者などで必ず確かめてください。
- このサービスは、政府統計総合窓口(e-Stat)のAPI機能を使用していますが、サービスの内容は国によって保証されたものではありません。
データの取得日(最新): 2026年10月15日