公的データで見る
松川町の家づくりデータ 標高・冬の気温・凍結深度、土地の価格、災害リスク
松川町の要点
- 松川町役場の標高は539m。冬の最低気温は10年平均-8.4℃(飯田観測所)。
- 住宅地の価格は地価公示の2か所の地点で、1㎡あたり16,900円、18,700円。
- 洪水の浸水想定区域が町の面積の約2.4%(約1.7km²)にあります(国のデータ)。土砂災害警戒区域は457か所(国のデータ)。
松川町の土地の価格(住宅地の地価)
地価公示
16,900円、18,700円
2026年1月1日時点
住宅地2地点の価格
地価調査
9,620円、13,500円
2026年7月1日時点
住宅地2地点の価格
地価公示の住宅地の地点は2か所で、2026年の価格は1㎡あたり16,900円、18,700円です。
地価調査の住宅地の地点は2か所で、2026年の価格は1㎡あたり9,620円、13,500円です。町全体の相場ではなく、それぞれの地点の価格です。
補足:国に報告された取引の価格
2021〜2025年に国土交通省のアンケートで報告された宅地の取引のうち、家を建てる土地に近い取引(面積100〜1,000㎡の住宅地など)は48件で、1㎡あたりの中央値は5,800円です。同じように絞った中古の一戸建て(土地と建物)は15件で、延床面積1㎡あたりの中央値は68,966円です(土地の価格を含む)。
※ 1坪あたりは1㎡あたりの価格に3.30578を掛けた概算。地価公示・地価調査は、選ばれた地点の価格です。
出典
松川町の災害リスク(洪水・土砂災害)
洪水
国のデータ(国土数値情報)では、想定最大規模の洪水で浸水が想定される区域が、町の面積の約2.4%(約1.7km²)にあります。
土地が区域に入るか、どのくらいの深さになるかは、松川町のハザードマップで確認してください。
土砂災害
土砂災害警戒区域
457か所
土砂災害特別警戒区域
308か所
急傾斜地崩壊危険区域
21か所
地すべり防止区域
2か所
国のデータでは、土砂災害警戒区域が457か所、そのうち特別警戒区域が308か所あります(急傾斜地の崩壊・土石流・地すべり)。
このほか国のデータには、急傾斜地崩壊危険区域21か所、地すべり防止区域2か所が載っています。
災害危険区域・大規模盛土造成地は、国のデータには含まれていません。指定の有無は市町村の窓口でご確認ください。
国のデータは、県内のすべての区域を網羅しているわけではなく、区域の位置も概略です。土地が区域に入るかは、長野県(建設事務所)や松川町の資料で確かめてください。
液状化
液状化の傾向は、国のハザードマップで確認できます。
※ 洪水の面積と割合は、国のデータに載っている川の区域を市町村の境界で集計した概算です(載っていない川の区域は含みません)。区域の数は国のデータ(国土数値情報)を市町村の境界で集計したもの。区域は重なることがあります。
出典
松川町の標高と気候(冬の気温・積雪・凍結深度)
松川町には気温の観測所がないため、飯田市にある飯田観測所(標高516.4m、役場から直線で約11.4km)の数字を使っています。役場は観測所より23m高い場所にあります。夏が長く暑く、雨の多い土地です。冬の朝は、年に85日ほど氷点下になります。
数字で見る松川町の気候(2016〜2025年)
松川町の中に気温の観測所がないため、飯田市にある観測所「飯田」の数字を載せています。
-
猛暑日(35℃以上)
12.3日
年平均。多い年は23日(2025年)
猛暑日(35℃以上)の日数(日) 年ごとの値 10年平均 12.3日
年ごとの値を表で見る
2016年 4日 2017年 0日 2018年 22日 2019年 11日 2020年 11日 2021年 5日 2022年 9日 2023年 16日 2024年 22日 2025年 23日 -
年降水量
1,800mm
飯田観測所(飯田市)の値。10年平均。多い年は2,190mm(2021年)
年降水量(mm) 年ごとの値 10年平均 1,800mm
年ごとの値を表で見る
2016年 1,835mm 2017年 1,589mm 2018年 1,994mm 2019年 1,474mm 2020年 2,149mm 2021年 2,190mm 2022年 1,478mm 2023年 1,846mm 2024年 2,088mm 2025年 1,360mm -
年の最低気温
-8.4℃
10年平均。いちばん低かった年は-11.4℃(2016年)
年の最低気温(℃) 年ごとの値 10年平均 -8.4℃
年ごとの値を表で見る
2016年 -11.4℃ 2017年 -8.5℃ 2018年 -9.3℃ 2019年 -7.4℃ 2020年 -7.0℃ 2021年 -7.4℃ 2022年 -8.8℃ 2023年 -9.0℃ 2024年 -6.7℃ 2025年 -8.1℃
観測所: 飯田(気象台など、標高516.4m、飯田市高羽町)。松川町役場(標高約539m)から直線で約11.4km。 出典: 気象庁ホームページ「過去の気象データ検索」の年ごとの値をもとに、「信州 家と庭」が集計して作成。
松川町で家を建てる・直すときに検討したいこと
-
真夏日は年に64日。暑さへの備えを、冬の備えと同じ重さで考える
飯田観測所では、真夏日が年平均63.7日(少ない年で40日、多い年で83日)、猛暑日が年平均12.3日あります。2023〜2025年は、3年続けて真夏日が80日を超えました。10年間の最高気温は37.7℃(2018年)です。
だから、南・西の窓の日よけ(深い軒、ひさし、外付けの日射遮蔽)、屋根・天井の断熱、エアコンの台数と容量を、断熱や暖房と同じ重さで検討する価値があります。既存の家では、西日の当たる窓に外付けの日よけを足すことも検討に値します。
-
年に1,800mmの雨。軒と雨どい、敷地の排水を確かめる
飯田観測所の年降水量は平均1,800mmです(役場から約6.3kmの飯島観測所では、平均2,019mm)。10年のうち3年(2020年・2021年・2024年)は2,000mmを超え、3年(2019年・2022年・2025年)は1,500mmに届きませんでした。
だから、雨の多い年に合わせて、軒の出、雨どいの太さと落とし先、敷地の排水を検討する価値があります。土地を選ぶ段階なら、土砂災害と浸水のハザードマップも合わせて確認しておくと安心です。外壁の継ぎ目(シーリング)と塗装は、点検の間隔を短めに見ておくことをおすすめします。
雨の量は年によって違います。軒や雨どいは、雨の多い年に合わせて考えておきたい点です。
-
日照時間は毎年2,000時間を超える。太陽光発電を検討する
年間日照時間は平均2,169時間で、いちばん少ない年(2021年)でも2,069時間ありました。いちばん多い年は2,367時間(2023年)です。
だから、太陽光発電は検討する価値があります。夏は冷房で電気を使う時間帯と発電の時間帯が重なるので、その点も試算に入れてもらうとよいでしょう。松川町の雪の観測値はないため、冬の発電量は、近くで設置した実績のある業者に確認することをおすすめします。
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冬の朝は氷点下。水道管は宅地内で50cm以上の深さに
冬日は年平均85.3日、年の最低気温は10年平均で-8.4℃、いちばん低かった年は-11.4℃(2016年)です。日中も氷点下のままの真冬日は、年平均0.9日です。松川町は、宅地内の水道管の埋設深さを50cm以上と定めています(「松川町水道条例施行規程」第10条、2026年10月8日確認)。
だから、屋外の配管の保温と凍結防止、給湯器の置き場所を確認しておくと安心です。断熱も、県内では穏やかな数字だからと基準(等級4)のままにせず、上の等級と見積もりを比べることをおすすめします。断熱と窓の性能は、夏の冷房にも効きます。建物の基礎の深さは、設計者に確認してください。
役場から約6.3kmの飯島観測所(飯島町、標高728m)は役場より約189m高く、冬日が年平均102.4日あります。町内でも標高の高い敷地では、冷え込みが強くなることがあります。
-
垂直積雪量は役場の標高で55cm。カーポートは基準の値で選ぶ
飯田観測所は役場から10km以上離れているため、積雪の観測値は載せていません。建築の基準になる垂直積雪量は、長野県の算式に敷地の標高を入れて求めます。役場の標高での値は55cmです(県の算出シート、2026年10月8日確認)。垂直積雪量は観測された積雪ではなく、設計用の値です。
だから、カーポートや物置は、この値に見合う積雪強度かどうかを確認しておくと安心です。敷地の標高が役場と50mを超えて違うときは、算式で求め直すことになるので、工務店や外構業者に敷地の値を出してもらうことをおすすめします。
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松川町の建築の基準(垂直積雪量・凍結深度)
- 垂直積雪量
- 55cm
-
松川町役場の地点の値
建築基準法にもとづく設計用の積雪の深さです。観測された最深積雪とは別の値です。
決め方: 算式/定めているところ: 長野県(建築基準法施行細則第9条第2項・別表第1)
多雪区域: 役場地点は多雪区域ではない(100cm未満)。標高が上がって算式の値が1m以上になる敷地は多雪区域
- 凍結深度(建築)
- 県の定めなし
-
長野県は建築基準法上の凍結深度を定めておらず、設計者の判断になります。松川町独自の値は、公開されている資料では確認できていません。基礎の深さは設計者にご確認ください。
- 省エネ地域区分
- 4地域
-
断熱性能の基準になる区分です。数字が小さいほど寒冷で、求められる断熱性能が高くなります。
※ 垂直積雪量・凍結深度は、敷地の場所と標高で変わります。計画の前に、市町村・建設事務所・水道事業者に必ずご確認ください。 (公式の資料を2026年10月8日に確認) 垂直積雪量の求め方: 長野県「構造計算における各基準値について」 垂直積雪量の算出シート: 長野県「垂直積雪量算出シート」 水道管の埋設深さ: 松川町「松川町水道条例施行規程」第10条
この10年の変化で言えること
年ごとの値 10年平均 13.7℃
年ごとの値を表で見る
| 2016年 | 13.8℃ |
|---|---|
| 2017年 | 12.7℃ |
| 2018年 | 13.8℃ |
| 2019年 | 13.6℃ |
| 2020年 | 13.7℃ |
| 2021年 | 13.5℃ |
| 2022年 | 13.4℃ |
| 2023年 | 14.1℃ |
| 2024年 | 14.6℃ |
| 2025年 | 14.1℃ |
年ごとの値 10年平均 63.7日
年ごとの値を表で見る
| 2016年 | 63日 |
|---|---|
| 2017年 | 59日 |
| 2018年 | 61日 |
| 2019年 | 54日 |
| 2020年 | 51日 |
| 2021年 | 40日 |
| 2022年 | 63日 |
| 2023年 | 81日 |
| 2024年 | 82日 |
| 2025年 | 83日 |
- 真夏日は2023〜2025年に3年続けて80日以上。 81日・82日・83日で、それ以前の7年はすべて63日以下でした。後半の5年(平均69.8日)は前半(57.6日)より多いものの、10年間だけでは長い目での傾向とまでは言い切れません。
- 冬日は、後半の5年のほうが少ない。 前半(2016〜2020年)の平均88.8日に対して、後半(2021〜2025年)は81.8日でした。ただし2025年は88日あり、減っているとは言い切れません。
- 雨は、多い年と少ない年が3年ずつ。 2,000mmを超えた年が3回、1,500mmに届かなかった年が3回で、増減の傾向は読み取れません。
- 日照時間は、10年間すべての年で2,000時間を超えた。 最も多かったのは2023年(2,367時間)です。
冬日は後半の5年のほうが少ないものの、減っているとは言い切れません。
10年分の数字をすべて見る 気温・降水量・日照の12項目
| 項目 | 2016〜2025年の平均 | 少ない年〜多い年 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 年平均気温 | 13.7℃ | 12.7(2017年)〜14.6(2024年) | |
| 年の最高気温 | 10年平均 36.7℃/いちばん高かった年 37.7℃(2018年) | 34.9(2017年)〜37.7(2018年) | |
| 年の最低気温 | 10年平均 -8.4℃/いちばん低かった年 -11.4℃(2016年) | -11.4(2016年)〜-6.7(2024年) | |
| 冬日(最低気温が0℃未満の日) | 85.3日 | 71(2021年)〜110(2017年) | |
| 真冬日(最高気温が0℃未満の日) | 0.9日 | 0(2019年)〜4(2018年) | |
| 夏日(最高気温が25℃以上の日) | 132.5日 | 124(2017年)〜139(2025年) | |
| 真夏日(最高気温が30℃以上の日) | 63.7日 | 40(2021年)〜83(2025年) | |
| 猛暑日(最高気温が35℃以上の日) | 12.3日 | 0(2017年)〜23(2025年) | |
| 最低気温が25℃以上の日(熱帯夜の目安) | 0.4日 | 0(2016年)〜4(2018年) | |
| 年降水量 | 1800mm | 1360(2025年)〜2190(2021年) | |
| 年間日照時間 | 2169時間 | 2069(2021年)〜2367(2023年) | |
| 年平均湿度 | 72% | 70(2023年)〜73(2024年) |
※ 役場のあたりに当てはまる雪の観測所がないため、雪の観測値は載せていません。雪への備えは、下の垂直積雪量(建築の基準)をご覧ください。
出典: 気象庁ホームページ「過去の気象データ検索」の年ごとの値をもとに、「信州 家と庭」が集計して作成。 (観測所「飯田」の年ごとの値) データの更新日: 2026年10月8日
松川町の住まいの状況(持ち家・空き家・新築)
持ち家の世帯の割合
86.7%
2020年国勢調査
居住専用住宅の新築
40棟
2024年の着工
住宅に住む世帯のうち、持ち家の世帯は86.7%です(2020年国勢調査)。
2024年に着工した居住専用住宅は40棟で、1棟あたりの床面積の平均は105㎡です(建築着工統計)。
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データについて
- 空き家率と建てられた時期は、住宅・土地統計調査の市町村別の集計が市と人口1万5千人以上の町村だけのため、載せていません。
- 数字は、国や県が公表しているデータを、信州 家と庭が市町村ごとに集計・加工したものです。データの時点と取得日は項目ごとに書いています。
- 災害の区域や基準は、土地の場所によって変わります。計画の前に、市町村・県の建設事務所・水道事業者などで必ず確かめてください。
- このサービスは、政府統計総合窓口(e-Stat)のAPI機能を使用していますが、サービスの内容は国によって保証されたものではありません。
データの取得日(最新): 2026年10月15日